幼少の頃、たくさんのアニメを見て育ちました。特撮ヒーローや国民的アニメ等様々なアニメを見ましたが、中でも印象的なのは「ドラえもん」です。今も世代を問わず愛されている、青いボディの猫型ロボットは私の中で永遠のアイドルです。打てば響く小槌の如く、問題児、のび太のリクエストに応えては出される秘密道具のオンパレード。時折、視聴者の涙腺を刺激する感動的な物語。映画版で垣間見れる剛田武ことジャイアンの友情観等、時代が移ろいでも色褪せない万人を惹きつける多彩な魅力を大人になった今でも感じています。
さきに挙げた魅力の中で、私はやはり四次元ポケットから無尽蔵に繰り出される秘密道具にに惹かれます。距離の概念を打ち砕くとおりぬけフープ。質量の概念を無視するスモールライト。時間の概念を忘却の彼方に追いやるタイムマシーン等夢物語の中でしか実現しない道具が次から次へと出てきます。胸を躍らせ、自分が大人になる頃に(2112年を迎える前に)はきっとこんな道具が世間を蔓延る時代になると思っていました。しかし、現実は夢物語に追いつかず、ドラえもんそのものや秘密道具の発明は物語と同じくまだまだ先の未来の話になりそうです。ところが、近年藤子・F・不二雄の空想のなかではなく、現実世界において「こんなに便利なのか」「人類の英知を感じて止まない発明だ」と思われる道具を目の当たりにしました。それはSkypeです。簡単に言えばテレビ電話のことなのですが、とにかくすごい。通話料無料に高画質で音質もそこまで悪くなく、「こんな便利なものがあっていいものか!」と咆驚仰天でした。業務的な話をすると局・所に跨る会議等の際にはコーラスラインではなく、Skypeを活用すればいいのになぁと、日々思っています(事務改善?)。
妻の実家にSkypeを設置し、「これでいつでも孫と顔を合わせることが出来るね」とプチ親孝行をしました。離れた距離でも意思をメッセージで伝えるポケベルでもなければ、言葉で伝えるだけの携帯電話でもなく、声だけでなく、表情や雰囲気すら伝える事が出来るテレビ電話は、会えない距離を人類の英知で埋め、絆を深める至高の道具だと思います。コスト面についても(ネット環境の整備を条件だが)、無料で話し放題というのはかなり驚きでした。
今年はドラえもん生誕100年前という節目の年です。今後ドラえもんの秘密道具が如何様にして開発されるのかは不明ですが、便利なものが次から次かへと出てくる、この世の中につくづく驚いています。この先、自分の想像の範疇を超えた様々な道具やアイディアが出てくると思います。しかし、そのイノベーションを生み出すのは、若い世代であると思っています。モノづくりでも、社会でも、そして労働組合でも、若い力なくして未来は語れません。今春、若者の意見を当局にぶつけるべく「青年の要求」について現在動いている所ですが、今後将来の全財務を担う若者の意見を的確に集約し、議論の火種となるネタ造りに尽力しているとこです。若者もいろいろ意見を持ってます!昨今の採用減や異動時の弊害等多岐に渡り問題を抱えています。そんな全国の若者の声を尊重し、労働環境の改善に向けて頑張りたいと思います。今年はやりますよー。【大将】