北陸地方では、気圧の谷や寒気の南下の影響から、明日以降、雪が降り続く見込みとなっており、福井県内でも大雪注意報が発令されている。今年は雪が少なく、雪かきに大変な思いをすることもないかもしれないと淡い期待を抱いていたが、世の中そんなに甘くないようだ。早く雪の心配のない季節になってほしい・・・ある統計によると福井県は住みやすい都道府県No.1だそうであるが、冬に限って言えばとてもNo.1とは思えないと断言できる。
さて、第180通常国会が本日、召集された。国家公務員制度改革関連4法案の行方が気になるころであるが、メディアの論調は消費税の増税の前に議員定数の削減や国家公務員給与の削減を実行すべきとするものが多く、年金制度をはじめとする社会保障制度の将来像について、どうあるべきかといった主張はあまりみられない気がする。
社会保障と税の一体改革の論議でも、消費税の増税の是非や公務員の給与を削減し身を切るべきといった話ばかりが目立ち、年金・医療・介護の各制度をどう改革し社会保障の形をどうしていくべきなのか、その国民的議論の醸成が十分ではないのではないかと思うところである。
当たり前のことであるが、税を入れなければ国民が受けるサービスは当然小さくなる。税金は払いたくない、高福祉のサービスは受けたいという夢のような話はないのである。今こそ、自分や自分の子供が将来受けるべきサービスについて一人一人が考える時であると思う。
政局が混沌とし、何が起こるかわからない情勢となっているが、全財務としてはブレることなく組合員の立場に立った主張を続けていきたい。
≪北陸ナマズ≫