厳しい行政改革が行われ、定員削減政策が進められているなか、非常勤職員は、私たちの職場にとって欠かせない存在です。
現在、私が働いている職場でも、毎日の事務を確実に処理していくためには、非常勤職員の方は絶対的に必要な存在です。
私と同じ係の非常勤職員の方々は、毎日大量の日常業務を高い質でこなしながら、各々でやっかいな事案も抱えつつ、相手方からの照会やクレームがあった際も、責任感をもって対応してくれております。
決議書についても、綿密な調査のもと細部にわたって精査し尽くされており、本当に助かっています。
まさにプロの仕事です。
そのような状況において、非常勤職員の勤務条件の改善が必要と思うことがあります。
特に休暇についてです。
育児中の方であれば、特に子供がまだ小さかったりすると、しょっちゅう熱を出したり、どこか具合が悪くて病院に連れて行かなければならなかったりして、急に仕事を休まなければならないことがあります。保育園の行事などで休まなければならないこともあります。
また、親の介護や病院の付き添いなどで休まなければならない方もいると思います。
そのほか、夏休みや年末年始での帰省、運転免許の更新など所要のほか、自分自身の休養も必要です。
仕事を休まなければならないとき、有給休暇がなければ、無休休暇で休まざるを得ません。
実際に無休休暇で休まざるを得ない場面を目の当たりにすると、毎日これほどまでに一生懸命に仕事をこなしているにもかかわらず、有給休暇の日数が少ないがために無休休暇になってしまうのは、ちょっと理不尽な感があるというか、なんとかもう少し良くならないものかと思います。
日中は目一杯仕事して、帰宅すれば家事や育児で忙しいのは、職員も非常勤職員も一緒です。
同じ職場で働く仲間として、非常勤職員の有給休暇の日数増加が強く望まれます。
そのほか、能力・実績に応じた昇給や、雇用期間の延長などの処遇が改善されれば、人によってはモチベーションアップにつながるのではないかと思います。
経験年数を重ねてキャリアを積むことによって、処理能力が向上し、その分単純に負担が増えたりする場合もあると思いますが、それらの処遇が改善されれば、仕事をにこなすこと自体がモチベーションとなり、ひいては公務能率の向上にもつながるのではないかと思います。
職場を支えてくださる非常勤職員の方々に感謝するとともに、非常勤職員の処遇改善を求めます。
関東・加藤