かつての傑作ライトウェイトスポーツCR-Xや初代インサイトの面影を残した、ホンダのハイブリッドスポーツCR-Z。
2代目ZE2インサイトをベースとしつつ、スポーツカーらしい低短ワイドなボディーに、1.5リッターi-VTECエンジンと軽量コンパクトなハイブリッドシステムIMAを組み合わせたパワーユニットを搭載。
ミッションはCVTの他に、ハイブリッド車では世界初となる6MTが設定され、環境性能だけでなく、走る楽しさにもこだわったホンダらしいユニークなクーペです。
私がクルマに興味を持ちホンダ沼に嵌ったきっかけであり、初めてカーモデルを製作したクルマであり、現在の愛車です。
今年で発売10周年という節目を迎え、新型も発売されるらしいので、私のカーモデル製作の原点となったこのクルマを今一度製作してみようじゃないか、という訳です。
無限以来5年ぶりの製作となるCR-Zのキット。今ならもっと良いものが作れるはず・・・!
過去の自分を越える挑戦が、今始まります。
本当は愛車仕様で製作したい所ですが、モデューロのリアディフューザーやフューエルリッド、レカロSR-7、無限MFZ(まだ装着できていませんが)など再現できないので、ノーマル仕様で製作します。あと愛車を再現する場合、無限仕様のキットも買わないといけませんので、出費が倍に・・・(笑)
キットは愛車と同じ初期型モデルの上級グレードαです。実車だとベースグレードのβはあまり見かけませんね。
無限含めてこれまで何度も製作してきましたが、フジミキットの中でも完成度の高い部類に含まれるキットです。しかし、少し気になる点があります。フジミキットならでは?
フロントバンパーの牽引フックカバー。キットでは左右に丸いモールドがありますが、
この通り実車では右側にはありません。
ここは瞬着を盛って埋めました。
続いて、リアバンパーとリアディフューザーの境目付近。
実車では画像のような膨らみ(?)がありますが、
キットではありませんね。ここの修正は難しいので、下手に弄らずそのままにしました。
ウインドウパーツは、はめ込みがかなりキツイです。私は過去に製作した際にウインドウパーツを破損させた経験があります。
クォーターウィンドウ周辺をあらかじめ削って調整しておきましょう。
あとはいつものようにモールドを全て深く掘り直し、表面処理していきました。
しっかり洗浄してから塗装に移ります。
今回は愛車と同じプレミアムホワイト・パール風にします。
まず下地としてガイアサフEVO白を塗装。
サイドシルとリアバンパーは塗装前にがっちり接着しました。
フロントバンパーはグリルパーツを組み込む関係で、仮止めして塗装しています。別々に塗装すると、ボディーとバンパーの色が合わなくなる恐れがあるので。
続いてタミヤ瓶ラッカーのパールホワイトを塗装します。
実車補修用のタッチペンやスプレーを持ってますが、パールの粒子が大きくて違和感が出そうだと思ったので、無難に模型用塗料を使用しました。
乾燥後にデカールを貼り、EXクリアーを塗装しました。
パール粒子がクリアーに溶け出してしまわないよう、始め砂吹き気味にして保護層を作ってから、たっぷり目にクリアーを3回ほど吹き重ねました。
若干柚肌っぽいですが、この後の研ぎ出しでしっかり平滑にするので問題ありません。
ボディーはこのまましっかり乾燥させます。
愛車のキットを製作するというのは、何とも不思議な気分ですね。
次回はシャーシを製作していきます。