私のことを書きますが、
私は55歳まで課長レベルの仕事をしてました。
中小企業なので給与は35万円程度でしたが、社宅なのでそれも計算した後で手取りがそのくらいでした。
51歳を超えた頃から単身赴任の期間が8年間ありました。
なので二人の子供たちが高校生から大学生の頃は私は単身赴任で家にはいませんでした。
子供たちは家から通える大学に通ってましたので教育関係費はかなり安く抑えられたと思います。
また 高校は二人とも特待生として学費免除でした。
ただ、塾に通わせたのでそれが二人で年間で70万円かかりました。
今考えるとなんだかそれでいいのかなぁ、、です。
まぁ、それはいいとして。
55歳からは役職定年で一般職になりました。
つまりいわゆる平社員としての勤務になりました。
私はそれまでの仕事が自分に向いていないとづ~っと思っていたので、だったら、と出向で別会社に行きました。
別会社と言ってもグループ関係会社です。
その時に課長職の役職給与から一般社員の給与になりました。
ただ出向先は仕事がキツイという噂でした。
残業がかなりありました。
だからなのかはわかりませんが、1ヶ月の給与は課長職時とほぼ変わりませんでした。
むしろ増えて、1ヶ月の給与が34万円から40万円くらいになりました。
残業代がバカにならないことを知りました。
出向先、そこはスマホ関係の仕事でした。
そこは私にとってはブラック企業でした。
かなりハードな接客職でトラブルばかりでした。
精神的に弱い私には朝から晩まで心臓が波打っていて最終的に精神科で薬を処方してもらいながら仕事についていました。
それでも身体が動かせないくらいの状態に陥り2ヶ月間休みました。
2度ほど復職しては休み、休んでは復職を繰り返して、もうダメかもと思った頃に、以前の課長職をしていた職場から
「手伝ってくれないか」
と電話が入りました。
私は、慣れた職ならまだマシ、と思い、また古巣の職場の仕事に着きました。
元の職場も結局は接客業です。
なので、人と人との会話を余儀なくしなくてはなりません。
そのころはどこの会社も残業を減らせ、という時代でした。
なので所得は減ると思いましたが遠方への単身赴任手当が高くついたのでやはりあまり変わりませんでした。
ただ、少し減って32万円くらいになりました。
でもまだラッキーな方だと思います。
私は子供の頃から話し方が変だとか、人間付き合いが下手すぎるとか言われ続けてて、イジメの標的にしょっちゅうなってました。
そのくらい会話が苦手でした。
そのうえ、そもそも基本的に人の言ってることが解らないことが多く、周囲からは「気が狂ってる」と言われたこともありました。
更に凄く独り言が多いので、みんなから奇妙な人と思われてました。
そんなこともあり、時々は筆談に近い事もやってました。
それが、30数年間も営業関係の会話をしてると、日々訓練してた様な感じになり
一般的な対話は自然な感じでできるようになってきてました。
でも、結構頭を使いますよね、会話は。
きついなぁ、って感じますよね。
皆こんなにキツイキツイと感じながら人と会話してるのかと思うと、やっぱり一人がいいなと思いますよね。
そう思いながら、半分は接客、半分は肉体労働をしながら今の仕事をこなしています。
そんなこんなで、昨年やっと定年退職を迎えました。
疲れ切っていたので定年後のことは何も考えていませんでした。
で、最近のニュースでも言われてる人不足の流れもあり、退職後も「継続して同じ仕事でもよければ続けるか?」と会社から誘われ、仕事を続ける事にしました。
本当はしたくありませんでしたが、以前の経験もあり他に行ってもブラックな仕事か、でなければ新しい仕事を最初から覚え直しです。
でもそれはやはりキツイし、嫌だなと思い、今の仕事を続ける事にしました。
ただ会社の規則で契約社員制度にも年齢制限がありパート契約でしか継続できないと言われました。
パートでも一応健康保険には入れるということだったので、病院通いの多い私にはまだマシかな、と思います。
マシとは言っても、それからは1ヶ月の給与が12万円になりました。
継続して仕事をする場合に、定年前の給与の60%以下に所得が下がる場合、雇用継続基本給付金がもらえます。
ほぼ上限が2万5千円くらいです。
計算すると120000円と25000円は合計で145000円ですね。
給付金があっても今までの所得の50%以下です。
それと退職金ですが、定年退職後に通帳に振り込まれたのは企業年金も合わせて約500万円くらいでした。
普通は数全万円と巷では言われますよね。
現実は随分と厳しい環境があります。
私は現在は賃貸です。
家など購入するお金はありません。
年金生活まではあと4年あります。
それまでなんとか持ちこたえたとしても、私の年金は一ト月で15万円くらいだそうです。
それから保険料やら別に取り込まれる経費を差し引かれて、おそらく12万円残ればラッキーですね。
今の家賃は8万円です。
一応、小さな3LDKに住んでます。
先日まで娘が一緒に住んでいましたが独立して一人で暮らし始めました。
これからの生活をどうするか?
考えるべきですね。
すでに遅いですが、それでも計画を立てないと破綻しそうな気がします。
息子や娘の世話になる、という日もくるのだろうな、とも感じますが、もし息子や娘も結婚したらそれは別の家庭です。
結婚しないとなると今騒がれてる社会的な高齢の独身者の問題もあります。
それも気になります。
定年した後、離婚する夫婦が割と多いと聞きましたが何となく解るような気がします。
夫婦と言えども元は他人です。
それぞれの道を生きてます。
考えたら別の人格を持った一人一人の他人が同じ価値観で暮らすのは難しい。
「子は鎹(かすがい)」とはよく言ったものですよね。
子供を育てるという価値観だけは共通のものとして同じ方向から見えました。
子供は可愛い、子供を守る、育てるということはオスでもメスでもだいたい同じです。
でも、それ以外はほとんど逆に近い方向を見てます。
そして、子供が巣立ったら今度は、その逆の価値観を持ちながら同じことをしながら暮らす。
それって、本来どうだったかを考えると、どちらかが無理をしないといけない。
どちらかがしたくないことをしないといけない。
そういう生活です。
どちらも同じ考えの夫婦もいるかもしれないですが、だいたいに於いては考えは違うのではないかな?
それでも、別れないのはやはりお金の問題なのでしょう。
金の切れ目は縁の切れ目。
これもよくぞ言いました。
確かにそうでしょうね。
田舎の家。
それは田舎でも効果はあるんだろうなぁ、とも思います。
私はお金は嫌いです。
人が変わるから。
人間て、お金が大好き。
お金依存症ですよね、みんな。
人はほぼ全員がお金依存症ですよ。
お金がないと生きていけない。
お金に目が眩んでる。
元を正せば、いろんな多くの問題の原因はほぼお金。
お金で人は人を殺める。
思います。
この世からお金がなくなればいいのに。
じゃあ、自分もお金がなかったらどうなんだ、ってことです。
全くないというのもどうかと思います。
でも、今の生活でそこまでいらないほどのお金を得ようとしてるんじゃないかな。
錯覚。
世の中のショップで高い買い物をしてる気がします。
高いっていうのは、本当はいらないものまでお金で買ってる気がします。
そういう世の中になってるって気がします。
スマホ、無いと本当に死にますか?
テレビ、無いと本当に死にますか?
車、無いと本当に死にますか?
だから、贅沢品が世の中の多くを占めてて、どうしても必要なものはそんなに無いような気がします。
衣食住に関連したもの、それくらいでいいんじゃないのだろうか。
それを我慢できないの人っていうのは、私の目から見た女性たちの世界。(女性蔑視ではありません)
なんだか、見栄と欲望で生きてそうな気がします。
まぁ、これも偏見かもしれません。
もともと私は汚い生き物です。
汚いというのは不潔な方の汚いということです。
ずるいという意味ではありません。
ずるいことをしたくてもできません。
実証済みです。
やって見て、できませんでした。
悪いことは随分と頭のいいズル賢い頭脳の持ち主でないとできないってことがわかりました。
私はかなりのおバカです。
無理ですよ(笑)
私は不要なものが嫌いです。
できれば、絶対なくては生きられないモノ以外は要らない。
それは邪魔です。
世の中には邪魔なものが多すぎて、私には理解できない環境になってます。
それは或いは年齢のせいかもしれませんがね。
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