花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

Enkaで覚える英語表現 『丹後なみだ駅/椎名佐千子』

2022-03-27 | Japanese Enka song
         ~演歌の素敵な歌詞を見ると英語に訳してみたくなるのです~
 『丹後なみだ駅』の歌詞1番を英語にしました。 
動画は『enka song丹後なみだ駅』で検索お願いします
※日本語と英語の語順&フレーズの長さを一致させたので、英語でも歌える?
       
     『丹後なみだ駅』 1番の歌詞
ねえ 連れてって ねえ 行かないで Say, take me with you,
                  Say, stay here with me
わたしだけ置いたままで どこへ行く   Leaving me alone here
                                                            Where are you going?
雪が舞い散る 雪が舞い散る 冬の空 Snowflakes fluttering
                                    Snowflakes fluttering from the winter sky
すがりつく指の先まで凍えて白い Clinging fingers are frozen white
                                                    up to the tips
丹後半島 なみだ駅    The Tango Peninsula   The station with tears

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋ショートショート-6

2022-03-25 | 翻訳
『待つわ』-⑥ 
 
 月影の下、ジーンとデイックは強烈な香りを放つライラック茂みの中に佇んでいた。
  ⑥デイックが彼女の体に腕を回した。ジーンは自分の腕が、殆ど腕自身の意思で、するりと彼の首に巻き付いていくのを感じ取っていた。少しの間、このようにして二人は佇んでいたが、やがてデイックが彼女にキスをした。彼女は目を閉じたままで、一瞬、高鳴っている心臓の鼓動を彼に気づかれたくないと思った。しかし次の瞬間、彼女の頬に、彼の心臓がドキドキと波打ってくるのが感じられた。(続く)
 原文:⑥Dick putt his arms around her and she felt her arms slide around his neck, almost with a will of their own. For an instant they stood so, and then dick kissed her. Her eyes closed and for a brief moment she hoped she would not notice how hard her heart was beating. But then, against her cheek, she could feel his heart pounding, pounding...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋ショートショート-7

2022-03-24 | 翻訳
『待つわ』-➆  H.L. Welch  1952年のShort short contest で1等を取った作品

デイックがジーンの体に腕を回すと、ジーンは自分の腕が自(おの)ずと彼の首にまとわりついていくのを感じていた。
➆ ジーンはこの瞬間の記憶を自分の手にも刻んでおきたくて、彼の顔にそっと指を走らせた。彼のすべすべした顔からシェービングクリームの微かな香りがしてきたので、彼女は彼に奇妙に切ない愛(いと)おしさを感じた。彼の顔がまた垂れかかってくると、それを待ち受けて彼女のくちびるが震えた。(続く)
原文:➆She  ran  her fingers over his face lightly  so that her hands too would have their memory of this moment.  A faint odor of shaving cream  came from his smooth cheeks and she felt a curious tender pity for him. His head bent again  and her lips trembled in their waiting.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋ショートショート-8

2022-03-22 | 翻訳
『待つわ』-⑧

月影の中、裏庭のライラックの茂みで、ジーンは彼とキスをした。デイックの顔が迫ってくると、ジーンは震える唇でそれを待った。
⑧それから二人はライラック茂みを出て、ゆっくりと歩きながら勝手口へ戻ってきた。ジーンは思った、「これは、きっとお酒を飲んだときに感じる気持ちに違いないわ。頭がぼ~っとして、馬鹿になったみたい。まるで、この世のあらゆるものが無くなったみたいで、この今の瞬間だけしか残っていないわ」
                               (続く)
原文:⑧They turned then from the lilac bush and walked slowly back to the side door. "This is how it must feel to be drunk,"  Jean thought, "light-headed
and foolish, as though there was nothing in the world  at all, but just this moment." 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋ショートショート-9

2022-03-21 | 英文翻訳
『待つわ』-⑨
 月夜の晩リラの木陰で始めてキスを交わした二人は、裏の勝手口まで戻ってきた。
⑨戸口に立つと、暗がりの中で彼の白い歯がちらりと見えたので、いま彼の青い目がどんな眼差しなのか彼女は知っていた。彼に見つめられた時に、しばしば見てきた柔らかな優しさを秘めた、あの眼差しに違いないと。
 彼は「朝一番に電話するよ」と言って、そっと彼女の顔を引き寄せ、額に軽くキスをした。(続く)

原文⑨As they stood at the door she saw the flash of his teeth in the darkness and she knew how his blue eyes must look, with that kind of gentle softness in them she had seen sometimes when he looked at her.
 "I'll call you first thing in the morning," he said, quietly,  tipping her face upward and kissing her lightly on her forehead.

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする