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#102 -’22. ワルシャワ条約機構(WTO)と北大西洋条約機構(NATO)で思う事。(序)

2022年05月02日 11時44分30秒 | その他

今回のスレッドはワルシャワ条約機構と北大西洋条約機構のロシアとの関りのさわりです。

ソビエト連邦が崩壊して一党独裁の共産主義から自由経済に変遷して行くときの話に遡ります。

理論的にマルクスレーニン主義が存在出来ても、実社会では共産主義は国民を弾圧する専制国家に変化してしまう。自由民主主義社会では共産主義すらその体制内に包含して成立できる。然るに共産主義体制では自由主義は存在しえず専制国家にならざるおう得ない。

ソ連からロシアに変わる時(共産主義体制から自由主義体制に変わる時)、NATOを含み自由主義体制社会はそのロシアを側面支援したのです。

その側面支援の一つがNATO問題でした。ソビエト連邦は東側社会の指導国としてワルシャワ条約機構を堅持していた。共産主義を捨てるのであればWTOを維持する事はできない。そのとき、条約でも文面でもなく暗黙の了解事項として旧ソ連にNATO参加国を増やさない。即ち、WTOをNATOに取り込まないとの側面支援を行ったのである。

NATOもEUも加盟するには厳しい規定が存在する。しかし、EUもNATOも加盟したい国が後を絶たない。ロシア側に立つ人は、NATO加盟国がロシアにドンドン接近してくると。ロシアの兄弟国であったと思っていたウクライナ迄NATOに入りたいと思っている。ソ連崩壊時に約束(文面での条約などありません。)などなし崩しにしていると非難し、ロシアの侵攻を正当化する人達が存在し今回の侵攻の正当性の論拠の一つとしている。苟も主権を持った国家が自由意思でNATOに入るか否かを決める時に他国の干渉を受ける謂れはない。ロシアの行為は内政干渉そのものである。

今回のロシア侵攻がNATO加盟国を増やす行為になると以前にも述べた。 三つ目の危惧する結論をご覧下さい。中立的な意思からNATO参加しなかった国もこれからは集団安全保障体制に参加する事が多くなってしまうのが現実になってきた。

ウクライナがNATOに入る事と以って、他国を武力で侵略する事の正当な事由とすることはできないのである。

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