ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

カウボーイ&エイリアン

2011-10-16 22:28:46 | か行

日比谷駅でこのポスターを
ガン見してるオジさんがいたなア。

やっぱダニエル・クレイグファンかなア。


「カウボーイ&エイリアン」61点★★★


1873年、アリゾナ。

西部劇まんまの荒野で
男(ダニエル・クレイグ)が目を覚ます。  

男は記憶を失っており、
自分が何者かもわからない。

ただ腕っぷしだけは、やたらと強い。


彼は暴君の牧場主(ハリソン・フォード)が支配する
ある街に辿り着く。

そしてその夜。
夜空に突如、未知の敵が現れ、
人々をさらい出すではないか!

すると、男の腕にはめられた腕輪が
いきなり光を放ち出し――?!


ダニエル・クレイグ×ハリソン・フォードという
超・魅力的なキャスティングで

しかも
西部劇の世界にエイリアン?という
意表をつく設定といい、

この
マジなんだかウケ狙いなんだか
わかんないポスターといい(笑)

予告編といい

かなり期待高まってたんですが、

うーーん、
ここまでタイトルどおりだとは
思わなかった(苦笑)


突如現れる宇宙船に
かなり原始的な手段で「さらわれる」人々。

それを救うべく立ち上がる
カウボーイ……って以外に

特筆すべきことがない!(笑)

もうちょっと話、こみ入ってるかと
思ったんだけどなア。


VFXは最新鋭でも
中身はなんだか平日の午後、
テレビでやってる感じなんだよなア(笑)。

クリーチャーの造型もかなり「エイリアン」に近いし
豪速球のストレート勝負。


大まじめにやったB級映画か、
B級映画に大スターが出てるのか、
判断が難しいですねえ。

なにより
せっかくのアンビリーバボーな設定、
そしてマジな役者が出てるからこそ、

ここはもっと“笑い”が欲しかった!
残念でした。

ダニエル・クレイグは
ちょっとウケるところもあるんですけど
なんだろう?
ハリソン・フォードがいやがったのかなぁ?
わからないですねえ。

ポスタ-、最高なんだけどなア。


★10/22から丸の内ピカデリーほか全国で公開。

「カウボーイ&エイリアン」公式サイト
コメント (2)
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