大空を見上げて

日頃感じていること

ヒーロー(ハドソン川の英雄)

2009-01-21 | Weblog
 先日アメリカの国内線の旅客機エアーバス320型機がニューヨーク近郊のハドソン川に事故の為緊急不時着水した。
ラガーディア空港を離陸して3分後、鳥を吸い込んだため両エンジン停止、この時の機長(サレンバガー57才)は、引き返す事も最寄の空港へ行く事も困難と判断した。
コックピットのやりとりも不気味な沈黙の中マンハッタンの街を避けハドソン川に着水を決意、長年の操縦経験と冷静な判断で見事無事不時着水した。
155名全員無事で一人のけが人も出さず、機長は最後まで残り、機内を2回乗客の安否を確認して避難したそうです。

昨日大統領になったオバマ氏から事故の翌日機長に電話にて「米国民は機長の英雄的な見事な行動を誇りに思う」と感謝の言葉を伝えたとの事です。

数年前、夫婦で旅行でニューヨークのマンハッタンに滞在中、カナダのナイヤガラの滝を見に行く為、ラガーディア空港から同じ機種の飛行機でバッファロー空港まで行った時、飛び立ってすぐ眼下にハドソン川見えた事が思い出されます。
機長の乗客の生命を守った責任感と素晴らしい判断力に感動しました。

その後、機長は故郷サンフランシスコ郊外の自宅で3000名の大歓迎を受け、インタビューに「乗員一同訓練通り当たりまえの事をしただけ」と飾らぬ言葉で冷静に答え、機長夫人は「毎朝、私にお茶をいれてくれる普通の主人」ですと答えていました。
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