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尿一滴でがんがわかる」で話題 線虫がん検査「精度86%」は問題だらけ

2021年12月08日 20時01分08秒 | 社会のことなど
「線虫は温度、湿度など様々な要因の影響を受けるため、尿の匂いだけに反応して動くのか分かりません。実際、検査する線虫の数が50匹の場合、左右に分かれる数の差は10匹以下がほとんど。わずかな差で、陽性・陰性を判定している」



CMで「尿一滴で、精度86%のがん検査」を謳っている、HIROTSUバイオサイエンス(以下、H社)の線虫がん検査を巡って、関係者から検査方法に疑義の声が上がっていることが「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】H社のHPの写真では線虫が左右にはっきり分かれている

 H社は線虫でがんが判定できるとする検査キット「N‐NOSE」を2020年10月に発売。『ガイアの夜明け』(テレ東系)などのテレビ番組で大きく報じられ、この10月からは俳優の東山紀之が出演するテレビCMも放送されている。

 H社の広津崇亮代表によれば、線虫はがん患者の尿の匂いを好み、そちらへ向かう。一方、健常者の尿の匂いは嫌うため、線虫の動く方向で、がんの判定が出来るのだという。その線虫の習性を利用したのが「N‐NOSE」。これを使えば、胃がん、大腸がんなどの五大がんに加え、肝がん、前立腺がんなど、全15種類のがんが判定できるという。

「N‐NOSE」の値段は1回1万2500円。4~6週間で結果が分かる。検査の精度も高く、HPには「がんに対する高い感度86.3%が報告されている」とあり、H社のHPにはがん患者の尿を置いたシャーレでは数十匹の線虫が尿の周りに集まり、健常者の尿を置いたシャーレでは、線虫が反対側に数十匹集まっている写真が掲載されている。

 しかし、「こんなにはっきりと分かれるのを見たことがない」と元社員は断言する。

「線虫は温度、湿度など様々な要因の影響を受けるため、尿の匂いだけに反応して動くのか分かりません。実際、検査する線虫の数が50匹の場合、左右に分かれる数の差は10匹以下がほとんど。わずかな差で、陽性・陰性を判定している」

 広津代表の判断で結果が陽性にも陰性にも変わることもある。別の元社員が言う。

「代表は検査員や研究員の検査を『上手い』『下手』と表現します。正解率が高いデータは『上手い』と採用し、都合の悪いデータは『下手だ』と破棄していた。『上手い』検査員しか再現できないなら実用化するのは危険だと、実用化直前に訴えた社員もいましたが、聞き入れられませんでした」

 20年10月には商品化がスタート。検査のオートメーション化も始まった。しかし――。

危うくがんを見逃しそうになった女性も

「商品化した検査も、謳っている精度を保てていません」(現役社員) 

 オートメーション化しても、手作業で検査している時と同様、線虫が尿にうまく反応しない。それをカメラが自動で映しているだけだからだという。 

 検査キットには次のようなリスクもある。「N‐NOSE」の検査で陰性と判定され、危うくがんを見逃しそうになった女性が語る。 

「昨年秋、線虫がん検査を受けると、がんではないと判定されました。たまたま同時期に受けた健康診断で、乳がんのステージⅠと診断されたため入院して手術を受けましたが、線虫がん検査を信じていたらと思うと恐ろしい」 


 代表の広津氏を直撃した。 

――実際は公表している数値に達していないのでは? 

「私は実用化したものが感度86%だなんて言っていませんよ! 臨床研究のデータではこの結果が出ていると言っているだけです。CMにもそう書いています」 

――商品化されたものは精度86%ではない? 「臨床研究だとこういうことが出てると言っているだけ。それを誇大広告だとしたら、全部誇大広告ですよ」  確かにHPでは“実用化した商品”が86%とは明記していないが、「精度86%のがん検査」を謳えば、普通はどう捉えるだろうか。 

 OMM法律事務所の大塚和成弁護士はこう指摘する。 

「優良誤認、いわゆる誇大広告に当たり得る。CMで小さく〈がん患者を『がん』と判定する確率〉と記載していますが、精度86%の言葉が先行し、視聴者にとって正しい理解ができない」 


 改めてH社に取材を申し込むと広津代表は、実用化された商品も「臨床研究と同等の精度であることを確認して実用化しております」と明言した。実用化された商品の「精度」はいかなるものなのか。がんは人の生死にかかわるだけに、H社が今後、どう説明するのか注目される。 

 その他、H社が謳う「感度86.3%」の検査の実態、『ガイアの夜明け』で行った検査で広津氏が検査結果を決めていたこと、実用化後にH社で作られた「判定ルール」、線虫がん検査の結果で振り回される患者の声など、詳しくは12月8日(水)16時配信の「 週刊文春 電子版 」および12月9日(木)発売の「週刊文春」で報じている。



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今日の宿泊ですね☆

2021年12月08日 19時02分28秒 | いろいろな出来事


千葉の幕張です❗
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横浜港の夜です

2021年12月08日 19時01分34秒 | いろいろな出来事
港町の夜景は絵になりますね🍀



12/2/2021
コメント (2)
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曇り空の夕方ですね

2021年12月08日 17時01分43秒 | いろいろな出来事
闇ですが、あまり寒くないですね!




11/21/2021
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眞子さんの名前が中国で商標登録されていた!

2021年12月08日 15時00分18秒 | 社会のことなど
眞子さんの名前が中国で商標登録されていた! 「秋篠宮」「佳子」も…皇室危機に直結

>すでに中国では「秋篠宮」や「佳子」などの単語が商標登録され、すでに商品化されたものもあるという。

秋篠宮ご夫妻の長女・小室眞子さん(30)をめぐり、仰天情報をキャッチした。なんと眞子さんの名前が中国で商標登録されたというのだ。もはや何でもアリの状況だ。 


【証拠写真】中国商標局のHPに掲載された「真子龍顔」の文字  

眞子さんが小室圭さん(30)と結婚したニュースは中国でも連日大きく報じられている。中国メディアは「宮内庁による24時間サポートでぜいたくな生活」と小室夫妻の特集を組み、ほかにも「小室圭の受験結果や外出時の表情から、日本では、ご夫婦の間に何か心配なことが起きているのではないかと言われている。ご夫婦の関係が懸念される」などと報じている。 


 中国で〝スーパースター〟の眞子さんについて、早速、商標登録を巡る動きがある。 

 ユーチューブチャンネル「地球ジャーナル ゆあチャン」で日中の情報を発信している中国人ジャーナリストの周来友氏はこう語る。 

「弊社ゆあネットの調べで、中国で商標権を管轄している国家知識産権局商標局に眞子さんのお名前が商標登録されていたことが分かりました。今年2月に申請されていたのは『真子龍顔』という言葉で、先月7日から使用権が開始されていたのです。『龍顔』とは天子、つまり帝王や天皇を意味する言葉で、眞子さんを意識して商標登録されたことは明らかです」 

 今回、浙江省杭州市の企業が「化粧品・美容品・香水」の商品分類で「真子龍顔」を商標登録した。すでに中国では「秋篠宮」や「佳子」などの単語が商標登録され、すでに商品化されたものもあるという。

 周氏は「日本の皇族の名称を使った商品が中国でこのまま販売されれば、なかには皇室公式商品と誤解し、購入する消費者も出てくるでしょう。また、こうした商品にトラブルが発生すれば日本の皇室への心象にも影響を与えかねない事態となるかもしれません」と指摘する。 

 中国でも有名な日本の皇族の名前が中国で商品名に使用されるという流れは、今後も加速する可能性が高い。

 「今後、外交問題に発展することも考えられます。日本政府は中国で行われているこうした皇室の商品利用の流れに対し、中国側に対応を求めていくべきなのではないでしょうか」と周氏。 

 最近でも中国の企業が「羽生結弦」や「鬼滅の刃」を商標申請し、問題になったが、さすがに登録は許可されなかったようだ。しかし、過去には「クレヨンしんちゃん」の中国名「蠟筆小新」、日本の株式会社良品計画が展開していたブランド「無印良品」が無関係の中国企業に登録されてしまったことがある。 


 中国に長く滞在するカメラマンは「中国人は自国の製品を全く信用していない。倍以上の値段でもメード・イン・ジャパンを買う。それだけ日本には信頼感と高級感がある。だから、中国の商標ブローカーやメーカーは日本の名前なら何でも商標申請してしまうんです。かつて申請すれば、ほぼ自動的に受理されましたが、さすがに最近は国際的な目を気にしてか、むちゃな申請ははねられるようになっています」と語る。

  皇室の危機につながらなければいいが…。


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