テイルのボヤッキー

忙しい毎日の中、驚きいっぱい。いろんなことぼやきます。

おそろしい7

2012-02-29 08:56:18 | 原発

 平井氏は、事故についても話している。日本で昨年の福島原発の以前に、スリーマイル島やチェルノブイリに匹敵する大事故が起きていると言っている。

「1989年 東京福島第二原発で世界初の再循環ポンプがばらばらになった大事故。

1991年関西電力の美浜原発で細管が破裂。放射能を直接大気中や海に放出した大事故。」

 この事故は、原発の安全を守るための最後の砦であるECCSという緊急炉心冷却装置が自動的に作動しなくて。手で止めなければならなかったと言う事故。私は停まったから問題ないのではと思ったが、よく聞くと、やっぱりとんでもない事故だったのだと分かる。日本が誇っていた多重安全弁が次々と効かなくて原子炉の中の放射能を含んだ水が海へ流れ出て空だき寸前になるところだった。あと、0.7秒でチェルノブイリになるところだった。事故があったのは土曜日。たまたまベテランの職員が来ていて自動停止するはずが停止しなくて、その人がとっさの判断で手動で止めていた。世界を巻き込むような大事故に至らなかったのは運がよかっただけ。

この事故は、1億数千万人を乗せたバスが高速道路を100キロ以上のスピードで走っているのに、ブレーキがきかなくて、サイドブレーキもきかなくて、壁にぶつけてやっと止めたと言うような大事故だったとたとえてくれました。

この事故の原因は2ミリくらいの何千本もある細管が振動で接触しないように細管にについている触れ止め金具が、設計道理に入っていなかったのが原因。施工ミス。そのことが、20年近い何回もの定期検査でも見つからなかった。定期検査のいい加減さがここでもわかる。入らなければ切って捨てる、引っ張ってのばして合わせるという、設計者が信じられないような事が、現場では当たり前行われているという音は、前にも書いた通りだ。

「1995年12月8日に福井県敦賀にあるもんじゅでナトリウム漏れの大事故があった。これまでも何度も事故を起こしてきたもんじゅ。 今、福島の原発事故で、冷却水の事がずっと言われてきた。この冷却してないとメルトダウンで、と大騒動だったわけだが、その冷却水の代わりが、もんじゅでは、ナトリウムなのである。だから、ナトリウム漏れというのは、今の福島と同じ状況になるとんでもない事故だったわけだ。こんな大事故だったのに、私達、否私には、重大事故だったという印象ではない様に伝わっている。それはどうしてだろう。私がうちであったことは確かだ。だが、マスコミ報道も、国も、そんな重大事故という取り扱いではなかった。原発の事故に対しての危機感がほとんど消えさせられていた。

         

   ちゃんと反省して、襟を正しなさいよ。僕だって、こんなにいい姿勢ですよ~

このもんじゅは、事故を起こしては、修理して、再稼働したかと思ったらまたすぐに事故を起こしてと、なんどもくりかえしている。すごい金食い虫だ。こんなに何度も事故を繰り返しているものは、普通は欠陥商品でやめるんじゃないの。なのに、やめようとしない。現在も、再稼働の方向で、色々と動いている。

2月16日付の中日新聞にもあったが、もんじゅの再稼働と引き替えに、地元が臨んでいる北陸新幹線賀取引されようとしている。それまで国は北陸新幹線には難色。地元が、今もんじゅの再稼働で難色を示している。ここに来て急に新幹線の話が進もうとしている。それも、全て原発地区を通る路線で。

本当に新幹線がいるかどうかの論議でない。沖縄の基地のでも感じたし、この原発地域のでも感じたが、いつも、札束で、横っ面ひっぱたたいて、国の言うことを効かせていくようなやり方だ。

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おそろしい6

2012-02-25 22:17:53 | 原発

 平井氏の話は昔の話ではない。今福島の原発事故によってみる状況は、同じ事が繰り返されてきたことを物語っていると思う。
 原発などの放射能のある職場で働く人を放射線従事者と言う。「今までに27万人(今から15年ほど前に平井氏がこう言っているのだから今ならもっと多いだろう。)そのほとんどが原発作業者。今も9万人くらいが原発で働いている。その人達が、年1回行われる原発の定期検査工事などを、毎日毎日被爆しながら、支えているのです。

 平井氏は自戒を込めて 言っている。「原発に初めて働く人たちに、放射線管理教育を約5時間かけて行っている。この教育の最大の目的は、作業者の不安解消のためで、原発は危険だとは一切行わない。国が管理しているのだから、絶対に安全。世間で原発反対の人が放射能でがんや白血病に冒されると言っているが、あれは真っ赤な嘘だ国が決めたことを守っていれば絶対に大丈夫だと5時間かけて洗脳する。」

「こういう原発安全の洗脳を、電力会社は地域の人にも行っている。有名人を呼んで講演会を開いたり、文化サークルで料理教室を開いたり、カラー印刷の立派なチラシを新聞折り込みしたりして。ちょっと事故があって不安に思っても、そういう安全宣伝にすぐに洗脳されて、「原発が無くなったら、電気が無くなって困る」と思い込むようになるのです。」

「私自身が20年近く現場の責任者として、働く人にオウム真理教の麻原以上のマインドコントロール「洗脳教育」をやってきたか分からない。現場で働く人は、放射能の危険なことは一切知らされていないから、大半の人は不安だとは思っていない。体が悪くなっても、それが原発のせいだとは全然考えもしないのだ。作業者全員が毎日被曝をする。それをいかに本人や外部に知られないように処理するのが、責任者の仕事なのです。私はこのような仕事を毎日やっていて、一体誰のために、何のためにこんな嘘を毎日過ごさねばならないのかと、いたたまれない日々で、夜は酒の力を借りて過ごした。気がついたら自分の被曝でぼろぼろになっていた。」

  これは、何も原発従事者やその近辺の住民に対してだけのことではないよね。3・11のその日まで、電力会社のコマーシャルに、有名男優や女優が「あなたは原子力発電・・・。私は必要だと思います。」「未来の子ども達のために安全なエネルギーを」などと言っていたのを思い出す。私は、そのコマーシャルが流れると、あなたは、そんなこと言って、責任とれるの」などとつぶやいていた。(そこでとまっていて、だめやったなあと今)もちろんチェルノブイリの大事故の後だって、「日本は大丈夫。ソ連は管理が悪かったから」と見直しもほとんどされずに、そのまま原発は推進され、気がついてみたら54基もできていた。これを許してきたのは、政府や東電に大きな責任があるものの、何の疑いも持たずに、持ったとしても、まあいいか近くにないからとか、自分の今だけで無関心であったりした私達、私にも大きな責任の一端があると思っている。

 今、こんなに大きな原発事故があって、その原因も明らかになっていないのにもかかわらず、再稼働の方向が強くなっている。これまでの失敗と同じ事を繰り返してはいけない。

政府や東電は、事故なのに事象と言って事を小さく見せたり、除染すれば安全であり、福島の人たちの元に返れると思わせたり、何も収束していないのに、終息宣言を早々とだしてみたり、原発輸出の話があったり、「直ちに健康被害はない」と言う表現が何度も使われたり(すぐには出ない。でもやがていつか出ると言うことでしょ。)している。まだまだいっぱいあるが、どれもこれも、私達がうっかりしていると、そんなにたいしたことはないのだと、忘れ去っていけるようにしている。マスコミも政府発表を流すだけのところが多くて、反対者があったっていい、繰り返し書くことによって、刷り込み効果が出る。と、電力維持のためには、少しは仕方がないと言うjたいどで、政府発表を流している。

これは戦前に行われてきた、大本営発表と同じ事でしょ。麻原しょうこうのオウム真理教のマインドコントロールよりひどいじゃないですか。

 

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わりきれないな

2012-02-21 23:28:59 | 日記

 天皇の手術報道がずうっと続いていた。こんな事綴ると、おっかないことになるのかなあ~?

最高の医師団を組み、最高の看護体制。それはそれですごいことだと思う。

だが、わりきれないなあ。私達は、やっとこせ医者にかかって、手術を受ける。まだ受けられる条件にある人はいい。だが一方、医者にかかるのも我慢に我慢を重ねている人や、医者もい無い地域もある。餓死していく人もある。人の命に差はないと言われる。けれど、このところの報道を見ながら、つくづく人の命に差があるのだと思えて、悲しいようななんかわりきれないいんだ。

         

本当は全ての人が、安心して医療を受けられればいいんでしょうね・・・。

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恐ろしい5,,,人の命は電力よりやすし!?

2012-02-18 15:52:04 | 原発

 原発の建屋の中は、全部のものが放射性物質に変わっていって、そうして放射線をだすのようになるだそうです。どんな熱い鉄板でも放射線は突き抜けて行くからです。

 と言うことは、あの原子力発電所で、稼働したら最後、放射線をやがて防ぐことはできなくなると言うことになりますよね。平井氏は言っています。

「体の外から浴びる外部被爆も怖いけれど、一番怖いのは内部被爆だ。どこにでもある埃とか塵が原発の中では、放射能を浴びて、放射性物質となって飛んでいる。これが、鼻や口から入るとそれが内部被爆になる。原発の作業では、片付けや掃除で一番内部被爆をします。」

「体の中に入った放射能は通常は、2日ぐらいで汗や小便と一緒に出てしまいますが、三日なら三日、放射能を体の中に持ったままになるのです。また、体から出ると言っても、人間が勝手に決めた基準ですから、決してゼロになるわけではありません。これが非常に怖いのです。どんなに微量でも、体の中に蓄積されていくからです。」

 ずいぶん前に浜岡原発見学したとき、とてもきれいだった。職員もとてもきれいでしょうと自慢そうに言っていたけれど、それは埃や塵が飛んでいると危険だからだったんだ。

 内部被爆は、体の中から直接、放射線を浴びるわけです。だから、外部被爆よりもさらに危険になのです。平井氏は、その内部被爆を100回以上もしてがんの宣告を受けた。そして死ぬことが怖くて怖くてどうしようかと悩んでいるときに、お母さんがいつもおっしゃっていた「死ぬことより大きいことはない」という言葉を思い出し、死ぬ前に自分の知っている原発のことを全て明るみにだしていこうと語られていたのだった。

 今、原発事故のがれきの問題が出ているが、そのがれきからも、舞い上がる埃も全てが放射能を浴び、放射性物質になっている。そしてレを片付ける人々の被爆はあると断言することが妥当なのではないかと、私には思える。曖昧な言い方でごまかされているだけではないか。

 「日本の放射染管理というものは年間50ミリシーベルトを護ればよい守ればよい。それを超えなければよいという姿勢。だから、たとえば、定期検査の工事ですと3ヶ月くらいかかるから、それでわると1日分の放射線量が出る。でも、放射線量の高いところだと、一日に5分から7分間ぐらいしか作業ができないところもある。それでは作業は実質的にできないに等しくなる。だから、1週間分とかを1度に浴びせながら作業させる。」

これって、同じ50ミリシーベルトでも全然違いますよね、放射能が1年間少しずつ少しずつたまっていって5ミリシーベルトになったというのと、一度に50ミリシーベルトを浴びたのでは、同じですか。50ミリシーベルトが体に蓄積されてずーっと影響しているのですよ。一度に浴びたら白血病とかがんにかかる確率がぐーんととかくなるのではないですか。数値のごまかしでしか、作業できないようなものを人間が管理している。制御しているといえるのでしょうか。既に手におえない代物だ。今も福島原発事故の修復にあたり、放射線量の許容範囲が引き上げられて作業しておられる。次々と被爆者を産み出して修復作業はされているのだ。

さらにこんな事例もだされています。「稼働中の原発で機械に着いている大きなねじが1本緩んだことがあった。動いている原発は放射線量がものすごく高いから、1列に並んで走っていって、7Mぐらい先にあるねじまで走っていって、一,二,三と数えるくらいでもうアラームは鳴る。ねじ一本一山二山三山しめるだけに、働く人160人分四〇〇万円くらいかかった。なぜ原発を止めないのか。1日止めると何億円もの損になるからだ。だから電力会社は、できるだけとめないのだ。」

 これってばかにしていませんか。人の命をなんだって思ってやっているの。人の命よりもお金(電力)が大事なのですか。

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おそろしい4  定期検査

2012-02-11 16:42:32 | 原発

 今、原発再稼働が問題になっている。審議が妨害されたという理由で、2回目からは公開の原則が破られて、傍聴者締め出しで行われている審議会。でも、そこに一回目参加していて、2回目、公開されないのならばと審議に参加しなかったという学者の話では、一言ヤジがあっただけで、審議が中断するような事態はなかったと言っていた。(NHKラジオ放送で) なんだか、あわてて再稼働OKに持ち込もうとしているように思えてくる。

定期点検で停まっている原発。

 定期点検は原発を運転すると1年か2年で必ず止めて、検査をすることになっている。定期検査といわれるものだ。この検査がどのように行われているのか。私はず以前に、下請の下請の日雇いの人たちが、ゴム手袋長靴隙間の内容に防護服との間は、ガムテープでという出で立ちの写真を見た。平井氏の話で、よりはっきりした。

「原子炉は70気圧から150気圧というようなものすごい圧力がかかっている。配管の中は水と言っても300度もある熱湯や水蒸気がものすごい勢いで通っている。だから配管は厚さが半分くらいに薄くなってしまうところもあるので、この定期検査でそういう配管とかバルブとかを取り替えなければならない。この作業に必ず被爆が伴う。」

「自分の服を全部脱いで、防護服に着替える防護服というと放射能空から体を護る服というイメージがあるが、放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。その証拠に、アラームメーターに放射能が着くと困るので防護服の中のチョッキにつける。」「外部被爆については、作業が終わってから、シャワーで徹底して洗うとたいてい流せるというので、パンツ一丁になって、洗いまくる。」      だけどその水って、放射能いっぱいだよね。どこに行くの? 

                いい姿勢で聞くから教えてほしいニャ

 備え付けの安全靴に履き替える。自分の靴じゃないから足には合わない。つまり不安定。全面マスクをして放射能の心配をしながら働く。」平井氏はそういう中で絶対にいい仕事はできない。普通の職場とは違う。と断言している。そしてさらに「そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人だ。」

「対角線にねじを締めなさいと言われても、放射能の恐怖の中で分刻みで作業が行われる。

アラームメーターがなったらレントゲン写真を一度に何十枚も撮影した放射線量になるという。だから、作業もただしめればよいといういい加減なものになる。」

 平井氏は配管のことしか言ってないけど、定期検査の中には、炉内の掃除もあるのだ。

「定期検査が終わると、防護服についた放射性物質を洗い流した水も検査に使用した大量な水も、すごい放射能を含んだ水が、海に垂れ流されている。海に放射能で汚れた水を垂れ流すのは、定期検査の時だけでは無い。冷却に使用した放射能を含んだ温排水が1分間に何十トンにもなる。」

これって今まで計らなかったから、分からなかっただけで、今事故で排水問題が言われていたことがすでにあったと言うことですよね。

放射能まみれだったと言うことですね。

少なくとも初めにも書いたけど、原発は稼働以後、ずっと今もたくさんの被爆者を産み出し続けていることははっきりしている。そんなものを許していていいのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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