韓国ソウルからそんなに遠くないところにある、国境非武装地帯がずうっと北に東に延びている。DMZ非武装地帯を回るツアーがいくつもある内から、近くにある北朝鮮が攻めるために掘って七つ有るとされているトンネルの内、3番目に見つかった第3トンネル、統一村近く、北朝鮮が見えるドラの展望台を巡るツアーに行った。
ツアーと言っても、目的地につくとそこからは、軍の管理下にあり、迷彩色を来た軍人さんが取り仕切る。色々集まってきたツアー客も申し込み先のツアーガイドさんも、別のバスにまとめてのる。全部で三時間以内と決められているそうで、ゆっくり自分のペースというわけにはいかない。ガイドさんの日本ご説明を聞きながら、動く。
全てのトンネルは、北朝鮮がソウルめがけて、攻められるように掘ったものだと言うことだ。
斜めに掘られ、上からポツポツ水滴が落ちるトンネルを一列になって歩く。周りの岩は硬く黒い。北朝鮮によって黒く塗られたものである。見つかったときに、石炭採掘のためといういいわけをするために黒く塗ったのだという。いいわけとはいえ、石炭の黒とは、まるっきり違い、おまけに、石炭採掘の地質ではない。ごまかしなんかきくはずのないのに、何と浅はかな、非科学的なことを・バレバレじゃないかと思った。
途中で埋められていて、向こうへは行けるはず無く、来た道を逆戻りする。
トラジ展望台から北朝鮮が見えるというのだが、あいにくの天候で、見えなかった。展望台のすぐ横に隣接されている公園?は、何と言うことでしょう不思議なことに、大韓民国の国旗ではなく星条旗が翻っていました。
金大中大統領の時、一日北朝鮮から親族再会にわたってきた自由の橋を観た。その前近くは、沢山のリボンや籏で埋め尽くされていた。自由に行き来できる日を待ちわびる声だと思う。
それにしても、ここにいるのは、アメリカ人が多い。もちろん韓国の人はいる。
いつでも北朝鮮と行き来が出来る様に立派なドラ山駅ができていた。
統一村(名前だけ)でお買い物。そして元に戻って、ツアーの車に乗って帰る。二度観る有刺鉄線を張りめぐらされた境界線の風景。見張り台がところどころにあり、軍用車や戦車が見える。何ともいやな気分だ。
帰りはお願いして、ちょっと遠くになるけど、チョンギョングン(昌慶宮)近くまで送ってもらった。親切で助かった。
ガイドさんは何度も「ミサイルや核があるのですから、無用なことです。本当の解決を・・・と言った。
安倍首相は憲法解釈を変え、閣議決定で集団的自衛権行使をしようとしている。自衛権ではない。「集団的」はっきり言って、アメリカの戦争について行くと言う事だ。
アメリカがイラク戦争を仕掛け、解決はしたように見せかけて、今最悪の状況だ。
イラクだけではない。あちこちで問題は噴出。他国が武力によって一時期治まった様に見えるだけでしかない。北朝鮮と韓国の同一民族分断も、過去の他国のせいだとも言える。
武力によって解決しないのはもう分かっている何でそうも戦争したがるの。
きちんと反省すべきは反省し、話し合って解決することしかない。