一昨日からすさまじい雨によって、広範囲な洪水が拡がっている。近県からも駆けつけて、ヘリやボートによって救助が行われている。
決壊した水の勢いによって、あっという間に流される家屋や車。本当に怖ろしい。津波の映像を思い出す。
私も子どもの時に、洪水にあって逃げた経験がある。私の近くの堤防が切れる前に川上で、決壊した。川の水位が高くなって、
はけてなくてたまってきた水 そこへ堤防の超す水があふれだし、「みずがでた!」の叫び声に学校へ避難した。その頃はまだ二,三〇センチの深さであったが
足を取られそうになって踏ん張りながら逃げた。その怖さは今だに忘れられない。
水が引けて家に帰ってみると押し入れの中段を超す高さまで水につかっていた。
箪笥はひっくり返り、何もかも水浸し。汚泥まみれ。あふれた水やたまり水でさえ高なのだから、堤防の決壊の恐ろしさは、想像に余る。
それからの片付けも大変であった。畳は捨て床板を上げ、、水で流し毎日乾燥させる。
一週間は後片付けで疲れ切った。消毒してやっと片付いたと思ったが、それではすまなかった。床板の上がったような家で、片付けでつかれきって、眠っていたら、泥棒に入られた。
きれいに乾いたと思われた壁は土壁は、使ったところから下は、乾いてからぼろぼろと落ちた。合板のものはデコで子ゆがみが出ていた。
被災された人達は大変だ。家が流されたり、刈り取りを待たれていた稲も水の中。
そういう大変な状況にあるとき、私は国会は中断してこれだけ広範囲なのだから、救助体制や支援について動き出しているだろうと、
昨日(2015/9/10)の朝そう思っていた。
特に昨日から、ずっと今日もだが、被災の状況や救助についての報道が流れている。
国民の関心が災害のことに向いているときに、国会が開かれていて、気がついたら派遣法が通ってしまっていた。
どさくさに紛れてやったな。という感じがする。
この数年異常気象だといわれ集中豪雨が災害をもたらしてきた。未だかつてない大雨だと特別な避難勧告が出されるほどにまでなった。
温暖化によって起こっている現象である。日本は先進国の中でもその対応が一番出来ていない国だと聞いた。つまり、洪水などに対する対応ができていないと言うのだ。
すさまじい雨。それによって、土砂災害、河川堤防決壊、地下への浸水 河川氾濫や水はけなど対策は急がれる。今回のようなことは、これからも
起きる。その上 地震の問題も。国民の命と暮らしを守るというなら、直ちに対策をとラなくてはいけない。
アメリカの指揮下で戦闘訓練をし、戦争の手助けをすることに予算を使っている場合か。
アメリカのオスプレイが沖縄に来る、岩国に来ると言う事が問題になっていたと思ったら、いつの間にか
日本は17機もオスプレイを買った。1機210億円だそうだ。17機文のお金は、社会保障費削減の金額に匹敵する。
いつも私は思う。地球温暖化が叫ばれ、これだけ災害が多発している。ものを破壊し文化を破壊し、人の命を奪う。難易も産み出しはしない戦争なんかするお金があるなら、
今すぐ温暖化を食い止めるために使え。災害を減らすために危険箇所だと分かりながら放置されている危険箇所に対策をとれ。と。