胃粘膜下腫瘍が、GISTという悪性腫瘍ということが判明し、胃切除手術した。手術は、全身麻酔のうちに行われるので、どうって事無い。
ところが、麻酔から目が覚めてから、体がだるく,肩が,背中が痛く、眠れなく、身動きとれず、のどはカラカラ長い長い夜を過ごした。
2日目からは、足を動かすよにという指示で布団の中で足の曲げ伸ばしをする。だがずっとは続けられない。すぐに疲れてしまう。そして、入院前のプリントにあったように、おなかに手を当て、もう一方の手てベットの手すりを引っ張り、体を横にして起きる。そしてわずか5mほどの点滴支持台にすがるようにして、足を引きずるようにし、口をゆすぎに行く。
手術時から背中に細い管が入り、胃へ直接痛み止めが送られている。
だが、この体のだるさは、何とも仕方がない。起きるのも横になるのも寝てるのも、体が思うようにならなくて、だるくてだるくて致し方なかった。おまけに眠れない。24時間点滴が続いている中に夜には痛み止めが入り、導眠剤もいれ手もらうのだが熟睡できない。そんなふらふらの日が4日続いた。
おまけに悪いことに3日目から咳が出始めた。せきがではじめル息を吸うのも痛い。思わず息を止めるが、おなかをぐっと押さえ、いたっいたっともらしながら咳をする。看護士さんに板目止めをだしてもらうように頼んだ。だからってすぐ咳は止まらない。その後も時折り、いたっと小さな叫びをあげながら咳をした。痛いはだるいは、眠れないはどうにもこうにもならない。
消灯後、がまんできなくて、とうとうナースコールを押した。看護士に
「咳が出ていたくて仕方が無くて眠れない睡眠薬をいれてください。」たのんだ。
すると
「咳が出るなら薬をだしましょうか」
「でも、咳止めは点滴に入れられましたよ。」「いいですよ。皮下注射。錠剤」
ということで錠剤をもらって飲む。一度にたのべばいいのに、心配になって睡眠導眠剤も頼む。いつもは点滴に入れるのだが、これも錠剤だった。
痛み止めと導眠剤の両方でかぐっすり、眠れた。そのためか、あのどうにもならない空仇のつらさがとれた。
5分10分と起きていられる。点滴指示台にすがって引きずるように足を動かしていたのがすこしずつ、足が運べるようになっていく。
眠れるってたいせつだねえ
(だけど、退院後も眠れなくて、お薬のご厄介になっている。ああどうして・・)
退院10日目3日かかって、これを書く。