TPPの特別委員会での審議の様子を、車の運転中ラジオで聞いた。
その時は、保険や医療について問題になっていた。
マスコミによって取り上げられてきたのは、農業による打撃だ。
自給率のさらなる低下、食の安全についてが問題になるからだ。
今でさえ、たくさんの外国産食品が輸入されている。
驚いたことに「おろし大根」なんて言うようなものまで輸入されているんだって。
日本では、出荷一ヶ月まえには農薬はかけてはいけないとなっているときいたこともある。
だが、出荷直前に、たっぷり防腐剤に浸されて届く輸入果物の話も・・・
狂牛病で輸入できる牛の年齢が規制されていたのも外されて・・・
と言うように、様々の食の安全について危惧がある。
そういう心配は、何も払拭よくされていない。
だったら、日本の食品を買えばよいというかも知れない。
だけれど、自給率が減り。国内産が減れば、値上がりし、我々庶民は大変になる。
金のある人の論理だ。
強い農業といって、日本の農産物を外国の富裕層に向けて輸出する事を進めている。
これが、強い農業?
国民が安心して食べることができる様に、
農家の人々が、暮らしが成り立ち安心して農業に取り組めるように
体制をとるのが、強い農業で、国の政策として取り組む事じゃあないのか。
だが、TPPの問題は、農業だけではない。ありとあらゆる事が関係する。
その一つが農業であっただけなのだ。
既に外国資本の保険会社がいっぱいだが、共済やかんぽなどの保険も危機にさらされるというのだ。
医療、皆保険も・・・
自動車工業のように、輸出産業は関税がなくなれば得だということで、TPP締結を望んでいるだろう。
だが、国民世論調査では「急ぐ必要はない」も含め、過半数以上が、反対している状況がある。
だいたい言い出しっぺのアメリカが、雇用の問題なども含めて揺れているではないか。
問題も明らかになり尽くしていない状況であり、国民の納得も得られていない状況で、
何故そんなに、あわてるのか
TPPの全内容を国民の前に明らかにして、締結するかどうかを決めてほしい。
TPP締結は、日本の産業のあり方国民生活のあり方に大きな影響を与えることになるのだから