沖縄の生物研究家のアキノさんに沖縄北部の自然案内をしていただいた。
朽ちた木の下でアキノさんは語った。
「この木は7年前に来た時からもう枯れていました。
この穴はの穴でしょう」
と、
突っ込んだ指先をトントンしながらきいた。
私たちも指を突っ込んで穴の様子を感じた。
クマゲラが餌の虫を取るために突いた跡だった。
それよりも下地上から40cmほどの高さのところにも、同じような穴があった。
こんなに低いところで餌を取ることができるなんてー
本土にいる狐やテンなどの天敵の動物がいないから、こんな下で、餌を探すことができるのだ。
だから、ヤンバルクイナも地上で暮らすことができた。ところが、
今は、野良猫 野良犬 マングース、そして森に人間が引いた道路を走る車による交通事故
で、
どんどん数が減っている絶滅危惧種。
その原因は全て、人間による。
人間は自然界の生き物に対して加害者だ。
クマゲラの突いた後の木屑や、朽ちた幹の年輪に沿って、
深くえぐられた幹。
それぞれに、、カブトの幼虫が巣食ったあと、カブトの幼虫が削ったカスやフンにまた寄ってくる虫がいる。
やがてこの木は倒れるだろう。だがそれでも終わりはない。
次々と命が繋がり、やがて土に変わっていって、また新しい植物が育つ土台、になっていく。
食物連鎖という言葉を当てはめるだけではない、
命の繋がりの、広がりの、すごさを感じた。
屋久島で、切り株を覆い育つ若木や
倒木の上に点々と沿って芽を出している木
を見たときの感動を思い出した。
この生き物の命のつながりを高江のヘリパッドは断ち切った。
そして今
更に辺野古の海の埋め立て
米軍基地建設でたくさんの命のつながりを断ち切っていこうとしている。l
アキノさんは更に
「都市洪水、地球温暖化・生物多様性・・・ まず、アスファルトを引っ剥がす・・・」
と言った。
そうかあ、
車が走り易いように、l歩き易いようにと表面をアスファルトで覆ってしまった。
雨水は表面を流れて行ってしまう。
カラカラの大地 ビルからは熱が・・・
そうだよなあ。
アスファルトを剥がして、水が浸み込めば解決する所もあるのだろう。
ぬかるんだ道は困るけど、
でも今は水を浸み込ませる舗装技術もあるんだよね。
それを順番にすれば良いのにー。
小池都知事が、ど暑い?この暑いの字じゃなくてこっちかな熱い夏の日本のオリンピックに
「日本には打ち水という文化あるから大丈夫」
などとのたまった。これは、
夏水やりしたことのな言葉だね。
今年なんか、毎日たくさん水をまいたつもりでも、プランターの 上辺だけだったんだから・・・
大変だった。
マラソンコースの広い地に、2時間ももたせる打ち水ってどうなんだ
アスファルト剥がして、新しい舗装をした方が、オリンピックの事だけ、マラソンの事だけじゃなく
これからずっとのみんなの暮らしに役に立つ。その方が有効なお金の使い方じゃあない。
あれ、話が何だかんだあちこちしてるぞ。
まっ いいか。ということで、ここで終わりまーす。