里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

アヤメが満開になってきた

2019年05月31日 | 
 
 アヤメが満開になってきました。
 アヤメにハナショウブにカキツバタ。
 同じアヤメの類いで、違いはどこかよく話題になります。
 これは、間違いなくアヤメ。
 小型のアヤメです。
 
 
 年々株が増えて群生化してきました。
 これは庭と言えるかどうか。後ろの育苗ハウスと道路脇の側溝の間のスペースです。
 

 花びらの付け根に黄色と紫の網目模様。
 乾いているところに生えています。
 草丈は数十センチで、葉も細く葉脈は目立たちません。アヤメの典型的な特徴があります。
 これは畑の脇の方にあり、後ろにウルイが見える変わったコラボです。

 これは。白のアヤメ。
 
 植えられたはずがないので、おそらく変異したものと思われますが、確証はありません。
 
ちなみにハナショウブの特徴は、花びらの根元が黄色で、草丈が1メートルくらいと高いものが多く、葉にはしっかりとした中肋。半湿地を好むが適地の範囲は広いようです。
 カキツバタは花びらの付け根に白い線模様。アヤメ園などで見るとハナショウブなどより花びらがすっきりした感じがします。草丈はアヤメよりは高いがハナショウブほどはなく、葉の中肋は目立たない。完全な湿地に生えるのが特徴とされます。 
 我が家にカキツバタはありません。


蔓ありインゲンを直播きする

2019年05月30日 | 畑:豆類
 
 事前に支柱を立て、ネットを張って準備を終えている畝に、蔓ありインゲンの種を播きました。
 蔓なしインゲンの収穫が終わる頃から蔓ありインゲンの収穫が始まるように、例年5月末に種を播いています。今年も同様です。
 品種はケンタッキーカンサス。
 株間は35~40センチ。
 
 
 これも我流の直播き法です。温度が高いこの時期ならマルチをカットしてから播くのが普通ですが、私の場合は、この時期も、指で強引に穴を開け、そのまま種を土に押し込みます。温度よりもどちらかというと湿度を保つためです。
 一穴2粒播きです。
 
 
 播いた後は、マルチを戻す感じにします。
 連日暑いので、発芽時に焼けないよう注意しないといけません。
 
 
 発芽後に1本に間引くのが普通ですが、発芽状態をみてから決めます。
 1畝17株になりました。2畝ですから34株ほどになります。
 

トマトは昨年より10日の遅れ

2019年05月29日 | トマト連続摘芯栽培
 
  夕べは少々の雨が降りました。からからに乾いていたので、もう少しじっくり降って欲しかったのですが。
 5月20日に、最初の花が咲き始めてから植付けたトマトですが、ようやく第1花房のホルモン処理が終わったところです。
 昨年より10日くらい遅れています。
 
 
 普通、トマトは本葉8枚で最初の花房が付くことが多いのですが、よく見るとほとんどが本葉9枚、中には10枚出てから花房が付いていました。
そして、花房の花の揃いが甚だ悪いです。最初の花が咲いてから次の花がなかなか咲きません。普通は花房の花が3~4花咲いたところでまとめてホルモン処理をするのですが、しょうがないので、まず最初の花一つだけに処理し、その後1週間ほど待って他の花を処理しました。
 
 これは第3花目がようやく開き始めました。
 
 これは後ろに隠れている第1花目の花びらがもう萎びています。
 
 これは咲き揃っていますが、すでに第1花目の花びらは萎びています。
 
 最初の花房だけは何としても実を着けないと木が暴れて大変なことになりかねないので安全策です。着いた実を落とすことはできても着かないものはどうしようもありません。気温が高いのでホルモン処理の効きすぎも少々心配ですが。
 今年の苗の姿は少し弱い感じがしますが、今の時期の判断は大変に難しいです。1、2週間すると急に元気になって茂り出したりするので、もう少し要観察です。

奇跡的に復活してくれた玉ねぎ

2019年05月28日 | 畑:土物類
 
 5月半ばから玉ねぎを採り始めました。
 品種が貯蔵に適する中晩生種のネオアースなので、まとめて収穫するのは来月の中頃です。
 
 
 ですが、マルチ栽培しているので、すでに十分に食べられる玉ねぎになっています。
 
 
 この玉ねぎは、苗が肥焼けと思われる症状を起こしてしまい、植え付けた後も、なかなか回復しませんでした。越冬してものになるのは半分くらいかもしれないと覚悟していました。
 それでも、暖冬と言うこともあって、大部分が枯れることなく春を迎えました。
 ところが、4月10日の時ならぬ重い大雪で全てが倒されてしまいました。これが、その時のもの。
 
 
 これから大きくなるという時でしたから、もうだめかと思ったところ、再び立ち上がりました。Jの字形の立ち上がりではありましたが、復活してくれたのでした。
 もちろん、ハンディを負っているので、小さいのが多くなるのはしょうがないです。この辺は小さいのが多い。
 
 
 それでも結構大きくなっているのもあります。今月中頃から出来上がりを知らせる倒伏するものが出てきました。
 それに合せて、食べる分だけ収穫するようになりました。
 中くらいのと小さいのと3株ほど採ってみましたが、表面も色づきいい感じになってきました。
 
 
 現在、倒伏しているのは7割といったところでしょうか。
 
 
 全部倒れて1週間後くらいに、助っ人の助けを借りてまとめて収穫する予定です。
 
 
 
 
 
 
 

巨大春キャベツも間もなく終了

2019年05月27日 | 畑:葉菜類
 
 4月半ばから収穫している春キャベツも間もなく終りにします。
 
 
 今年は収穫も順調に始まり、4月21日の鎮守の神社のお供えにもできてよかったです。
 例年だと、6月半ばくらいまで収穫することが多いのですが、近日の高温続きで、早めの終了となりそうです。次々と裂球するものが出て、採る方が追いつきません。
 
 
 虫食いや腐るものも目立ってきました。
 
 
 たまには遅れているものもあります。
 

 品種が昔ながらの「金系201」ですが、パンクするようになっても軟らかく、味が落ちません。
 今年の春キャベツは少し大ぶりで越冬したため、トウ立ちを少し心配しましたが、何の問題もありませんでした。
 例年、春キャベツはほどほどの大きさになるのですが、今残っているキャベツは甚だ大きいものがあります。パンク寸前のギンギンに結球しているせいがあるとしても、異常に大きいです。大ぶりで越冬したのと春の天候の影響でしょうか。
 
 
 これは何と5キロ近くありました。3個分に匹敵します。
 
 
 食べる側が音を上げるのも当然です。
 今度の作付けでは少し考えないといけません。

藤を水墨画で描く

2019年05月27日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙
 
 藤を水墨画で描きました。
 山には藤の木がだんだん増えてきました。山の手入れが行き届かなくなってきたからですが、藤は立木に絡みつき弱らす天敵。
 とはいえ、藤の色は清々しい感じを抱かせ、見て楽しめることも事実。
 モチーフは我が家の山のこちら。
 
 

満開の藤は見事だが木には天敵

2019年05月26日 | 野山
 
 庭園などの藤はほぼ終りですが、山の藤はまだ満開のものが大分あります。
 これは、我が家の山に伸びている藤。
 
 
 やや日陰にあるので、ちょうど満開です。
 このくらいなら可愛いもの。絵になりやすいです。
 通路の近くの藤の蔓はできるだけ切るようにはしているのですが、なかなか手が行き届きません。
 
 
 こちらは、少し離れていて簡単にはいきません。白っぽく見えるのは、日光の関係なのか花が過ぎ加減なのか。
 
 
 山にある藤は大きくなるとダイナミックで見応えがありますが、藤は立木にとっては天敵です。蔓が巻き付き、木を弱らせます。木を伐採する際も大いに邪魔をします。
 昔は山を見回って藤や葛の蔓を切って歩く人もいたのですが、今は放置されているので、藤が花を咲かす頃になると至る所に目立ちます。
 
 これは、我が家の境界にあるよその山の藤ですが、かなり大きくなっています。
 
 北向きなので今がぼぼ満開。
 花は見応えがありますが、カヤの木に激しく巻き付いています。
 
 
 
 
 蔓は凄い状態です。
 
 
 
 
 こちらは、幹線道路近くの大きな藤。
 

 ここまでくると感心するしかありません。

春播き長ネギの植付けをする

2019年05月25日 | 畑:葉菜類
 
 早朝から、3月上旬にトンネルの苗床に播種したネギの植え付けをしました。
 無理をして早まきしたので発芽がやや不揃いで、計画よりは遅れましたが、十分に揃った苗が確保できました。
 品種はホワイトスター。
 畑の方は、すでに苦土石灰や元肥を入れて耕耘し、準備はできています。
 今日は植え付けをする溝上げからです。
 

 畝間は広めの1メートル。管理機の畝立てロータの2連の爪を外向きにして逆転で大きく土をはねあげ、植付け溝を作ります。溝の底からは高さが30センチくらいになります。
 鍬で少し手直しをして仕上げました。
 
 
 苗は十分にあるので小さいのは除き、揃った苗だけを3、4センチ間隔に植えました。
 

 今や、プロの方々は全て機械で植付けますが、こちらはコツコツと手作業です。
 1列に150~160本植わりました。4列ですから600本以上にはなっています。
 
 
 植付け後に粒状の殺虫剤と化成肥料を苗から離して少々ばらまきしました。
 そして、鍬で土を少し追加しながらならして植え付けは終了です。
 

 この後、稲わらをたっぷり敷きます。昨年秋にわらを集めておいたものです。
 これは、乾燥防止だけでなく、土が固まりにくくするためです。この辺りの土は粘土質が強いので、この作業は必ずやるようにしています。
 
 
 十分な敷きわらをした後は、サッと土を戻して落ち着かせます。
 

 秋播き苗が十分確保できなかったので、春播きネギを早めから収穫するよう作業を進めるつもりです

我流直播きインゲンの間引き土入れ

2019年05月24日 | 畑:豆類
 
 連日の夏日になっています。
 トウモロコシと同様に、4月末に、黒マルチの上から指で強引に穴を開け、そのまま種を土に押し込む我流の直播きをした蔓なしインゲンですが、大きくなってきたので、間引きをしました。
 

 1カ所に3~4粒播きで発芽後にマルチの外に出しました。といっても、発芽すると大部分は隙間から自力で外に出てきます。
 こちらは欠株もわずかで生育もほぼ揃っています。
 これは、3本発芽しています。
 
 
 間引きは引き抜くと隣のものを傷めるのではさみで切りました。
 

 株間は十分にあるので大半が2本立てしました。収穫するには1本立ての方がやりやすいのですが、2本立ての方が量は採れます。蔓なしインゲンは短期間の勝負なので収量優先です。
 
 
間引いた後に、トウモロコシと同じように移植ベラを使って根元に周りの土を寄せ、土入れをします。毎年同様にやっているのですが、効果のほどは分りません。
 
 
 手前に欠株が見えますが、隣が2本立てなので問題ないです。

我流直播きトウモロコシの間引き土入れと2回目播種

2019年05月23日 | 畑:豆類
 
 4月末に、黒マルチの上から指で強引に穴を開け、そのまま種を土に押し込む我流の直播きをしたトウモロコシですが、伸びてきたので、間引きをしました。
 
 
 1カ所に3~4粒播き、発芽後にマルチの外に出しました。欠株になったのは1割未満に収まったのでまずまずです。
 これは4本発芽していました。
 
 
 少し生育にバラツキがありますが、1カ所1本か2本に間引きます。
 本来は1本に立てるのですが、食べる側が実はあまり大きくなくていいというので、2本以上発芽したものは2本残しています。ほどほどの大きさの穂ができて自家用にはちょうどいいようです。
 間引いた後に、移植ベラを使って土入れをします。
 
 
 これは、根元に周りの土を寄せ不定根を出させてぐらつきを少なくし、肥料の吸収も良くすることを意図しています。
 マルチは最後まで剥がず、土寄せをしないのでやっていますが、効果のほどは分りません。
 手前に比べて向こうの列の生育が少し遅れています。
    
 
 同時に、2回目のトウモロコシの種播きをしました。
 播き方は1回目と同じで、黒マルチの上から指で穴を開け、そのまま種を土に押し込む我流の直播きです。 
 
 
 気になるのがこれ。

 店でよく読まないで購入してしまいましたが、但し書きが付いていました。
 かなり種が小さいようです。すべて4粒播きとしましたが、どうなりますか。

エンドウを水墨画で描く

2019年05月23日 | 水墨画:菜果
                     画仙紙 半切3/4
         
 
 サヤエンドウを水墨画で描きました。 
 6年ほど前、所属する社中の墨画展に掛軸として初めて出品したものです。
 作品名は「豌豆」。
 掛軸を描くとしたら、最初に描くのは、少々こだわりのある「サヤエンドウ」と決めていました。
 モチーフも1本のサヤエンドウが竹に絡みながら伸び、莢から花まで付けているところとほぼ考えていました。
 しかし、いざ描こうとしてサヤエンドウを観察すると、実に不思議な姿をしていることに改めて考えさせられました。
 親蔓に付く2枚の大きな葉、そこから伸びる巻き蔓には6枚の豆葉、そして花や莢の付き方も複雑です。
 力量が備わっていない身には無理がありましたが、何とか仕上げました。
 しばらくぶりに床の間に飾ってみましたが、稚拙さは否めません。
 
 
 写真もうまく撮れませんでした。
 下方の莢の付いている部分です。
 

最後の晩餐には迷いなくこれ

2019年05月22日 | 暮らし
 
 「あなたは最後の晩餐には何が食べたいですか」
 時として、問われるテーマです。
 私の場合は、大トロの寿司でもなく、霜降りのステーキでもなく、躊躇なく「サヤエンドウの玉子とじ」。
 旬のサヤエンドウの青々とした莢、なんとも言えない香りと玉子がマッチングし、これに勝るものなしです。
 
 
 時には自分自身でも作ります。
 たっぷりのサヤエンドウを使い、さっと水洗いし、少量のだし醤油で茹でながら玉子でとじます。たかが「サヤエンドウの玉子とじ」ですが、なかなか奥が深い。簡単な方法で短時間に作りますが、ベストに作るのは結構難しいものです。
 
 
 「サヤエンドウの玉子とじ」には少々思い入れがあります。
 半世紀あまりも前のこと、母が弁当のおかずにこれを持たせてくれたのでした。
 当時、おかずの材料などには相当苦労したはずです。
 玉子も貴重でした。よほどの時以外は食べられませんでした。自分の家でも鶏を飼っていましたが、それは売るためのものでした。それが、この時期、「サヤエンドウの玉子とじ」をおかずに入れてくれたのです。ほかには何もありません。単にご飯とこれだけです。
 しかし、以降、これ以上の旨い弁当にお目にかかっていません。
 弁当を食べる頃には、ご飯もおかずも冷たくなっているのに、なぜそんなに旨かったのか。普段、ひもじく、いつも腹を空かせていたので旨かっただけなのか。
 今、何度も「サヤエンドウの玉子とじ」を食べますが、お袋の「サヤエンドウの玉子とじ」のようにはいきません。
 それでも、何度食べても飽きないです。最後の晩餐にもこれを所望します。

雪害に耐えサヤエンドウが盛り

2019年05月21日 | 畑:豆類
 
 今日は予報どおり雨となりました。大雨の所もあるようですが、この辺りはちょうど田んぼにも畑にもいい雨となりました。
 写真は全て昨日のうちに撮っておいたものです。 
 サヤエンドウが収穫最盛期になっています。
 この辺りでは、三度豆と言うことが多いです。秋播き、春蒔き、夏播きの三度できるからですが、何といってもメインは秋播き。
 売られるときは、絹さやですか。
 

 4月10日の時ならぬ重い大雪で、折られたり倒されたりと散々でしたが、今は一見したところ何もなかったかのように勢いよく伸びています。
 
 
 中をよく見ると下の方が倒れているのが分ります。ですから竹支柱への絡まりが今ひとつで、上の方はテープで押さえています。折れたところはわき芽が上に伸びているので、もうよく分りません。
 

 大雪でやられた時には、ここまで回復するとは思っていませんでした。逞しさに感心するばかりです。もともと、それまで株の勢いが良かったので回復力があったということでしょう。
 これなら例年と変わらないくらい採れると思います。
 

 花の盛りは過ぎていますが、それでもまだまだ咲いています。背丈も目の高さまで来ています。
 

 ところで、私は野菜で嫌いなものは何もなく、好きなものを上げろと言われれば切りがないのですが、ただ一つだけと言われれば、このサヤエンドウです。
 ややマイナーなこの野菜をあげる人は珍しいかもしれません。
 それは、食べ物としてだけでなく、植物としての姿や莢を着けるまでの様子、連作を嫌う奥深さなど、色んな面からです。
 花もスイートピーにも似て実に綺麗です。
 
 
 赤花は特に綺麗で、私が白花でなく赤花を作っているのは、良く採れるからだけでなく花がいいこともあるかもしれません。

簡易な雨よけでトマトを植える

2019年05月20日 | トマト連続摘芯栽培
 
 トマトの苗を植付けました。
 花芽が硬く、茂りすぎを恐れてポットのまま1週間ほど置きました。
 最初の花が咲き始めになっているので、今がちょうど植え頃と思います。これ以上置くとポットが小さいので老化してしまいます。
 今年も連続摘芯栽培を行うつもりなので、経験上このくらいがいいと判断しました。連続摘芯栽培では実が多く着き、木に掛かる負担も大きくなるので、普通の1本仕立てよりは出だしの勢いをよく育てる必要があるようです。
 パイプハウスを解体した廃材を利用し、雨よけ用の支柱を立てていましたが、そこにポリを張っています。幅230センチ、厚さ0.03ミリのポリです。
 すでに誘引用の支柱も立てています。
 
 
 これだと高さが低いので、普通の1本仕立てだと花房が5、6段で支柱の先端についてしまいます。
 ホーラーで穴を開け、害虫予防の粒剤を施用します。
 
 
 品種はホーム桃太郎EX。
 最初の花が咲き始めました。どの株もほぼ揃っています。
 
 
 株間は50センチ弱。昨年より減らして13本にしました。
 
 
 植付け後、支柱に誘引します。
 
 
 私の場合、1段目の花房までは普通の1本仕立てと変わりません。最初から連続摘芯栽培をすると、この畝では花房が地べたについてしまいます。
 株によっては連続摘芯栽培をしないこともあります。それは第2花房が咲いた後、誘引する時に判断します。
 トマトの連続摘芯栽培は20年ほどやっていますが、昨年が一番の出来だったので、昨年のトマトのように作るのが今年の目標です。
 すでに昨年より1週間は遅れているので、1つの花房分くらいハンディがついてしまいましたが。

まだまだある里山の自然の恵み

2019年05月19日 | 山菜
 
 この季節はタラの芽やコシアブラなど山菜が沢山楽しめましたが、里山の自然の恵みはまだまだあります。
 
 野ゼリがいっぱい伸びていました。
 
 
 野ゼリは栽培セリに比べると香りの強さが段違いです。
 それが故に好みには個人差があるかもしれません。
 旬は過ぎていますが、あまりにうまそうなので少し採ってみました。
 お浸しと汁物に散らしていただきます。
 
 
 山ウドの天然物も出始めました。
 
 
 畑に栽培しているウドに比べると細く、ほとんど地上部に出ているので茎は青々しています。栽培ウドのようには利用しにくいのが難点ですが、香りが強く野性味たっぷりです。
 
 
 ふきも伸びてきました。採るにはもう少し太く伸びてからが良さそうですが、早く採っても別に悪くありません。
 
 
 店で売られている栽培ふきは太く長いですが、天然の水ぶきは小ぶりながら柔らかく香り満点です。
 
 
 これはウルイ。
 
 
 これは畑で栽培しているものですが、山には湿り気のあるところによく出ています。
主に茎、葉柄を食べます。味に癖がなくしゃきしゃきっとした食感があり、誰でもおいしく食べられます。
 そろそろ収穫は終わりになります。
 
 
 スーパーなどには伏せ込んで軟白したウルイを見かけるようになりました。
 ウルイの正式名はオオバギボウシですが、鑑賞用のギボウシは食用には向きません。
 時々、山で間違ってコバイケイソウを採り、食中毒になって話題になることがあります。
 
これは行者ニンニク。
 
 
 この辺りには、自然のものはありません。
 北海道以外では標高の高いところにあるようです。
 知人から株を数年前にいただいたものですが、なかなか株は大きくなりません。
 ニンニクと同じような香りがあり、滋養強壮に強い効果があるといわれていますが、実はまだ食べたことがありません。
 勉強不足なのですが、もうちょっと本数が増えないと食べるのはかわいそうです。