里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

直播きレタス類はうまく発芽するか

2022年08月31日 | 畑:葉菜類

レタス類を直播きしました。
玉レタス、グリーンリーフレタス、サニーレタスそしてサラダ菜です。
畑の方は半月ほど前に苦土石灰を全面散布、10日ほど前に畝の部分に緩効性肥料を帯状散布し耕耘。
さらに数日前に再度ロータリー耕耘しています。
帯状全層施肥した中心に目印線を付けます。


管理機の逆転ローターで畝上げ。


鍬でならし、幅6、70㎝のかまぼこ形のベットに仕上げます。


ごろ土が目立つのは相変わらず。毎度この程度です。
レタス類は育苗する方が大半ですが、可能なものは出来るだけ手抜きの直播きをするのが小生流。
但し、夏播きのレタス類は芽出し播きが基本。
高冷地などは別として、普通の所では真夏は高温のためただ播いただけでは発芽が極めて不安定です。
当地でも今の時期、玉レタスは特に発芽しにくい。リーフレタスはそれなりには出ますが。
小生の芽出しのやり方は、水を含ませたペーパータオルに種を薄く広げてはさみ、それをポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
これが玉レタス。


これで4日目。


広げてみると少し水気が多すぎましたが、7、8割は発芽しているようです。


こちらはサニーレタス。


まだ3日目。グリーンリーフレタス、サラダ菜も同様。


リーフレタスは玉レタスよりも芽が出やすいので1日遅く芽出しを始めました。
ほんの出始めです。はっきり発芽しているものは少ない。
もう1日置く予定でしたが天候の関係で1日前倒しすることに。
少し不安ながら、発芽の態勢には入っているだろうと判断しました。
普通は、これをポットなどに播いて育苗しますが、小生はこのまま直播き。
且つバラ播きです。


レタス類の種はゴミのようにしか見えないので、これでは分りません。
これが比較的分りやすいサニーレタスですが、どうでしょう。


鍬で薄く覆土し、軽く鎮圧。


切りわらを掛けて、乾燥と強い雨に打たれるのを緩和します。


果たしてうまく発芽してくれるか。リスクはあるので他の方にお奨めはしません。


トウモロコシの茎葉残渣を畑にすき込む

2022年08月30日 | 畑:豆類

今年のトウモロコシはメインのお盆に概ね穫れ、数日後が最後の収穫となりました。
トウモロコシの収穫後には茎や葉など殻が残ります。この残渣を片付けなければなりません。
我が家では、これを畑に直接すき込みます。
トウモロコシの殻は土作りに有効な有機物として活用できるのです。
もちろん、畑から持ち出し、堆肥として腐らせて使えばより望ましいでしょう。
我が家ではこの畑は直ぐには作物を作らず暫時休ませるので、その間にすき込み腐らせます。
トウモロコシは2回に播いており、これが1回目のトウモロコシ。8月上旬には穫り終え、葉は枯れてきています。


こちらが2回目に播いたトウモロコシ。穫り終わって間もないので茎や葉は青いままです。


トウモロコシの丈は高い。今年は雄花を切ったので短くなっているものの人の背丈はあります。
このまま畑にすき込むことも可能ですが、土に馴染むまでには時間が掛かる。
そこで、立ったままの状態で30㎝くらいの長さに刈払い機で切断します。
機械を横に振れば、茎の根元まで簡単に切ることが出来ます。


1回目に播いたトウモロコシ。


2回目に播いたトウモロコシ。残った小さな穂も構わず切ってしまいます。有効な肥料分です。


切断が終わりました。


この後、マルチを剥がします。茎を小さく根元まで切っているので剥がすのも容易です。


害獣の被害を受けたトウモロコシの残骸も構わずすき込みます。


ロータリーを深めに、最低速度でゆっくりとすき込んでいきます。


重複して走行することで、より土と混じることが出来ます。
トウモロコシの殻はほとんど土の中。切り倒した時の面影はなくなりました。


トウモロコシの殻は土に残された窒素分を吸って腐っていきます。


この畑は粘土質が強いので、トウモロコシの殻は土作りに非常に有効です。
1ヵ月くらい経ったら雑草防止を兼ね再びロータリー耕耘して、さらに土に馴染ませます。






水墨画「姫ヒマワリ」

2022年08月29日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3  

夏の花の代表としてヒマワリをあげる人は多いのではないでしょうか。そして、ヒマワリは夏に描いてみたいと思う気分になる花でもあります。
ヒマワリと言えば背の高い大輪のヒマワリを連想します。
大輪のヒマワリは広い畑に沢山立っているのが絵になります。あまり切り花にして生けることはなさそうです。
生花にするのは専ら中輪の園芸品種のヒマワリです。これは植物音痴の小生でも知っていますし、実際に頂いて生けたこともあります。
更に小さい姫ヒマワリがあると知ったのは近年。
最近、それを見る機会がありました。八重咲きの姫ヒマワリです。
多数分枝し、ヒマワリを小さくしたような鮮やかな黄色の花を沢山咲かせ見事です。
もちろん大輪のヒマワリもいいですが、このようなヒマワリも悪くないと思ったことでした。








ブロッコリー2回目の植付けをする

2022年08月28日 | 畑:花菜類

ブロッコリーの植え付けをしました。
ブロッコリーは2回に播いており、これが2回目。
品種は1回目と同じくサカタのタネの「緑嶺」。
畑の準備は冬キャベツとほぼ同様で、苦土石灰は半月ほど前、化成肥料は10日前に帯状全層施肥しています。
さらに数日前に再度ロータリーで耕耘。
畝立ては管理機を使用。まず帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


畝間は80㎝と広め。
目印線を中心に管理機を逆転ロータで往復し、畝立て。


鍬でならし、かまぼこ形の畝に仕上げます。


この場所は、ごろ土の程度が比較的ましなようです。
ホーラーで植え穴を開けます。


思ったより乾燥しており植え穴が崩れやすい。


株間は30センチ。
植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


これが植付ける苗。


種播きは8月7日。
49穴の連結ポットに播きました。
気温が高く思いのほか大きくなりました。
1回目のブロッコリーよりやや徒長気味ながら、しっかりしています。
ポットの苗を配置。根鉢は十分できているので、根崩れはありません。


植付け。


植付け終了。


切りわらを敷きます。


乾燥防止と土の固結対策です。うまく活着してくれれば有り難い。
これは1回目に植えたブロッコリー


植付けて半月余り。
今年は気温が高く何度か灌水しました。
欠株はなく順調に生育しています。


冬キャベツの植付けをする

2022年08月27日 | 畑:葉菜類

冬キャベツの植え付けをしました。
半月ほど前に苦土石灰を全面散布し耕耘、10日ほど前に畝になる部分に緩効性肥料を帯状に施用し耕耘しています。
数日前に再度ロータリー耕耘。畝立ては管理機で行います。
まず、帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


畝間は広めの80㎝。
目印線が中心になるよう逆転ロータで往復し、畝を立てます。


鍬でならし、かまぼこ形の畝に仕上げます。


粘土質が強いため繰り返し耕耘してもごろ土が目立ちます。
これが植付ける苗。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。
当地では真冬に穫るキャベツが通称寒玉なので、甚だ分りやすい名前です。
雪中甘藍としても使えます。この品種を作るのは4年連続。
種播きは8月7日。
49穴の連結ポットに播きました。
気温が高く、日数の割には大きくなりました。
秋キャベツの時よりは少し徒長気味ですが、まずまずの仕上がりです。
これ以上置くと苗が老化するので、今が植え頃。
ホーラーで植え穴を開けます。


繰り返し耕耘したためか思ったより乾燥しており植え穴が崩れ気味。
株間は30センチ。少し狭めですが、広くすると球が大きくなりすぎます。


植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


苗を配置。根鉢はしっかりしており、根崩れはしません。


植付けました。


植付け終了。


さらに切りわらを敷きます。


これで乾燥防止と雨に打たれて土が固まるのを抑えたい。
こちらは、過日植付けた秋キャベツ


植付けて半月余り、欠株もなく順調に生長。
気温が高く、何度か灌水しました。想定より大きくなっています。


中晩生ハクサイの種を播く

2022年08月26日 | 畑:葉菜類

中晩生ハクサイの種を播きました。直播きです。天候を考えて予定より少し早めました。
10日前までには苦土石灰を全面に、畝になる部分に緩効性肥料を帯状に施用し、耕耘しています。
さらに数日前に再度ロータリー耕耘しました。


帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


畝立ては耕耘を兼ね管理機で行います。


畝間は80㎝。目印線が中心になるよう逆転ロータで往復し、2畝を立てます。


鍬で手直しをし、かまぼこ形の畝に仕上げます。


粘土質が強いため相変わらずのごろ土ですが、やむを得ません。
小さなドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
85日タイプを播くつもりでしたが、馴染みの店になく80日タイプになりました。
黄芯系の品種であまり大きな違いはないだろうと判断しました。
株間は30センチと中晩生品種としては狭いですが、大きくなりすぎる傾向にあるので狭くしています。
1カ所に7、8粒播き。写真で土との判別は無理ですが確かに播いています。


鍬で覆土し、軽く鎮圧。ごろ土なので少々不安はあります。


さらに、おがくずを掛けます。

これで、乾燥や雨に叩かれて土が固まるのを和らげたい。
こちらは10日ほど前に播いた早生ハクサイ


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。
発芽は揃いました、1回目の間引を行い3本くらいになっています。
ネキリムシの被害が出ています。
近隣では育苗する方が多くなっていますが、我が家は今年も直播きです。



今年のイネは草丈が高く穂が小振り

2022年08月25日 | 田んぼ

今年のイネは7月末から穂が出始め出穂期は8月3日、穂揃い期は8月5日となりました。
現在のイネは穂が出て20日余り。
これは我が家のすぐ前の田んぼ。


穂がかなり垂れ、色付いてきました。


8月の気温が高く、昨年ほどではないものの平年並か若干進んでいるようです。


当地方、8月はここまで、東北北部のような大雨からは免れ、まずまずの天候でした。
毎年のようにハラハラさせられるヤマセによる冷害の心配も今年はありません。
ヤマセの冷害ではこの時期になると誰の目にもはっきりとします。穂がこごみませんから。
こちらは別の田んぼ。


この辺りが初めに穂が出たところ。


今年のイネで感じるのは草丈が高いこと。
やはり気温が全般に高かったことによるものでしょう。
草丈が高いと言うことは葉の働きは期待できるので必ずしも悪いと言うわけではありません。
ただし、草丈が高くなると心配なのは倒伏。これが大きな問題です。
過去に台風や大雨で倒伏し、悩まされたことは何度もあります。
一週間ほど前に少し強い風が吹き、このようになびいたところがあります。


これから1ヵ月あるのでかなり心配です。
それと、もう一つ感じるのは穂が小振りだと言うことです。
詳しく調べた訳ではありませんが、長年の感覚です。手で触れば分ります。


穂の数は目標程度になっているので、着いている籾の数が少ないようです。
幼穂が生長する時期の7月中旬が特に悪天候だったからではないでしょうか。
別の田んぼ。


同じような姿ですが、若干遅いか。


穂はまだ完成しているわけではありません。今は米粒に中身がしっかり詰まるか大事な時期です。
穂が小振りでも中身がしっかり詰まれば品質が良くいいコメが穫れるはず。
当面の天気予報はイマイチで、秋雨に台風と心配の種は尽きません。


遅穫り用カボチャの誘引と整枝

2022年08月24日 | 畑:果菜類

遅穫り用カボチャの誘引と整枝をしました。
遅穫り用カボチャは抑制栽培とも言われます。貯蔵用カボチャとも。
遅穫り用カボチャは株間が狭いので親蔓1本仕立てにしています。端の1株だけが子蔓1本も残した2本仕立てです。


7月1日の直播き。
品種は「雪化粧」、1株だけ古種の「白爵」。
7月が天候不良だった割にはまずまずの樹勢で、近年では一番良さそうです。
空きスペースに蔓を誘引しました。できるかぎり蔓を伸ばしていきます。


元の方は葉が老化し、枯れが見えてきました。


本来なら1番果が10~15節くらいに着くのが理想ですが、全く着いていません。
そもそもこの位置には雌花が全く咲きませんでした。
気温が高く、雌花が出来なかったと思われます。この時期のカボチャの難しいところです。
それでも20節目くらいからいくつか着いています。


蜂が飛んでおり自然着果です。これが一番大きくなっています。


通常なら2番果に近い位置ですが、最初の果実なので1番果と呼んでおきます。
主枝から出るわき芽は全て搔くのが基本です。今回はこれくらい搔きました。


ただし、健全な葉を確保するため実の着いている節から出ているわき芽は残しました。邪魔にならない程度に伸ばしてから摘芯します。


これはその先に着いている2番果。


うまく留まるかは不確実ですが、わき芽を残しました。
これは1株だけの「白爵」。


「雪化粧」に比べると樹勢は弱いものの、着果しました。
これが20節目くらいに着いた1番果。同様にわき芽を伸ばしました。


これが2番果。やはりわき芽を伸ばし葉を確保。うまく着果するか。


「雪化粧」も「白爵」も貯蔵性の高い白皮系ですが、「白爵」はほぼ純白。
この時期は色合いは殆ど変わりません。
遅穫り用のカボチャは一昨年はゼロ、昨年は僅か3個と不作続き。今年は少なくとも数個は確保できそうな気配。
普通栽培の九重栗カボチャの1番果は数日前までに全て穫り終えました。


間もなく九重栗カボチャの2番果を穫るようになります。


㊗優勝 仙台育英高校に捧ぐ 墨彩画「フリージア」

2022年08月23日 | 水墨画:草花
画仙紙  半切1/3  

夏の甲子園で本県の仙台育英高校が遂に優勝の栄冠に輝きました。
ここに記録しないわけにはいきません。
1989年に大越投手を擁し、決勝で延長10回の大熱戦の末0-2で惜敗した試合が蘇ります。
東北勢にとっても再三の挑戦での悲願の初優勝。おめでとうございます。
須江監督や佐藤主将そして斎藤投手のコメントにも胸を打たれました。
拙い画ですが、優勝した仙台育英高校に捧げたいと思います。

過日、我が家で夏に咲く赤い花について記しました。
その中に、7月から8月初めにかけ旺盛な剣葉に朱色の花を多数咲かせるヒメヒオウギズイセンがあります。
植物音痴の小生が長らくフリージアの一種くらいに思って気にも留めず、正確な名を知ったのは近年。
フリージアを水墨の画題に取り上げる段になり、改めて調べてみたことがきっかけです。
考えてみれば、開花の時期も違い、花の形も大分違います。単に遠目に似たような姿と言うだけでした。
フリージアと言えば黄色で、朱色のヒメヒオウギズイセンより優しい感じがします。
フリージアの和名は浅黄水仙(アサギスイセン)と言うこともあるようで、納得です。
小生もフリージアの花は黄色のイメージしかありませんが、カタログを見ると様々カラフルな色があり、朱色もあります。
墨彩で描きましたが、やはり色付けは黄色となりました。


ピーマンのふところ枝を整理し支柱を上げる

2022年08月22日 | 畑:果菜類

今年のピーマンは植付け時に花芽が殆ど見えない苗だったのでスタートは遅れましたが、7月早々に穫れ始め7月下旬からは最盛となりました。
品種は「京みどり」。


毎年懸念するエソ系のウイルス病も、ここまでくれば大丈夫。
勢いは非常に良い。今年は気温が高いため枝が伸びました。


まずは簡易な整枝を行います。「ふところ枝」の整理です。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
ピーマンは花芽が着くたびに二本に分枝するので放置すると枝が混んできます。
上から覗き込むと混み具合が分ります.。


「ふところ枝」を間引きます。
中心に立てた支柱が見えるようにするのが目安。


1株でこのくらいの間引き量となりました。


「ふところ枝」を整理すると、光線が中まで通り実の肥大が良くなります。
風通しが良くなり、病害虫予防にも効果があるとされます。
次に誘引支柱を上げます。
誘引は畝の両側に立てた廃材の横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。
誘引支柱を上げるのは今回で3度目。
横パイプに枝を誘引止めしなくてもパイプに枝が密着すると枝は動かず、垂れ下がりません。
フックバンドを完全には止めていないので、軽く叩くだけで簡単に上がります。


この後も、パイプを上げるのでフックバンドは完全には止めません。これで問題なく持っています。


反対側の横パイプも上げました。高さ7、80㎝に上がったでしょうか。


実の成りもより見やすくなりました。多少の枝折れなどは分枝が多いので気にしません。


追肥はマルチの裾を少したぐり上げ、切りわらを敷いて速効性肥料をバラまいています。


非常によく穫れており、勢いも良いので長期の収穫が期待できそうです。


トラブったのは1本だけ。茎にズイムシが入りました。萎れが出て気付きました。
フキノメイガと思われます。茎に針金を通しスプレイ薬剤で退治。枯れてはいません。


真夏の食欲増進にはモロヘイヤ

2022年08月21日 | 畑:葉菜類

真夏の暑い時の食欲増進にはモロヘイヤが最適です。


このモロヘイヤはナスの畝の一部に播いたもの。


今年は間隔25㎝と狭く株数も15株と少ない。
種播きは5月18日。例年より若干早めの直播きです。
高温性の作物なので、温度が低いと発芽しません。水分不足でも発芽しにくい。ですから苗を育てるのが普通。
小生は昔から簡易な直播きです。発芽が不安定なのであまりお奨めはしません。
ただし、7、8粒と多めに播き、しっかり灌水します。播いた後にオガクズを掛けました。
今年は種播き後の気温が高く、発芽は良好でした。
発芽後も本葉数枚になるまでは弱い。その後は、一転非常に丈夫な作物です。


発芽が良かったため1株2本立てにしました。


株間も狭かったので、1本立てにすべきところかもしれません。
特別な管理はせず、専ら穫るだけ。病気や虫もほとんど付きません。
7月半ばに高さ5、60㎝になったところで、主枝の芯を摘み最初の収穫。
穫り跡が見えます。後はわき芽が次々に伸びてきます。


小さいわき芽も沢山出ていることが分かります。


混んできたので茎が少し細くなってきました。


穫り頃に伸びてきた茎が沢山あります。


葉を数枚付け、20㎝くらいで摘み取ります。


モロヘイヤは「野菜の王様」と言われ、エジプトの王様がモロヘイヤのスープで病が治ったという逸話で知られます。
事実、ビタミン含量は、ホウレンソウの数十倍とされます。
味に癖がないので、おひたし、天ぷら、和え物、汁物など多用途。
我が家の定番は、サッと湯がいた後、包丁で小さく刻み叩くかミキサーに掛けてとろみを出し、だし醤油で味を整えます。


真夏の暑くて食欲の落ちたときに、これをたっぷり乗せてご飯をかき込みます。
喉ごしが良く、あっという間に胃袋に直行です。


ナスのふところ枝を整理し支柱を上げる

2022年08月20日 | 畑:果菜類

ナスは収穫が始まって約1ヵ月半。昨年より半月くらい遅いペースです。
品種は中長なすの「くろべえ」。
今年は気温が高く枝が伸びています。通路が大分埋まってきました。


仕立て方は一般的な3本仕立て。
一番花の着いている親の枝と、そのすぐ下のわき芽2本を主枝にして伸ばしています。
出だしが遅い分、今の樹勢は強く、更新剪定は行いません。


整枝は簡易な「ふところ枝」の整理です。今回が3度目。
以前、切り戻し剪定も試みましたが、当地には適さないようです。
「ふところ枝」とは、株の内側に向かって伸びた枝のこと。
「ふところ枝」を整理し光線が中まで入るようにします。
丈が伸びて見にくくなりました。上から覗き込むのは難しいので、枝を分け脇から覗きます。


中心に立てた支柱や主枝が見えるようにするのが目安。 


今年はわき芽があまり茂っていません。今回はこの程度の整理です。 

誘引は、中央の1本の支柱と畝の両側に設けた廃材利用の横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。
横パイプに枝が密着すると枝が動かず、誘引止めしなくても垂れ下がりません。


これまで、枝の生長に合わせて横パイプを3回上げています。前回上げてから半月あまり経ちました。
横パイプは縦支柱にフックバンドで止めています。完全には止めていないので、下から軽く叩くだけで簡単に上がります。


ここでもフックバンドは完全には止めません。それで問題なく持っています。


同様に反対側の横パイプも上げました。


全ての横パイプが上がりました。パイプの高さは1メートル近くになっています。
通路がすっかり見えるようになりました。


今年は枝が伸びているため、支柱を上げる余裕はあと僅かとなりました。
より枝が伸びた株は摘芯することも考えなければならないかもしれません。
現在の樹勢を見るには花が目安になります。
このように雌しべの柱頭が長い長花柱花なら樹勢は良。


柱頭が短い短花柱花なら弱っている印ですが、見られません。
追肥は、マルチの裾を少したぐり上げ切りわらを敷き、速効性肥料をバラまきます。


収穫は最盛の状態が続いています。




オクラの密植栽培2年目

2022年08月19日 | 畑:果菜類

昨年に引き続き、今年もオクラの密植栽培を試みています。
密植栽培の利点は、莢の伸びるのを抑え穫り遅れを少なくし、草丈の伸びるのも抑えて増収効果があると言うもの。
昨年の結果は、増収したのは確かながら、莢の伸びや草丈の伸びについては天候の影響が大きく、よく分らないと言うのが結論でした。
そこで、今年もやってみることにしました。
5月16日に直播き。
畝間は150㎝と広めの黒マルチ栽培。
株間40㎝。1カ所5粒播き。指で種を押し込みました。
水漬けはしていません。播いた後十分に灌水はしました。
種播き後は気温が高く殆どが発芽しました。しかし、6月6、7日の大雨で壊滅かと思われる状態に。
オクラは雨にも照りにも強いと思っていましたが、小さいうちはそうでもないようです。
その後、完全に欠株になったものもありましたが、何とか持ち直し。
先月末から穫れるようになりました。
この部分が密植栽培。


この畑は風当たりが非常に強く倒伏が心配なので、1本ごとに支柱をしました。
支柱を約20㎝間隔に立て、それに合わせてオクラを間引き、茎を誘引。


1カ所から3本立てのものが大半、生育の関係で一部2本立て、4本立てがあります。


それぞれの主枝はほぼ均等に20㎝間隔に立っています。
昨年は20数㎝間隔でしたから、今年はさらに密植です。

非常に混んでいる状態ですが、昨年の経験では、収穫の都度葉を搔いていくので、次第に気にならなくなりました。
すでに人の背丈くらいに達して、下部は空間が多くなっています。


品種は丸莢オクラ(エメラルド)で硬くなりにくいという触れ込み。


こちらのオクラは主枝の間隔が倍の40㎝。


支柱を40㎝間隔に立て、それに合わせて間引き、オクラの茎を誘引しました。


当初から意図的に倍の間隔にしたわけではなく、湿害で十分確保できなかったもの。
結果的に、通常栽培に近い形で密植栽培と比較してみることになりました。

さすがに空間は全然違います。草丈はこちらの方が逆に低い。


ただし、こちらの品種は五角オクラ。


2年目の今年ははっきりした結論が出るか。
今ところ、密植栽培の方が草丈が高くなっています。
まだ先は長い。品種も違うため比較するには少し無理がありますが、あくまで達観です。


水墨画「ヒペリカム」

2022年08月18日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3  

7、8年前になるでしょうか。ヒペリカムと言う名は水墨の画題として取り上げられ初めて知りました。
園芸種は朱色の実を沢山着けており、見応えがあります。
植物音痴の小生は我が家にもこの植物があることが、その後に分かりました。
もっとも庭とは言えないところにあるので、普段は気にもとめませんでした。
6、7月に黄色の花を沢山着けている株がありました。そのうちに実を着け、次第に朱色へと変化し、画題と同じ植物と気づいた次第。
今年のは実が少なく寂しい。管理不十分と言うことでしょうか。
別種の株立ちの方は沢山花を咲かせているので多くの実を着けるでしょう。
墨彩の方がメリハリがつきやすいと思いますが、敢えて水墨で描いてみました。画には沢山の実を着けました。


早生ハクサイの種を播く

2022年08月17日 | 畑:葉菜類

早生ハクサイの種を播きました。直播きです。
近年は、お盆頃に天候を見ながら播くようにしています。
かつては8月早々に播いていました。早播きすれば当然早くから穫れますが、気温が高いため腐敗(軟腐病)が出やすくなります。
気温が年々高くなる傾向にあり、今はあまり無理をしなくなりました。
近隣ではハクサイを育苗する方が多くなっていますが、小生は未だ直播き。
10日ほど前に苦土石灰を全面に、畝になる部分に緩効性肥料を帯状に施用し、耕耘しています。帯状全層施肥です。
種播き前に、若干湿気が強いものの再度ロータリー耕耘しました。


粘土質なのでごろ土になってしまいます。でも、この程度なら今年は良い方です。
帯状全層施肥した位置に目印線を付け、畝立てをします。


今回は管理機を持ち出すまでもないので鍬のみで行いました。


後に中晩生種を隣に播きます。
畝間80㎝。株間30㎝。ドリンク瓶を使って播き穴を付けます。


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。


ここ何年かこの品種を用いています。黄芯系の品種で生育も安定しているようです。
1カ所に7、8粒と多めに播きます。


鍬で覆土し、軽く鎮圧。ごろ土は気になりますが、大丈夫でしょう。


おがくずを掛けます。


おがくずを掛けることで、乾燥防止と雨に叩かれるのを抑えます。


この後、雨予報です。うまく発芽してくれるといいですが。
中晩生種は今月末に種を播く予定です。
当地方では昔から秋冬野菜のイメージ筆頭はハクサイ。消費量は大幅に減りましたが、イメージはなお健在です。