里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ハクサイの追肥と土寄せ

2022年09月30日 | 畑:葉菜類

ハクサイに追肥と土寄せをしました。一昨日です。
8月25日に直播き
品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
85日タイプの予定が80日タイプになりました。
発芽もその後の生育もまずまず。
間引きは台風14号来襲前に終え1本立てになっています。
これはその時のもの。この時点では土はかなり乾いていました。


この時に管理機の逆転ローターで中耕しています。中耕とは畝間を軽く耕すこと。


普通なら土寄せ時に合わせてやります。葉を傷めやすいので、機械作業だけ終えることにしたもの。
台風はさしたることはなかったのですが、その後にかなりの雨。未だ水分が多い状態です。


まず追肥。
畝の両側に速効性の肥料を施します。


ここからの土寄せは手作業。
鍬で根元にしっかりと寄せます。


少し水分が多いながらも作業は問題なく出来ました。


これで終了です。姿としては悪くなさそう。


結球前に再度追肥土寄せできれば理想ですが。
こちらは早生ハクサイ。


品種はトーホク種苗の「郷秋60日」。
8月16日に直播きしたもの。今はあまり無理な早播きはしていません。
2週間あまり前に追肥と土寄せを終えています。
すでに結球の態勢に入っています。


概ね順調に見えますが、気温が高過ぎます。結球が始まって高温だと腐敗が心配。
10月半ばからの収穫が目安、どうなりますか。



水墨画「吾亦紅」

2022年09月29日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3   

ワレモコウは日本各地に自生すると言いますが、近隣で見たことはありません。
ワレモコウは草原のイメージがあり、近隣にそのような条件の所がないので多分自生はしていない気がします。
ただ、我が家にはありませんが、庭先に植えられているワレモコウを見る機会があります。
多数分枝し、先端に小さな穂を沢山着けています。
穂の先端から極小さな花が咲き始め、花弁はなく、一見赤茶色に見えるのは萼らしい。
花と言っても色合いは地味で小さく目立ちません。しかし、独特の風情が感じられます。
ワレモコウは漢字で書けば「吾亦紅」が多い。
楽曲にもなっていることから見ると、秋という季節感や人生の何某かがワレモコウの雰囲気と重なるからでしょうか。


今どきに咲いている家周りの花

2022年09月28日 | 

今どきに咲いている我が家の周りの花を、ここ1週間くらいで撮ってみました。
何れも開花は例年並みのようです。
まずはケイトウ。これは畑の一角にあるもの。


結構な種類があります。


すでに2ヵ月くらいになるでしょうか。
大きな花や大きな株になっています。


昨年残り花から種を取りバラ播いたものもあります。


これらが鶏頭らしいケイトウでしょうか。




大きな花になっています。


ヒャクニチソウ。
ケイトウの側にあり、これも名前のとおり長い。


アルストロメリア。


こちらも長く、まだ元気。

しっかりしています。


クジャクソウ。


今、盛りに咲いています。


生花にもできるし、墓参などには重宝します。


ハナトラノオ。


名前を知らずにいましたが、多分間違いないでしょう。


タマスダレ。


可愛い清楚な白い花。終り加減です。


キキョウ。
わき芽が次々に出てくるので重宝。まだ蕾がかなり残っています。


ダリア。
まだ咲き始まったばかり、晩生のようです。


ヒガンバナ。


石垣のそばにあります。


路傍のヒガンバナ。かつて野ネズミやモグラ除けに土手や畦に植えるのが流行ったことがあります。


ヒガンバナはお墓の花のイメージが強く幽霊花や死人花などあまり有り難くない別名で呼ばれます。
方々で群生化して作られていることからすると、最近はあまり気にしないのかもしれません。
ウメモドキ。


花ではなく実ですが、これから庭で長く楽しめます。


コスモスが満開ですが、撮るのを失念しました。





今年の稲刈りも無事終了

2022年09月27日 | 田んぼ

今年の稲刈りも無事終了しました。
当地、8月出穂後は総じて好天、順調に登熟が進むかに見えましたが、8月末から急減速。
8月27日以降の2週間で雨の降らない日はたったの2日だけでした。
このため早めに穂の出たところと遅いところの差が拡大してしまいました。
ただし、大雨には見舞われなかったのが救い。
9月10日からようやく晴天がもどり、気温も高く一気に進みました。
ただし、倒伏気味のところがあります。


今年の穂は小振りながらも、一見悪くなさそうに見えます。


昨年よりは遅いものの全体的に9月20日頃には刈り取り適期になっていました。
この田んぼも刈り頃の姿になっています。


単なる倒伏かと思いましたが、何者かが侵入した様子。足跡からイノシシではなさそうに見えますが、よく分りません。


我が家のイネは倒伏が徐々に進みました。特にこの田んぼ。

雨や風でさらに倒伏するのが心配でした。案の定、台風が続けざまに来襲。
幸いにも大事にならず通過してくれたのは有り難かった。
それでも、この辺りが最も倒伏の酷いところ。


軒並みべったりではないので刈り取りにそれほど支障はないと思っていましたが。
我が家でもかつてはイネ刈りも全て自前でやっていました。
しかし、今の機械は高額すぎ我が家の規模では更新しても採算に合いません。
そこで、しばらく前から刈り取り調製の作業は農業法人に委託しています。
当法人のライスセンターは乾燥機が大小6機と規模も大きい。
前代表が小生と同年代、現代表が息子さんです。
ご家族とは昔から懇意の間柄で、安心してお願いできます。
内心はもう少し前にと思っていましたが、こちらの都合ばかりを言うわけにはいきません。
コンバインのオペレーターは当法人の前代表。バリバリの現役で、テクニックは抜群。


コンバインは冷暖房完備のキャビン付き高速6条刈りで価格は最高級外車並。


とにかくスピードが凄く、我が家の田んぼなどたちまち終了です。
小生も、毎年、法人の軽トラックで運搬の手伝いをしています。
刈り取った後の田んぼ。


一旦は乾いたと思ったものの、やはりキャタピラーのわだちが酷い。


何分重戦車のごとき大型機械なのでやむを得ません。
田んぼにイネがなくなると何となく寂寥感を覚えます。


何はともあれ今年のイネ刈りも終了。果たして成果は如何に。
ところで、今日は安倍元首相の国葬日。
衷心より哀悼の意を表します。
事ここに至っても賛否の行動で生活できる人を羨ましくは思いますが、当方は淡々と野良仕事に励むしかありません。


オクラの密植栽培は概ね順調だが

2022年09月26日 | 畑:果菜類

昨年に引き続き、試しているオクラの密植栽培。
出だしで躓いたものの概ね順調のように見えます。
ただし、やはりよく分りません。
密植栽培の利点は、莢の伸びるのを抑え穫り遅れを少なくし、草丈の伸びるのも抑えて増収の効果があると言うものです。
少々変則ながら密植栽培と普通の栽培を比べています。
これが密植栽培。


7月末から収穫を始めました。
主枝がほぼ20㎝間隔に立っています。


昨年が20数㎝間隔でしたから、今年はさらに密植になっています。
株間40㎝で1カ所5粒播き。
生育を見ながら大半は1カ所から3本立て、一部2本立て、4本立てがあります。
この畑は風当たりが強いため倒伏が心配なので、1本ごとに支柱を立てました。
支柱を約20㎝間隔に立て、それに合わせてオクラを間引き、茎を誘引しています。


当初は非常に混んだ状態ですが、収穫の都度葉を搔いていくため、今は空間部分が多い。


すでに人の背丈をはるかに越しています。
密植栽培をすると草丈が低くなると言うのですが、今年もあまり感じられません。
莢の伸びについては、よく穫っている助っ人に聞くと、やはりよく分らない。
と言うのも品種が丸莢オクラ(エメラルド)のためもあるようです。


そもそもこの丸莢オクラは莢が長く、硬くなりにくいという触れ込みです。
こちらが普通の栽培。


主枝の間隔が倍の40㎝。
支柱を40㎝間隔に立て、それに合わせて間引き誘引しています。


初め湿害を受けての後付け普通栽培なので計画的ではありません。
当然ながら空間は広く、茎が太い。


草丈は逆に低く、まだ人の背丈くらいです。
ただし、こちらの品種は五角オクラ。


品種の違いなのか出だしの湿害の影響なのか分らないので、比較するのは無理かもしれません。
丸莢オクラと五角オクラを並べてみると。


丸莢オクラは細見で長い。
助っ人によると丸莢オクラは種が小さく、食べやすいという感想です。
全体では莢の着き具合や花などを見ると、しばらく穫れるでしょう。観察は続けます。

トマト連続摘芯栽培'22~第4基本枝の収穫順調

2022年09月25日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は順調に収穫を続けています。現在、第4基本枝を収穫中。


今赤くなっているのが主に第10花房で間もなく収穫が終わるところ。

第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、5、第6花房)は完全に収穫終了。
第3基本枝も第7、第8、第9花房と終了。
第8、第9花房の着果はやや不安定ながら、まずまずと言える出来でした。
第3基本枝はここで予定の花房は終りですが、おまけの+α花房をつけた株があります。
2本枝が垂れている一番下の花房がそれです。


ベットに着くくらいになっています。よく留まりました。色付いてきたので問題なく収穫できます。
第4基本枝は第10、第11、第12花房と着け、大概はここで芯止めしました。(第4基本枝の捻枝はこちら


この株は第10花房が赤くなって残っています。その下に着果はイマイチながら第11、第12花房、そして おまけの+α花房を着けています。


反対側はこんな風になっています。穫り終わった第3基本枝。


本来なら第三基本枝までの枯れ葉を整理するところですが、今年はあまり手を掛けていません。
ネットで囲っているため摘葉は省略。ただ、それがむしろ樹勢の維持にプラスになっている可能性があります。
この株は最もステージが進んでいる株。


赤くなっているのは第4基本枝第11花房で、その下に第12花房と+α花房。そして上に変則な第5基本枝2花房を作りました。よく留まっています。
この株はトータル15花房と言うことになります。
下の左の株も上から第5基本枝を試みましたが実が留まりませんでした。右の株の垂れているのは第4基本枝。


昨年は第4基本枝に入り急失速しましたが、今年は概ね順調。
基本枝の花房数を増やしてもあまり競合を起こさず、まずまずの着果が保たれています。
果実も悪くありません。Mサイズ中心ですが、安定して穫れています。


9月中旬の気温が高かったため収穫も進み、残りは大方2、3花房。
害獣の来襲を受け囲っているため、作業をするのも写真を撮るのも少々苦労です。


ここまで早い段階で1株は小生がつまずいて折損、もう1株は株自体が奇形で処分。2株を無駄にしました。
それを考慮すると、2018年以来の出来となるかもしれません。


栗は今年も豊作

2022年09月24日 | 畑:果実類

栗は今年も豊作です。
今年は9月半ばから拾い始めました。例年並です。
これがメインの栗の木。


樹齢は40年以上になります。
大木になりました。剪定を怠ったのが原因です。


昨年も豊作だったので2年続きの豊作になります。


イガ栗が青いまま落果する年もありますが、今年はそのようなこともありませんでした。


近隣の方も同様なことを言われています。ただし、虫食いが多いという話しです。
我が家の栗拾いは助っ人が主にやっていますが、多少その傾向があると言っています。
ちょっと寄せてみた限りではそれほど虫食いもなさそうですが。


大木で、南傾斜になっていることから畑まで転がってくるイガグリがあります。拾うのは楽とは言ってもイガは邪魔。


これは助っ人が穫った栗。悪くありません。


この栗は中型の丹波系。実は大きくないもののホクホクで甘味が強い。


今がピークです。
助っ人が幾人かに配っているようですが、皆から評判が良いらしい。
こちらの栗の木は未だにイガ栗は青い。


かなりの晩生です。
これは小生が10数年前に植えたもの。これも結構成っています。
品種名は失念してしまいましたが、確か「筑波」だったような。
大分成るようになってきたもののイノシシの餌になることが多い。
珍しく昨年はよく拾いましたが、今年はどうか。


水墨画「葡萄」

2022年09月23日 | 水墨画:菜果
画仙紙 半切1/3  

秋は果物の季節でもあります。ブドウもその代表的な果物の一つ。
今はシャインマスカットが社会現象化しているように見えます。
近年は我が家でも贈答で頂くことがあります。
ブドウの品種もその時々で象徴する品種があったような気がします。
昔、黒ブドウの代表的品種と言えばキャンベルアーリー。
中粒のブドウらしい姿で、酸味が強いものの甘味も香りもあり好きでした。
それをイメージし水墨で描いてみました。
中粒の出来が今一つ。筆の調子が良くなかったことにしておきます。
我が家ではブドウを作ったことがないのでよく分りませんが、近隣にあるブドウと言えばキャンベルアーリーでした。
今、店で見かけることは少なくなりました。
今はどんなものも、美味い=甘いが当たり前で酸味は好まれないようです。
シャインマスカットが社会現象化するのも分る気がします。実に甘い。
しかし、小生は甘味も酸味もほどほど、所謂甘酸適和が好みです。そういうことから言うと巨峰派でしょうか。
もっとも自ら買うことも殆どないのであまりなことは言えません。
それにしても、昔少しだけ味わったマスカットオブアレキサンドリア通称アレキの味は格別でした。
あの香りは忘れがたいものです。もう食する機会もないでしょうが。



冬キャベツに追肥と土寄せ

2022年09月22日 | 畑:葉菜類

台風来襲直前、冬キャベツに追肥と土寄せをしました。
品種は、トーホク種苗の「寒玉キャベツ」。ここ数年この品種です。
厳寒期、雪が降れば雪中甘藍にもなります。
この品種は外葉が大きく下葉が少し垂れるのが気になってはいます。
植付け後の天候が悪く生育が遅れていましたが、9月中旬の気温が高く急生長。


これ以上、大きくなると機械が入りにくくなります。
台風が来るというので、機械が入るうちにと急遽追肥と土寄せをすることにしました。
幸い、台風は大したこともなく通過してくれました。
まず、畦の両側に速効性の肥料を施します。


逆転ローターはダイコンの土寄せと同様、ロータの羽根を内向きにしました。


管理機が入るギリギリ。若干踏み潰す外葉が出ました。


想定以上に生長した感じです。さらにクワで土を根元に寄せます。


土寄せが完了しました。


こちらは秋キャベツ。
追肥土寄せをして10日ほどですが、大きく生長しました。
トーホク種苗の「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」。


最も早くから穫れます。はっきりと結球が進んできました。


これが「あまいキャベツあまみさき」。こちらも結球の態勢に入ってきたのが分ります。





九重栗カボチャは3番果もよく穫れた

2022年09月21日 | 畑:果菜類

台風14号来襲直前、完熟したカボチャの3番果を纏めて収穫しました。
幸い今回の台風は当地にあまり爪痕を残さず通り過ぎてくれたようです。
カボチャの品種は九重栗EX。


4月28日に我流の省力直播き。
株間45㎝の1カ所1粒蒔きで、株を間引き親蔓と子蔓1本の2本仕立てにしたもの。
伸ばした主枝のわき芽は全て掻き、最終盤は半放任。


主枝は長さ10mくらいに達したところで摘芯しました。
雑草が伸び、老化した枯れ葉も目立ちますが、ここに至れば影響はないでしょう。


人工授粉は1番果を若干した程度で。ほとんどが自然着果です。
1番果は8月中旬までに全て穫り終え、2番果も9月初めには穫り終えました。
今度は3番果が収穫適期を迎えました。今年は3番果も揃ってよく留まりました。
この辺りが3番果で、株元から6、7mの位置です。


2番果や3番果がまずいと言われるのは、うら成りの未熟果を収穫するからで葉が十分あり完熟果であれば美味しいカボチャが穫れるはずです。
開花してから45日を収穫の目安にしています。
最も遅いものでも目安の日数に達しました。


2番果を収穫して半月ほど、これまで収穫した果実が大分残っています。
まだ3番果は一度も穫っていません。
どの果実も軸は変色し、ひび割れが多数出ているので完熟しているはずです。


ただ、これまでよりは葉が傷んできたのでどうでしょう。
完熟がいいとは言っても、これ以上畑に置くのはかえって劣化しやすい。
ここで一斉に収穫します。
中型の形の良いカボチャが穫れました。昨年の3番果と比べても今年はよく揃っています。


右が今回取り込んだ3番果、左が残っている2番果。


まずは2番果から消費しなければなりません。次第に追熟の限度が近づいてきます。
今年の九重栗カボチャはほぼ満足できる結果となりました。
こちらは、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


冬至カボチャに使う貯蔵用です。
品種は「雪化粧」、他に1株だけ古種の「白爵」。
着果したのが20節目くらいで、それが実質的な1番果。


8月20日過ぎまでには全て着果しているので、あと半月くらいで収穫適期に達します。
結局2番果は一つも着きませんでした。


急遽ダイコンの追肥と土寄せ

2022年09月20日 | 畑:根菜類

台風が来襲するというので、急遽ダイコンの追肥と土寄せをしました。
暴風で引きちぎられるのを防ぐためです。
当地、晴れ間が見える天候で、嵐の前の静けさといったところでした。
今朝も比較的平穏ですが、台風の通過後の方が荒れるのかもしれません。
今年、ダイコンは3回に播いています。
品種は全てタキイ種苗の「耐病総太り」。
これが最初で8月23日の種播き。


こちらはすでに1週間ほど前に土寄せを終えています。
気温が高いこともあって生長は早い。


これが1週間後の2回目に播いたダイコン。


2本立てになっているのを間引いて1本立てにしました。


これがさらに1週間後9月6日に播いたダイコン。
まだ早いのですが、土寄せする関係でこれも1本立てに。


3本立てになっていたので、普通ならここで2本立てにし、1週間後くらいに1本立てにして土寄せするところ。
こんな風に並んでいます。ダイコンの消費は減少しており、畝数を減らしました。


次に追肥。畦の両側に速効性の肥料を施します。


9月上旬は雨続きでしたが、中旬は雨が降らず気温が高いため乾いて土が締まっています。
土寄せは管理機を使用。逆転ローターで土を上げます。


土が締まって硬く、土が飛び散らないようロータの羽根は内向きにしました。
かなりのごろ土状態です。


クワで根元に寄せます。


こちらはまだ小さく土寄せもしにくい。
丁寧にしたつもりですが、強風で細い胚軸が引きちぎられてしまうかもしれません。


急遽対策した効果はあるか。


この後、冬キャベツの土寄せもしました。それについては後日記録予定。
台風襲来で一番気になるのは田んぼながら、如何ともしがたい。


モロヘイヤ未だ健在よく穫れる

2022年09月19日 | 畑:葉菜類

モロヘイヤは未だ健在。今年はよく穫れます。


直播きでも発芽時の気温が高く例年にない発芽率。
その後も全般に気温が高く高温性のモロヘイヤにとっては良好な環境だったようです。
当地、今年は不良天候時も気温は高いというのが特徴で、9月になってもあまり変わりません。
株数も15株と例年より少ないながら生育は頗る旺盛。沢山摘んだ後が見えます。


モロヘイヤは小さいうちは弱いものの、本葉数枚以降になると丈夫で病気や虫もほとんど付きません。
そのため特段の管理は必要なく、専ら収穫するだけ。
わき芽が次々と伸びてくるので、葉を数枚着け、20㎝くらいで摘み取ります。

摘み取ればわき芽が出てさらに分枝するので茎数が凄い。


モロヘイヤは短日植物のため、日が短くなってくると成長点に花芽が出来、生長は止まります。
栄養が不足すると花芽はより出来やすくなります。
このモロヘイヤはナスと同じ畝の端に作っているので肥料などはナスと同等に入っています。


そのため栄養十分で生育旺盛、花芽が出来るのも遅れる可能性があるかもしれません。


これは代表的な短日植物のシソ。


畑の一角にありますが、すっかり花穂から穂ジソになっています。


モロヘイヤはシソの葉によく似ています。でもシソ科ではありません。
似たような短日植物でも反応の仕方は大分違います。
しかし、穂ジソが出る頃になるとモロヘイヤの終りも近づいている知らせです。
花芽が出来ると次第に葉も硬くなり、茎の伸びも悪くなってきます。でも今月いっぱいは全く問題ありません。


特に、今年は9月の気温が高く例年より茎の伸びが衰えません。


ビタミン豊富で栄養価は抜群なので、今年は夏バテ防止にトロロ状にしてご飯に乗せ沢山食べました。
なお、モロヘイヤの実は毒性が強く要注意とされますが、その時期まで食べることはまずないでしょう。


水墨画「茄子」色んな形のナス

2022年09月18日 | 水墨画:菜果
さ本画仙 色紙  

今年はナスの勢いが衰えず、盛んに穫れ続けています。
我が家で作っているナスは中長なすの「くろべえ」と言う品種ですが、ナスには色んな形のナスがあります。
いくつか水墨で描いてみました。殆ど一筆か二筆、線描きをちょっと加えただけです。
最も長大な大長なすの代表的な品種が「庄屋大長」。当県でも作っているところがあります。小生は作ったことはありませんが、軟らかく美味しいという評判です。
次いで、いわゆる長なすでは、「黒陽」「 筑陽」がよく知られています。タキイ種苗では太長ナスと表現しているようです。
このタイプのナスは西日本では一般的ですが 、東日本ではあまり作られません。当地方でも店で見ることは殆どありません。
当地方で長なすという場合は「仙台長なす」で代表される小さなナスで一般には小茄子と言われています。
名産「仙台長なす漬け」は当地方伝統の漬物です。
小茄子には対照的な形の丸なすがあり、山形の「民田茄子」が有名。
「民田茄子」の辛子漬けは小生の好物です。
最も多いのが中長なすから卵形のナス。長なすと丸なすの中間と言うことになりますか。
代表的な千両ナスはタキイ種苗では長卵形と表現しています。
我が家で作っている「くろべえ」は渡辺採種場の中長なす品種。各種苗会社多くの品種があります。
水ナスも形としてはこの形に近いながらふっくらしています。
「賀茂なす」はじめ丸ナスは各地に多くの在来種が見られます。
ヘタが緑でトゲが鋭い大ぶりの「米ナス」。
以前は我が家でもよく作っていました。ボリュームがあって焼きナスに最適なのですが、穫れ方が少なく今は止めています。
色も白、赤、緑など変わったナスが多々見られます。


ピーマンの誘引支柱上げとふところ枝の整理

2022年09月17日 | 畑:果菜類

ピーマンは収穫が始まって約2ヵ月半。7月下旬から最盛の状態が続いています。


品種は「京みどり」。
8月末からの不良天候下でも衰えは見えません。


生育旺盛で大分茂っています。


誘引はナスと同様、畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡便な方法で行っています。
これまでに4回上げています。枝は横パイプに誘引止めしていません。
パイプに枝が密着すると枝は動かず、垂れ下がりません。


フックバンドも完全に止めていないので、軽く叩くだけで簡単に上がります。


すべて上がりました


まだ支柱には若干余裕があり、あと一度は上げることが可能です。
フックバンドは完全に止めなくても最後まで持っています。
多少の枝折れなどは分枝が多いので問題になりません。
ピーマンは花芽が着くと二股に分枝するためねずみ算式に枝が増えていきます。
混んできたので整枝が必要ですが、簡易な「ふところ枝」の整理を行います。
「ふところ枝」とは株の内側に向かって伸びている枝のこと。
茂っているので見にくいですが、まだ辛うじて上から覗き込むことが出来ます。


「ふところ枝」を間引きます。
中心が見える程度に間引くのが目安。


光線が中まで透るようになることで実が肥大し、風通しも良くなり病害虫予防の効果も期待できます。
1株でこの程度の間引き量となりました。


追肥はマルチの裾をたぐり上げ切りわらを敷いた所に速効性肥料をバラまいています。
成りも肥大も極めて良好。


助っ人も呆れるくらい連日よく穫れます。


小生はピーマン好きで一日10個くらいは平気で食べます。


ニンジンの間引きは少し遅れた

2022年09月16日 | 畑:根菜類

ニンジンの間引きをしました。少し遅れてしまいました。
ニンジンは2回に種を播いています。簡単なバラ播きです。
品種はトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
今回間引きをしたのは2回目に播いた冬ニンジン


例年より若干遅い種播きでしたが、気温が高く水分も多かったため想定より大きくなりました。
今回も発芽は良好。ほぼ100%の発芽のようです。
1回目に播いた秋ニンジンが混みすぎたので、厚播きにならないよう気をつけたつもりですが。
このくらいなら間引きは少なくてよい。

伸びが早く間引きは遅れたものの、この程度ならしょうがないか。


間引きました。最初の間引きなので数㎝間隔が目安です。


ただし、次回の間引きが多少遅れてもいいように7、8㎝間隔を目指しました。


この程度の間引き量。これでも秋ニンジンの前回間引きよりは少ない。


これで1回目の間引きは終了。


収穫は12月以降、冬囲いにもなるので生長はじっくりで良い。
こちらが1回目に播いた秋ニンジン。


7月7日の種播き。
最終の間引きを10日ほど前に済ませました。これは、その時のもの。
混みすぎて茎葉が徒長し絡みつく状態になってしまいました。


前回間引きから1ヵ月ほど経ちます。
間引きの目安は10㎝強。伸びすぎて見にくく苦労しました。
これで間引き後の状態ですが、間引き切れていないところがあるかもしれません。


この程度の間引き量でした。


すっかりニンジンの形になっているものもあります。真面目な方ならベビーキャロットとして利用するところかもしれませんが、全て処分しました。
今回見たところ、ウスカワマイマイが異常繁殖。


雨が多く、混んでいるのでウスカワマイマイの住かになったらしい。できる限り捕殺しました。
今回さらに追加の間引き。あとは10月早々から間引きを兼ね早めの収穫を始めることにします。


ニンジンなどセリ科に特異的に付くキアゲハ。見つける都度捕殺します。


今年ほど混んで伸びるのも珍しいことですが、天候だけでなく肥料が少し効きすぎているのかもしれません。