まるぞう備忘録

無題のドキュメント

仕事のミスはなぜ起きる?

2015-03-04 11:02:26 | まるぞう経営学
読者の方からコメントを頂きました。
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まるぞうさん、おはようございます。
以前会社の職員でミスをしてしまう方がいたという記事があったと思うんですが探しきれませんでした。
その記事にはミスをしない心がまえと行為と原因がかいてあったと思うんですが題名教えていただけますか?
難しければ結構ですので...
同じようなミス、確認の甘さで回りの方に迷惑かけてしまいなさけないかぎりです。
焦って焦って空回りです。
直したいのです。
すみませんがお願いします
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過去記事に掲載したものは、部下がミスを繰り返してしまう時の、上司や会社側の対応についてです。


もしミスを繰り返すのであれば、それはその業務フローに問題があるということです。
人がミスを多発するということは、必ず業務の背景に問題があるということです。



1,作業そのものがミスを誘発させる

たとえば単調作業であるに関わらず、複雑な判断を混ぜなければならないような仕事の場合です。
たとえば膨大な数の電話番号をひたすらパソコンに入力するような仕事があったとしましょう。
ただし末尾が3の倍数の時のみ、入力は全角数字で打つというルールが混ざっていたりする場合です。


こういうケースは、一度業務を洗い出して整理するのが一番です。
繰り返したミスの共通原因は必ずあるはずです。



2,苦手な人がいるためにミスが多発する

あるいは人に起因する場合もあります。
自分の業務の中で、あるケースにおいては、先輩のAさんに依頼するということになっているとします。
しかしあなたはAさんが正直苦手です。


ルールの通りAさんに仕事を回す時はたいてい機嫌悪く怒られます。
「なんでこんな忙しいときに持ってくるんだよ」と。
だからあなたはなるべくAさんに関わりたくないです。
本来ならAさんにまかせるべきことを、あなたが背負い込むのでどうしてもミスが多くなります。


やはり「苦手な人と関わること」が「給料の種」と割りきって、嫌われても怒られても、ルールどおりに相手に関わらなければならないです。
嫌な人を避けてミスが多発するのは社会人としては「☓(ペケ)」ですから。


社会における苦手な人というのは、短期間に自分を成長させてくれる貴重な磨き石であります。人生は本当に短いですから、貴重な磨き石はどんどん利用させてもらいましょう。



3,仕事そのものが嫌な場合

業務の中で自分が苦手な内容については、無意識に避けたい、忘れたい、というバイアスが常にかかります。
本人はたまたま「忘れた」「ミスった」と思っていますが実は、やりたくない仕事なので「忘れた」のです。「ミスった」のです。


メモをとらない人や、その時はメモをとっても見返さない人の深層は、そもそも「その苦手な仕事から距離を置きたい」という腰が引けていることがあるかもしれません。



4,根性論ではミスは減らない

ミスを繰り返すと本人は情けなくなり、もう2度とミスを起こすまいとは思います。
しかしミスが連続しておきる根本の原因が解決されない限り、ミスは必ず繰り返されます。


逆に本人が自分のミスの連続の原因とは上記3点のどれであるか、を知ることができれば、減らせる可能性がぐ~んとあがります。



私はサラリーマン時代は非常にミスが多かったのですが、その理由は単調作業や単調ルールを馬鹿にしていたことでありました。
自分が経営者になって全ての責任を負うようになって、幼稚であったことを思いしっております。



おひさま、ありがとうございます。


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