まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【房総大停電】ラジオを使おう。

2019-09-15 10:15:24 | 防災情報。


情報から断絶された?

「SOSが届かない 大規模停電“孤立”はなぜ?」
13日午後7時30分

記録的な暴風が首都圏を襲った台風15号。千葉県南部では通信手段が途絶えSOSを出すことさえもできずに孤立状態となり、被害の全容がつかめない地域も。また、暴風によって相次いだ送電線の鉄塔や電柱の倒壊。停電の復旧もままならないなか、台風後の猛暑によって熱中症のリスクが高まっている。住民を「命の危険」へと追い込む「孤立」と「停電」は、なぜ起きたのか。被災地からの最新報告。
https://www4.nhk.or.jp/netadori/5/


 番組では一人暮らしをしている高齢の女性を取材。地下水をポンプで組んでいるので停電になると断水になっている。たまたまペットボトルに水を蓄える習慣があったので助かってはいる。という内容でした。
 しかしその女性の2キロまで給水車が来ていたのですが、女性は知りませんでした。
 電話も通じないしテレビもつかないし、そんなこと知りようがない。という話です。

 他の住民の人たち。市役所のロビーに行列。みな自分のスマホの充電をしにきています。
「とにかく、電話が繋がらない、メールも繋がらない、インターネットに繋がらない、テレビも観れない。どこがどうなっているのかさっぱりわからない。早く電気開通して欲しい。」

 これを受けたスタジオ。
「もうメールもインターネットもテレビも繋がらない情報ですから、住民の皆さんは情報を得ることが出来ない。そして自分たちの情報も発信することは出来ない。
一刻も早く電気が回復して欲しいです。」
 その様に解説しています。



NHKなのに自分たちのラジオ放送をすっかり忘れてる。公共放送?

 おいおい。ラジオはどうしたんだよ。ラジオは。と私は思わずテレビの前で声を上げてしまいました。
 停電の房総住民だけなら百歩譲りましょう。NHKまでが、自分たちが流しているラジオのことをすっかり忘れてるなんて。本当にあんたたち公共放送の自覚あんの?と怒鳴ってしまいます。ぐるる。

 首都圏のラジオはもうずっと停電復旧見通しや給水場所などの詳しい情報を流してんですよ。自分たちが情報とれないなんて嘆く住人の人たちや「首都圏ネタドリ」のスタッフたちは目が塞がっとんのかい。あるいは私が並行世界に来ちゃっている???



災害時の情報源はラジオ。これ一択。

 私が元いた世界でも2011年3月11日に東日本で大震災がありました。その時に学んだ教訓の一つは「スマホは当てにならない。半日で電池が切れて使い物にならない」でありました。
 ですから元いた世界の日本人は、被災した時の情報源は「ラジオ」ということが徹底していました。もう防災品としてラジオは必需品で、みなカンパンや水と同じ様に懐中電灯とラジオと電池を買い揃えています。ここの世界の人たちはどうやら違うようですね。

 また私が元いた世界でも昨年2018年9月6日に北海道で震度7の地震が発生し、北海道全域が大停電ブラックアウトしました。
 その時、携帯電話の基地局が48時間でバッテリーが切れてやはり電話もメールもインターネットも全て断たれたのでした。

 311の経験からモバイルバッテリーを用意していた方も多かったようですが、そもそも通信基地が48時間以上の停電には耐えられないのでした。
 やはりこの経験から人々は「災害の時はラジオじゃなきゃだめだ」ということを思い知ったのでした。

 残念ながらこちらの世界の人たちは誰もそこまで大きな被害を受けていらっしゃらなかったのでしょう。
 スマホは災害時は全く役に立たない最も脆弱なインフラであるということを今回初めてお知りになったのでしょう。
 こちらの世界の方々ももう今日から是非防災品にラジオと乾電池を加えて頂きたいです。私の元いた世界では家電量販店には防災用のラジオだけで一つのコーナーがあるほどの品揃えでした。こちらの世界でもこれからはラジオのコーナーが作られることでしょう。防災用のラジオならつけっぱなしでも1週間電池が持つのですよ。知ってた?

「もう電気が切れて、電話もスマホもメールもインターネットもテレビも観れないのです。どうやって情報を得たらいいんですか。」

 これからは「ラジオ」を備えましょうね。

 そしてNHKの方々。公共放送とはそのためのものです。ワイドショーやドラマのために私達はお金を払っているのではない。
「被災した人たちに生命に必要な情報が届かない?」
「早く電気復旧して欲しいです。」
ではダメなのです。

「被災した人たちに生命に必要な情報が届かない?」
「おかしいな。公共放送たるNHKはそのために準備していないのか?」
「いや。ある。ラジオがある。」
「そういえばラジオでずっと千葉県の緊急情報流しているじゃないか。」
「私達はラジオで情報を被災地に流してますよ。ともっと告知しないと。」
という発想じゃないとダメなんですよ〜。自分たちのことでしょ。平和ぼけしてんじゃないの?



電気さえ開通してくれたら。という発想から転換しましょう。

 被災に遭われた方々。心からお見舞い申し上げます。しかしもう電気は当分開通しないご覚悟で。
「とにかく電気が開通してくれないと困るのです。」
ではなくて
「もう電気が通じることは当てにしない。」
という発想でご家族の生活を守って頂きたいと思います。

 それはとにかく薄着で冬山で遭難するようなものです。
「寒いです。早く春になって雪が溶けて欲しいです。」
という話ではなくて、どんな寒さでも耐えられる防寒の備えが必要なのです。
「とにかく電気が復旧してくれないと。」という気持ちはわかりますが、そんなことに頼っていては防災ではありません。

 少なくとも我々が今まで経験した災害は、どんなにひどい災害でもラジオだけは繋がっていました。だからラジオなのです。もしラジオの電波が地上から消えるような災害はもうそれは人類滅亡の危機です。そもそも。

 とにかく一番災害に弱いスマホのインフラなんかを命綱にしてはダメだ〜。バカチン。



つづく。



■首相官邸へのご意見
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おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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UQWiMAXのルーターは片手に入る薄手のもので、確かに少し熱を持っている感じです。
ミジンコの頭で考えて、これからは寝る前に電源を抜いて、朝、入れるようにする対策を考えました。


→ 私は濡れ布巾の上に乗せて冷却してます。ポケットルーターはバッテリーがすぐ熱くなるのです。冷たいはずの布巾が数分でホカホカ布巾になります。

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電柱の強度は風速40m/sまで耐えれるように作られている。

→ 40m/s以上の地域で停電が起きているというのは相関として事実です。考えられるのは、
・40m/sの地域でも瞬間風速でそれをはるかに超える突風が吹いて電信柱が倒れた。
あるいは
・電信柱は持ちこたえてもそばの樹木や建物の構造物が吹き飛ばされて電柱や電線に被害を与えた。
です。
たとえ1%の電柱でも倒れれば、その下流の地域は停電となります。

昨年の大阪の台風21号もしかり。40m/sを超える地域では停電が起こる。そして台風による停電は復旧に2〜3週間かかる。
間違ってもスマホやインターネットに依存した防災計画じゃないですよね。千葉県庁さん。

私達が肝に銘じるべき教訓と思います。

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いつも利用しているヤフー乗換えのアプリの設定画面をたまたま先程押してみたら、見覚えの無いI.D.が登録されていました。慌ててログアウトしたのですが気味が悪いです。
スマホはアイフォンですが、時々勝手にyoutubeが起動したりもします。先週アップルサポートのチャットで相談したら強制終了?のやり方を教えてくれて、やってみましたがその後もあまり変わりません。


→ ヤフーのIDとは自分が登録したログインアカウントではなく当人が見たこともないIDが割り当てられているものです。
youtubeが起動するというのは、自分が画面を操作中でしょうか。あるいはカバンに入れっぱなしの時でしょうか。知らずに画面にタッチしてしまうことはよくあります。

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世の中が便利になる必要性すらわからなくなってしまいました。

→ この文明は人の好奇心で成立しております。より便利にという好奇心はこれはこれで大切なものだと思います。

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地中に電線を埋める案も、今度は地震の際のリスクがあり採算に見合わないようですし、 自然環境との共生を考えるとき、そこには必ず経済活動の帳尻に見合うものしか採用されないもどかしさを感じてしまいます。

→ 電信柱からの電力とスマホに依存しない備えをすると決めることが大切と思います。

もし我が家が田舎で地下水電動ポンプの生活であれば、手動ポンプも併設します。

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まるぞうさん最近お勧めのニンニク料理のレシピを紹介いただけませんか?

→ 料理の最初、油を使う時に使用します。

・イタリア料理:ニンニク+鷹の爪(弱火でゆっくり煮出して香りをオイルに移します)
・カレー:ニンニク+生姜(カレールーの場合はニンニクは不要です。箱のとおり作るのが一番美味しい)
・中華炒め:ニンニク+生姜+長ネギ(台所が一気に中華料理屋さんの香りに包まれます。楽しい。特にチャーハンなど。)

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あるブログで今回の停電は小泉氏が環境大臣になったことでおきたと書いてありました。彼は原発反対です。

→ 私の見解では関係はないです。ただ汚染水撤回発言はよろしくないです。
世界中の原発がトリチウム水は希釈して海洋に放出しています。なぜか。トリチウムは生物の体内には残留しないから。ヨウ素やカルシウムの変わりに体内に吸着されるセシウムやストロンチウムとは決定的に異なる。
なぜ福島だけが保存し続けなければならないのか。しかももう数年で満杯になるのに。

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成田空港から飛行機で飛び立つと、千葉全域にたくさんのメガソーラーパネル設備があるのを目にします。また、ソーラーパネルを設置している家も結構ある事が分かります。今回、そうした家やメガソーラー発電からの電力の供給はなかったのでしょうか。電線が寸断されたなら、周辺の地域にそういう家や施設からバッテリー電源を各戸に供給できるような体制、あるといいなと思いました。というか、ないと困ります。

→ 防災として設置されているわけではないので、近隣の住民に電力を配布する蛇口が付けられていないのだと思います。コストがかかりますから。
そしてメガソーラー自体も災害には決して強くない構造ですから、今のメガソーラーは自然だけ破壊する中途半端な施設だと思います。

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