まるぞう備忘録

無題のドキュメント

愛情という名前の一品。

2023-11-30 09:51:24 | 今日のひとり言


住宅街の中にある食堂。

先日、新宿にオフィスがあるお客さんと打ち合わせが終わったあとです。
「まるぞうさん、このあとお昼どうしますか?よければ一緒に食べに行きませんか?」
と担当者さんに声を掛けられました。

彼に言わせるとその食堂は地味だけどとても美味しいんです。ということでした。



身体に染み入る滋味とはこのこと。

徒歩で行くには少し遠いので電車で数駅移動した住宅街にその食堂はありました。
お昼時は過ぎた時間でありましたが、満席でしたので私達は食堂の外で少し待つこととしました。

しばらく待ったあとお店の中に入ります。
接客を受け持っている女性の店員さん一人と、厨房には女主人の方が料理をしています。

お勧めは何ですか?と彼に尋ねると
「ここはカレーも美味しいんですが、やっぱりラーメンですね。味噌ラーメンです。」

彼のお勧めに従いその味噌ラーメンを注文しました。
そして食べてみると驚きました。
その味噌ラーメンは身体中に優しく染み渡る。そういう料理でありました。
見た目は普通の味噌ラーメンに見えますが、身体に染み込むその食べ物は、私達がイメージする一般的な味噌ラーメンとは似て非なる全く別のもののようです。



明るく優しい空気の店内。

店内を良く観てみると、店内は明るく清潔で、そしてお花が机に飾られています。女性主人の細やかな気遣いがお店の中に溢れておりました。
お客さんも、普通はこういうお店は男性客が多いのですが、近所に住んでいると思われる女性も何人も常連さんになっているようです。
たしかにこんなに優しい味噌ラーメンなら、女性も好きであろうと思います。



「愛情を注ぐ」にたどり着いたお店。

あとでネットで調べてみると、このお店はもともと女主人の旦那さんが始めたそうです。
しかし開店して数日で放り出したそうです。
しかたないので、奥様がその食堂を引き継いだそうです。
それまで普通の主婦であった奥様が見様見真似で食堂を始めたのです。

奥様のお母様の手伝いに来られて、二人で切り盛りされていたようですが、全然流行らずずっと赤字のままでした。
その後、お母様は病気で倒れられ、他界されました。

しかしその頃から、だんだんとその食堂の味噌ラーメンが評判になり始めて、今では毎日満席行列となる繁盛店になっています。

お母様は最後までお店の経営を心配されていましたが、黒字になったところを生きている間に見せたかったと女主人の方はインタビューで話されておりました。

とにかくお客さんには身体の良いものを食べて欲しいということで、出汁とりから非常に丁寧に調理作業をされているようです。
そして最後に「お客様に美味しく食べて頂きたい」という想いを、一杯一杯込めている。これがうちの味の秘訣だと仰っていました。

なるほど。なぜこの(見た目は変哲もない普通の)味噌ラーメンが、あれほど滋味深く身体に染み渡るのか。その理由がわかるような気がいたしました。



引退される最後の一杯まで。

この女御主人の方も高齢になり始めているようで、一日厨房に立ちっぱなしはお辛いかもしれません。
インタビューでは、子供も後継者もいないので、私が厨房に立てなくなったらこのお店はたたみます。とおっしゃっておりました。うむむ。。

他では食べることができない、この優しい味噌ラーメンを食べることが出来るこの時代の今のお客さんは本当に幸せです。



ずっと苦労の続いた期間は長かった女御主人の人生でありますが、今はその「愛情」を丼に注ぎ、そして多くの地元のお客様に愛されている食堂でありました。
ごくまれに、このお店のように、作る方の愛情と真心の想いが込められた料理を出す食堂があります。そしてそのお店は例外なく、地元のお客に愛されて満席行列となっています。

本当にご馳走様でした。そしてありがとうございます。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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まるぞうさん素敵な動画紹介ありがとうございました。言葉で言えないようなもどかしさもなんとなく共感できた思いです。

→ この動画に惹かれる視聴者さんの多くがそういう感じで伝わっているのだと思います。

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まるぞう様 刮目MAXの動画の紹介、誠にありがとうございます。
エゴをテーマとした回を拝見したら。この方はまさに私たちのこれからを具現化した(蛹から蝶・半霊半身の姿への)トップランナーでしたね。なるほどと、合点しながら、これからの生き方をワクワクドキドキ、いきいき楽しく予習している感じです。きょう北北東北は雪です。身も心も浄化されているこの感じは当動画のおかげですね。

→ 本当に。この時期この方が動画配信を始めたのも。そろそろ。ということだと思います。本当に楽しみです。

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「悩みは自分で創り出している」という言葉、全くその通りだと思います。

善意でしょうが、安っぽい母性でレッテルを貼られて精神科病棟に入れられたにも関わらず、よくぞご自身で生還されました。

まだ一本しか動画は見ていませんが、引き続き見てみたいと思います。

あと登録者が増えてくると、アンチも増えてくると思うので、そこが少し心配です。他人に振り回されず、ご自身の想いを伝え続けて欲しいなと願います。

→ この方は我々が思うより桁違いに強い方であり、かつ愛情深い方と思います。

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なぜ自分の中の本当の自分というのですか、そのものといてるという感覚をもつまでに人によって時間差があるのでしょうか。

→ 窓から差し込む優しいひだまりの中にそれがあります。と思います。

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