レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

電送人間

2010年12月21日 22時33分44秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「電送人間」
1960年 日本 85分
■監督:
 福田純
■出演:
 鶴田浩二
 平田昭彦
 白川由美
 中丸忠雄
 河津清三郎
 天本英世

●あらすじ
一人の男が銃剣で刺殺されるという事件が起こった。
犯人を追いつめたものの、男の姿は密室から忽然と消えうせていた。
事件を追う桐岡記者は、物質転送を研究する仁木博士が、
犠牲者と犯人・須藤を繋ぐカギであることを知る。
犠牲者を含む大西たちは、14年前、須藤と仁木博士を生き埋めにしていたのだった……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
「美女と液体人間」に続く、東宝特撮・変身人間シリーズ第二弾。
前回が高木彬光っぽいとしたら、今回は京極テイストかも。
と言っても、ストーリーに戦中だか戦後が絡んでいる所が、京極のなんかの小説にあったなってだけかも知らん。
お化け屋敷のシーンとか、全体的な雰囲気はさらに良くなっている。
液体人間の時は、誰が液体人間かハッキリしていなかったが、
今回は電送人間が誰か判っているので、構成もしっかりしている。
「美女と液体人間」よりかは、多くの人に薦められるかもしれない。

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美女と液体人間

2010年12月20日 23時37分50秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「美女と液体人間」
1958年 日本 87分
■監督:
 本多猪四郎
■出演:
 佐原健二
 白川由美
 平田昭彦
 土屋嘉男

●あらすじ
一人の男が消失するという事件が発生した。
捜査を担当した富永刑事は、友人の科学者・政田から、
大量の放射能を浴びることで人間が液体化するということを聞かされる。
やがて一連の犯行は、原爆実験の巻き添えで液化した人間、液体人間の仕業であることが判明する。
大都会を徘徊する異形の殺人者に対し、捜査陣は政田の協力を得、ついに下水道へと追いつめるが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
特撮が雰囲気に溶け込んでいて、世界観は悪くない作品。
時代性もあるが、大人な雰囲気のテイストは探偵小説風味とでも言おうか。
基本的に大人向けに作られているので、刑事たちが液体人間なんてまるで信じていない描写に
リアリティが感じられる。
と言っても、脚本は突っ込み所満載で、特に液体人間の描き方がかなり微妙。
正体も不明、目的も不明。ただ存在してなんかしている。みたいな感じ。
ラストの掃討作戦も、いつの間にか場所限定で進む都合の良さもある。
とは言え、中々楽しめる一品である事は間違いない。
昭和のミステリー・ファンなら、結構オススメ。
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ペンタグラム 悪魔の烙印

2010年12月19日 23時46分10秒 | ホラー

「ペンタグラム 悪魔の烙印」
原題:THE FIRST POWER
1990年 米 99分
■監督:
 ロバート・レズニコフ
■出演:
 ルー・ダイアモンド・フィリップス
 トレイシー・グリフィス
 エリザベス・アーレン
 ジェフ・コーバー

●あらすじ
ロサンゼルスで連続殺人が発生。
儀式めいた事件を追う刑事ラッセルは、おとり捜査の末、犯人チャニングを逮捕する。
チャニングに死刑が宣告されたが、謎の女性からラッセルに「彼を死刑にすると恐ろしいことが起こる」という警告の電話が。
そしてチャニングが死刑執行されてからしばらく後、同僚の婦警がチャニングの犯行と同じ手口で殺された。
そんな中、女性霊能力者テスがラッセルの元を訪れ、チャニングの復活を予言する…。
(ザ・シネマより)

★感想など
ルー・ダイアモンド・フィリップス目当てで観た作品。
髪の毛がそれまでより短くなっていて、新鮮な感じを受ける。
最初はサスペンス・タッチの刑事物かと思いきや、犯人が死んだ後に霊となって手に負えなくなると言う
「ショッカー」「デビルジャンク」系の話になってしまう。
浮浪者のおばさんに転生した辺りとかは、ビジュアル面でも面白かったが
いかんせん登場人物が少なく、話を引っ張りすぎな感もあった。
霊相手なのに、中々銃を撃たせてもらえない等、不自然に写るシーンもあったが
全体的にはまとまっており、佳作と言っていいと思う。
ラスト・シーンは珍しくダークな終わり方をするが、あの後があるのかと思わせて
そこは描かなかった。
本当はあったのかも知れないが、あえてカットしたのかも?
皆さんも是非鑑賞して、想像してみて下さい。
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不良街

2010年12月17日 22時52分02秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「不良街」
1972年 日本 88分
■監督:
 野田幸男
■出演:
 松方弘樹
 菅原文太
 山城新伍
 谷隼人

●あらすじ
新宿を舞台に、雑草のように生きる愚連隊やくざの野望に満ちた生き方を、バイタリティーあふれた構成で描く。
5年前、大柴組の幹部を殺して刑務所入りした伊吹信次が出所した。
高層ビルがひしめく新宿の街の変貌に信次は目を見張る。
5年の間に暴力団の地図は大きく変わり、組も解散し縄張り内にはチンピラがのさばっていた。
信次は生きるために自力でのし上っていくより他に方法はなかった。
ビデオ未発売。
(東映チャンネルより)

★感想など
松方弘樹が超若いし、画面に写る町並みも古いから、てっきり60年代後半くらいの映画かと思ってたら
「仁義なき戦い」の一年前でしかないんだね。
これにはビックリ!
松方弘樹はやんちゃな主人公を演じているが、それは後の仁義なき的な演技ではない。
菅原文太は抑えた演技の兄貴分だが、仁義なきなどに比べると魅力には欠ける。
山城新伍はいつも通りでした。
内容はやくざ映画ではなく、チンピラが主人公の青春アクション・ストーリー風味。
クライマックスの大暴れでは流石に銃を使うが、それまでのアクション・シーンは素手の喧嘩。
ラストの戦いに赴く三人も悲壮感たっぷりで、これはもしかしたら若い役者を使った任侠映画なのかもと感じた。
まあ健さんとかの任侠ものは観た事ないから、あくまでイメージなんだが。
本作自体はプログラム・ピクチャーな感じを受けるので、
彼らの若き日の一作と言ったところですな。
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サドン・デス

2010年12月09日 00時01分48秒 | アクション

「サドン・デス」
原題:SUDDEN DEATH
1995年 米 110分
■監督:
 ピーター・ハイアムズ
■出演:
 ジャン=クロード・ヴァン・ダム
 パワーズ・ブース
 レイモンド・J・バリー
 ホイットニー・ライト

●あらすじ
消火活動中、少女と炎の中に閉じ込められ、からくも助け出されたものの少女は死亡。
以来精神的に不安定になったダレン。
退職し、スタジアムの防火責任者の職を得た彼は、離れて暮らす息子と娘を試合に連れ出した。
ホッケーのスタンレイカップ決勝戦を副大統領が観戦する特別室にテロリストが乱入。
スタジアムに複数の爆弾を仕掛け、大統領に莫大な身代金を要求する。
偶然、その企みを知ったダレンは爆弾を解体しようと必死になるが、娘が特別室で人質となってしまう……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これ以外に面白かった!
と言うか、やってる事ははっきり言って「ダイ・ハード」のパクリなんだが
それをバリエーション豊かなアクション・シーンと、派手な爆発シーン等をテンポよく展開させ
観ている間は飽きさせない作りになっているのは流石と言えよう。
この監督・主演コンビには「タイムコップ」と言う映画もあるが未見。
結構期待出来そうじゃないか?
とは言っても、本作は突っ込み所も満載である。
レレレ好きな人なら、結構面白いと思えるはずだが?
金の掛かったなんでもあり映画。
ヴァン・ダムの良かった頃の映画だから当然かも知れないが
ヴァン・ダムもセガールも、90年代後半くらいからは劇場用映画ではなく
ビデオ映画とかケーブルTV用映画等に活躍の場を移していく。
すると途端にしょぼしょぼな出来映えに。
ヴァン・ダムの映画も、この頃の映画を観ろという事か。
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