レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ジェシカ 超次元からの侵略

2022年04月28日 18時07分37秒 | SF/ファンタジー

「ジェシカ 超次元からの侵略」
原題:INVITATION TO HELL
1984年 アメリカ 95分
■監督:
 ウェス・クレイヴン
■出演:
 ロバート・ユーリック
 ジョアンナ・キャシディ
 ケヴィン・マッカーシー
 スーザン・ルッチ
 ジョー・レガルブート

●あらすじ
とある小さな町に引っ越してきた科学者一家。
だが、町の様子がどこかおかしい。
町には謎の社交クラブが存在し、町の有力者は全員そこに所属しているのだった。
クラブに勧誘されながら、疑問を持った主人公は、次第に妻子たちの様子も変わりはじめたのに気づく。
まるで、何かほかのものに体をのっとられたかのようだ。
クラブの本当の目的を探るため、主人公は開発されたばかりの特殊防護服を装着、
クラブの仮装パーティを隠れ蓑に潜入を試みる……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
ウェス・クレイヴンだから観た。
あの傑作「エルム街の悪夢」と同じ年に制作とは思えない程、なんか古く感じた。
TVムービーだからかもしれないが、最初1984年ではなく1974年かと思うくらいなんか古臭い。
だからと言ってつまらないかと言うと決してそんなことはなく、ウェス・クレイヴンにしては珍しく
「SF/ボディ・スナッチャー」みたいな侵略SFものである。
だが制作において制限がキツイのか、クレイヴンらしさはほとんど感じられない。
しかし音楽が中々良い感じに雰囲気を盛り上げてくれ、BGMのマジックで最後まで観てしまう勢いはある。
とは言っても脚本も結構アラがあり、見せ場となるようなSFXも実は冒頭だけと悲しい感じだが
まあウェス・クレイヴンが好きだと言う人なら、きっと楽しめるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦神/ゴッド・オブ・ウォー

2022年04月26日 13時05分19秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「戦神/ゴッド・オブ・ウォー」
原題:蕩寇風雲/GOD OF WAR
2017年 中国/香港 128分
■監督:
 陳嘉上(ゴードン・チャン)
■出演:
 趙文卓(チウ・マンチェク)
 倉田保昭
 万茜(レジーナ・ワン)
 サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
 小出恵介
 洪天明(ティミー・ハン)

●あらすじ
チウ・マンチェク、サモ・ハン、倉田保昭共演で倭寇と明軍の戦いを描いた歴史アクション。
明軍は日本の海賊・倭寇の脅威にさらされていた。
単純な戦法を繰り返す明軍に対し、優勢を保つ倭寇だったが、明軍きっての武将・戚継光が現れ…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
最近、倉田さんのYouTubeチャンネルを発見したんですよ。
そのチャンネルで本作について触れられていたので、早速鑑賞。
まず久しぶりに倭寇って単語を聞いたなあってのが、観始めてすぐの感想。
続いてサモ・ハンを先頭に迫力のある戦闘シーン。
山の中と言うこともあり、本当に当時の戦闘シーンのような気さえするくらいの出来栄え。
続いて日本人側の総大将として倉田保昭登場。
本作では普通に日本語で会話するシーンが多数あり、役者の生の声が聴ける。
倭寇と言いつつ、日本人側は武将と浪人の混合。そこに中国人も混ざっている混成部隊なのが面白い。
対する明軍はサモ・ハンとチウ・マンチェクが新旧将軍として世代交代し、倭寇を追い詰める。
戦闘シーンの迫力が何より凄いし、そのうえ昔ながらにサモ・ハン対チウ・マンチェクの根での戦い。
さらにクライマックスでチウ・マンチェクと倉田さんの一騎討ちまであり、どこかクラシカルな感じもあって面白い。
ただ難点を言うと、全体的に編集が雑である。
全部で5時間くらいある話を無理やりにぶった切ってるような感じ。
何せ冒頭で倉田さんの会話の最中に編集でぶった切ってるからね。
あとチウ・マンチェクの奥さんのキャラクターがいらないなあ。
明軍がいるような戦国の世で、さらに将軍の妻なので夫を立てないどころか部下の前で面子を潰すとか
自分の考えが一番みたいな融通の利かないただのわがまま女にしか見えなかった。
一体どういった意図でこのキャラクターを作ったのか不明だが、個人的には早く退場して欲しいと思ってた。
でもまあトータル的には面白かったかも?
次は倉田さんのチャンネルで喋ってるらしい「中華丈夫」を早く観ないとな!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「拳銃無宿」 第24話 どさくさ

2022年04月25日 18時54分56秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第24話 どさくさ
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 ハリー・ハリスJr.
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 グロリア・ブロンデル
 デニス・パトリック
 トム・ギルソン
 デイヴ・ウィロック

●あらすじ
ジョッシュは殺人犯イーライを引き取る仕事を受け、リバーシティへと向かう。
しかしリバーシティは竜巻に襲われ壊滅状態となる。
無法地帯となった街で、3人の囚人が死んだ保安官になりすましてしまう。
そして酔いつぶれた男に判事を任せ、傍若無人に拘留していくなかで、
ジョッシュも留置所へ送られてしまう・・・。
「鎖」「羊狩り」に出演しているデイヴ・ウィロックが登場。
(DVDジャケットより)

★感想など
悪党有利と言うか、知らぬこととは言え絶望的な状況から始まるのが新鮮だ。
3人の囚人たちもそれぞれきちんとキャラが立っていて、この脚本だけで90分の映画が作れるくらいだ。
3人それぞれでエピソードがあるがもっと膨らませるだろうし、映画にしたらこの3人絶対に分裂しそうだし。
そこに酔いどれ判事となるバーの老人とか、バーで働く女性。弁護士など多彩なキャラクターが登場し
それぞれにちゃんとエピソードがあってこの時間だから、本当にこのTVシリーズは脚本が素晴らしい!
やっぱ昔の映画はテンポが良くて最高だね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロテクター

2022年04月24日 18時23分17秒 | アクション

「プロテクター」
原題:威龍猛探/THE PROTECTOR
1985年 香港/アメリカ 97分
■監督:
 ジェームズ・グリッケンハウス
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 ダニー・アイエロ
 李賽鳳(ムーン・リー)
 喬宏(ロイ・チャオ)
 葉倩文(サリー・イップ)
 ビル・ウォレス 
 李海生(リー・ホイサン)
 馮克安(フォン・ハックオン) 
 太保(タイ・ポー)

●あらすじ
「バトルクリーク・ブロー」に続くジャッキー・チェンのアメリカ作品で、
監督が「エクスタミネーター」や「ザ・ソルジャー」のJ・グリッケンハウス。
ファッション・デザイナーの誘拐事件をきっかけに、
ジャッキー扮するNYの刑事がシンジケートを相手取り香港とNYを叉にかけての大活躍をする。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
昔良くゴールデン洋画劇場で観てた気がする。
最初にジェームズ・グリッケンハウスが作ったバージョンがあり、それが気に入らなくて
ジャッキーが後から撮り直したバージョンがあり、世に流通しているのはジャッキー版の方。
今回鑑賞したのは昔買ったVHSなので、当然ジャッキー版の方。
観たのは恐らく何十年振りだと思うが、結構ところどころのシーンは覚えてるもんだね。
ただ今改めて観てみると、まず全体的に”これブルース・リーをイメージしてる?”とか感じた。
喬宏(ロイ・チャオ)も出てるし、香港と言えば水上生活みたいなシーンを織り交ぜてくるところとか。
80年代のゴールデン・ハーベスト作品で、香港の水上船のシーンってほとんど観たことないんだけど。
ハリウッドから見た香港がああだったのかなとか感じるとこrだね。
あと途中に製氷工場が出てきたのも「ドラゴン危機一発」へのオマージュかと感じたが
流石にそれは気のせいかなと思った!
あと武術指導は成家班のはずなのに、妙にジャッキーのアクションが素人くさいのは気になった。
あんな振り回すようなパンチいつもはしないよね?
まあこの頃のハリウッド進出は全て失敗と言われていて、元々ダーティ・ハリーを撮ろうとしてたくらい
ジャッキーのことなんてほとんど知らなかったんだろうなグリッケンハウスって感じだから
黄金の80年代ジャッキー映画の中ではダメ映画の部類に含まれているが
意外とデッドリー・スタントをいくつも散りばめていて、アクション面は結構ヤバイ感じになっている。
そういった面も含めてジャッキーが大きく進化している最中に出来た作品と思えば、いつもと雰囲気が違っていてこれも楽しいよ。
いつかグリッケンハウス版も観てみたいなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラックコブラ

2022年04月20日 18時23分38秒 | アクション

「ブラックコブラ」
原題:COBRA NERO
1987年 イタリア 93分
■監督:
 ステルヴィオ・マッシ
■出演:
 フレッド・ウィリアムソン
 エヴァ・グリマルディ
 カール・ランドグレン

●あらすじ
タフなスーパー刑事・マローンの活躍を描いたアクション。
殺人鬼のリーダー率いる暴走族グループによる連続強盗殺人に頭を痛める刑事・マローン。
ある日彼は、グループの犯行現場を目撃した美人カメラマンの警護を請け負うことになり…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
まずこの映画の製作年度が1987年であることにビックリした。
脚本の陳腐さ、超無駄な演出、古臭い画面、まるでなってないアクション等
雰囲気が完全に70年代か、せいぜい1982年くらいまでのキャノン・フィルム全盛以前の映画だと思ってた。
と言う訳で展開と演出は超カッタルく、脚本は子供が書いたのかと思うくらい出来が悪い。
人間を見かけたらとりあえず襲う・殺すの「マッドマックス」な暴走族たちが
目撃者の女性を襲うと言う内容は、スタローンの「コブラ」(1986)と全く同じではあるが
(だからタイトルが「ブラックコブラ」なのか? フレッド・ウィリアムソン黒人だし)
出来栄えは「コブラ」の100倍はつまらない。
それでいてアクションは本当に1987年なのかと思うくらい陳腐で、動ける人が一人もいない素人レベル。
と思ったら主演のフレッド・ウィリアムソンって、1973年の「ドラゴンを消せ!」って言うカラテ映画に主演してたんだね!
この「ドラゴンを消せ!」はアメリカ製カラテ映画で、第一次ドラゴンブームの時に日本でも公開されたらしいね。
確か”ドラゴン大全科”に載ってたはず。でも観たことないけど。
と言った感じで全くオススメできない本作。だがなぜかシリーズ化されていて、パート4まで存在している。
しかも私は3までDVDで持っている!
だがこれはシリーズが欲しかったんじゃなくて、だいぶ前にアメリカで「Martial Arts 50 Movie Pack」と言うDVDが発売されたんですよ。
これは文字通り世界中のマーシャルアーツ映画が50本入って4,000円くらいだったので、当時のレレレ界隈では話題になっていて
私も輸入DVDを扱っている店で買ってるんですよ。そこに「ブラックコブラ1~3」が入っていると言うわけ。
でも観なさそうだなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする