レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

黄金

2011年02月28日 22時45分37秒 | ドラマ

「黄金」
原題:THE TREASURE OF THE SIERRA MADRE
1948年 米 125分
■監督:
 ジョン・ヒューストン
■出演:
 ハンフリー・ボガート
 ウォルター・ヒューストン
 ティム・ホルト
 ブルース・ベネット

●あらすじ
1925年メキシコ。
その日暮らしをしていたドブズとカーティンは、
老人ハワードから黄金探しの話を聞き、乗り気になる。
収穫は山分けと決め、三人で黄金が眠るシエラ・マドレの山中へと向かった。
彼らは運よく砂金を発見したが、取り分をめぐって次第に猜疑心が芽生え始めた。
(洋画★シネフィルイマジカより)

★感想など
勘違いしていた作品。
こないだまで読んでいた、マカロニ・ウエスタンの本に本作の名前が出ていたため
てっきりハリウッド製の西部劇だと思って観始めた。
そしたら、いきなり1925年メキシコと出てきたもんだから、こりゃ違うなと思いながらも
少し観てみようと思って観始めたら、まあこれが面白いのなんのって。
流石、オスカーを受賞しただけの事はある!
脚本のボリュームが凄くて、今この脚本を映画化したら、絶対に3~4時間はいくだろうね。
それくらい、次から次へとストーリーが転がっていき、
これもジェット・コースター・ムービーと言ってもいいくらいのテンポの良さ!
いやあ、きっかけは違えど、本作に出合えて良かったと思える名作だったよ。
やっぱりこの時代の映画も、面白いのが多いね!
今後はこの辺のクラシックと呼ばれる映画も、積極的に観ていこうかな。
しかし、そうやってまた観る幅を広げていっていいんだろうか?
これじゃあ、何時まで経っても観るもんが無くならないよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真昼の決闘

2011年02月27日 23時33分38秒 | 西部劇

「真昼の決闘」
原題:HIGH NOON
1952年 米 84分
■監督:
 フレッド・ジンネマン
■出演:
 ゲイリー・クーパー
 グレイス・ケリー
 トーマス・ミッチェル
 ロイド・ブリッジス
 ロン・チャニー・Jr
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
1870年、ハドリービルという西部の小さな町。
結婚式を挙げたばかりの保安官ウィルの元に、かつて逮捕した無法者の帰還の知らせが入る。
様々な思いの末、彼らとの対決を決意するウィルだったが、
戦いに否定的な新妻エミーは一人町を去ろうと駅へ向かう。
ウィルは協力者を求めて、炎暑の町を歩き回るが、臆病で利己的な住民たちはその門を閉ざす。
やがて正午となり、駅に列車が到着。
エミーが乗り込むと同時に、ウィルへの復讐を誓う無法者が降り立った……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
リー・ヴァン・クリーフの本格的デビュー作。
「OK牧場の決斗」にも登場したリー・ヴァン・クリーフだが、あっちではすぐ殺されてしまった。
だが、本作では一番最初に画面に映り、最後まで登場する。
でも台詞は一切無かったけど。
本作に影響を受けた作品が結構あるみたいで、これからそういった作品も観ていくので
そういった意味では観ておいて良かった。
劇中時間と実上映時間をシンクロさせているのは、当初気付かなかったけど
そういった試みも楽しい所。
関係ないけど、イーストウッドはこの映画大好きなのかもね。
本作から影響を受けた作品が幾つかあるからね。
イーストウッドのインタビュー映像とかで語ってないかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒りの荒野

2011年02月27日 23時17分33秒 | 西部劇

「怒りの荒野」
原題:I GIORNI DELL'IRA/DAYS OF WRATH
1967年 伊/独 117分
■監督:
 トニーノ・ヴァレリ
■出演:
 ジュリアーノ・ジェンマ
 リー・ヴァン・クリーフ

●あらすじ
私生児ゆえに不当な扱いを受ける青年、スコット。
ある日、彼が酒場に入ることを男に拒否されていると、流れ者のタルビーが救いの手を差し伸べる。
男を決闘の末射殺したタルビーの姿に感激したスコットは、彼に弟子入り。
彼の教えで銃さばきの腕を上げて行く。
しかし、やがて町を牛耳るようになったタルビーの非道さにスコットは疑問を抱いていく…。
(洋画★シネフィルイマジカより)

★感想など
これは期待通りの面白さであった。
まず、キャストの配置が素晴らしい。
リー・ヴァン・クリーフが師匠役を演じるのには、正にハマリ役とも言える程の貫禄十分。
一方、ジュリアーノ・ジェンマも髪を下ろして若さを感じさせ、若い弟子役にピッタリ。
前半部分の出来は百点満点に近いが、途中からイタリア映画らしく話が破綻し始めてくる。
まずジュリアーノ・ジェンマが突然狂犬キャラになるのも唐突だし
銃の腕が実は凄腕という描写もあった方が良かったと思う。
また良く言われている事だが、リー・ヴァン・クリーフが後半突然に凶悪なキャラになるのも変。
物語全体を考えると、リー・ヴァン・クリーフは敵と認定されている4人だけ標的にした方が良かった。
マーフは4人が共謀してリー・ヴァン・クリーフを陥れた時に見て見ぬふりをしたとか。
それを許せるか許せないかみたいに描写していれば、リー・ヴァン・クリーフも悪役一色には見えないし
ジェンマも師匠とマーフへの両方の想いで悩む苦悩の物語になり、より話に深みが出た大傑作になったと思う。
まあそんな事を書きつつも、本作が傑作なのは間違いない。
マカロニの違った一面って感じで、素直にオススメ。
と言うより、映画として面白いと思うよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OK牧場の決斗

2011年02月24日 21時43分03秒 | 西部劇

「OK牧場の決斗」
原題:GUNFIGHT AT THE O.K. CORRAL
1957年 米 122分
■監督:
 ジョン・スタージェス
■出演:
 バート・ランカスター
 カーク・ダグラス
 ロンダ・フレミング
 リー・ヴァン・クリーフ
 デニス・ホッパー

●あらすじ
牛泥棒のクラントン一家を追ってフォート・グリフィンにやって来た
ダッジ・シティのマーシャル、ワイアット・アープは、
町民からリンチされそうになっていた賭博師ドク・ホリデイを、彼の情婦ケイトの協力で救い出す。
ダッジ・シティで女賭博師ローラと出会ったワイアットはやがて彼女と共に第二の人生を歩もうと決意するが、
そこへトゥームストンの町で保安官をしている兄バージルから救援の報が届けられる。
クラントン一家との対立がいよいよ本格化してきたのだ……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
西部劇名作の一つ。と、言われているよね。
ウエスタン初心者な俺は、そういった名の知れた有名どころはとりあえず観とかなきゃね。
ストーリーなんて全然知らんから、観ていててっきりワイアット・アープと
ドク・ホリデイが最後にOK牧場で決斗するもんだと思ってたよ。
マカロニから西部劇に入った身としては、アクションが足りないと感じるのは致し方ない所。
それよりも、街並みとか背景とかを見ていて、アメリカ製の西部劇だなあと感じた。
なにせマカロニとは、街の作りが全然違うんだよ!
そういった楽しみを見出して、今ハリウッド製ウエスタンも観てます。
本音を言えばマカロニばっかり観たいんだが、それだと後で大量にハリウッド製ばっかり残るので
とりあえずしばらくは交互に観る事にしました。
てな訳で次をお楽しみに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男たちの挽歌4

2011年02月23日 22時14分15秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「男たちの挽歌4」
原題:新英雄本色/RETURN TO A BETTER TOMORROW
1994年 香港 103分
■監督:
 王晶(バリー・ウォン)
■出演:
 鄭伊健(イーキン・チェン)
 劉青雲(ラウ・チンワン)
 邱淑貞(チンミー・ヤウ)
 王敏徳(マイケル・ウォン)

●あらすじ
チンピラのタイハは、暗黒街の若きボス、チョンと出会い友情で結ばれる。
手を組んだ二人は次第に頭角を現し、黒社会の頂点へとのし上がっていく。
そんな二人を邪魔に思う兄貴分のウェイは殺し屋を放ち、暗殺を企てる。
しかし、魔の手は彼らだけでなく、タイハの娘やチョンの恋人にまでおよび……。
1994年度の香港音楽界の賞を総なめにしたE・チェンが主演を務めている。
“男たちの挽歌“シリーズとは無関係。
(ぴあ映画より)

★感想など
本家とは全然関係無い作品。
こういう事をするのは王晶だから。
まあ「ゴッド・ギャンブラー」シリーズでも同じ事してるしね。
ストーリーは全然悪くないんだが、タイトルが「挽歌4」なとこだけが引っかかる。
このタイトルでかなり損してると思うけどね。
ラウ・チンワンがかなり若くて面白かった。
本作の事実上の主役と言っていい活躍っぷり。
本家から見て、絶対裏切ると思ったんだけどなあ。
ところで黒幕の人は盧惠光だと思ってたんだけど、どうも違うみたいね。
途中「酔拳2」みたいな事やってなかったっけ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする