レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

アンジェラ・マオ テコンドーが炸裂する時

2020年11月28日 23時31分08秒 | 功夫/空手/武侠片

「アンジェラ・マオ テコンドーが炸裂する時」
原題:跆拳震九州/When the Tea kwon Do Strikes
1973年 香港 92分
■監督:
 黄楓(ファン・フェン)
■出演:
 芽瑛(アンジェラ・マオ・イン)
 李俊九(ジューン・リー)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 黄家達(カーター・ワン)
 風間健
 黄仁植(ウォン・インシック)
 林正英(ラム・チェンイン)
 元彪(ユン・ピョウ)

●あらすじ
“レディ・クンフー”アンジェラ・マオを筆頭に、アジア各国から本格派の武打星を招聘し製作されたファン・フェン監督の秀作の1本だ。
韓国ロケを敢行している本作は、日本統治下時代の韓国を舞台に抗日運動に燃える韓国の英雄とそれに協力する中国人女性の闘いを描く。
主演のアンジェラは相変わらず迫力漲るクンフー・アクションを披露しており、
共演陣もお馴染みのカーター・ワン、サモ・ハンに加え、“アメリカのテコンドーの父”ジューン・リー、
日本から風間健、韓国からウォン・インシク、ガム・ケイチューなど豪華な顔触れが揃った。
武術指導はチュー・ユアンロン(サモ・ハン)とチェン・チュアンが担当。
また劇中では軍人役で監督のファン・フェンも顔を見せている。
日本統治下時代の韓国。
悪辣な日本人・横山(風間健)率いる横山道場の門弟に追われた韓国人青年キム・ジョンジク(カーター・ワン)が教会に逃げ込んだ。
教会の神父(アンドレ・モーガン)は横山の門弟に激しく問い詰められるが、そこを抗日運動の英雄イ・ジュンドン(ジューン・リー)に救われる。
だがその後、横山の門弟たちは強引に神父を連れ去り、ジュンドンはソウル生まれの中国人女性ホアン・リジェン(アンジェラ・マオ)に協力を求める。
だがホアンの母は横山の部下(サモ・ハン)に惨殺され、神父もまたイの目の前で殺されてしまう。
怒りに燃えたホアンは横山たちに捕らわれ中国に連行されたイを救出するため、
横山の満州の道場主(ウォン・インシク)が待ち受ける道場へと乗り込んでいく!
韓国武術の真髄テコンドーを引っさげて、悪の日本道場を打倒せ!本物の武術家たちとの共演で贈る必殺アクション巨編!!
(商品概要より)

★感想など
まあ一言で言えば、アンジェラ・マオ版「怒りの鉄拳」なんだが。
だが流石ブルース・リーの妹と言われているだけあって、強いし可愛いしで言うことナシ!
「女活殺拳」の姉妹編と言われているだけあって、監督・キャストに共通点が多い。
映画としての出来栄えは本作の方が上かな。
ただこちらの主演はアンジェラ・マオではなく、ほとんどジューン・リーだけど。
敵を倒していて、「トドメを譲ってくれ」とかほとんど聞いたことない。
それ以外にもビックリ描写があったのは、テコンドー師範のジューン・リーが敵に捕まって拷問されている時に
姿を消したアンジェラ・マオたちに賞金首をかけた日本人側。
それを見てジューン・リーの弟子が裏切って密告するのだが、敵側がジューン・リーの前に裏切った弟子を連れてきて対面させるのね。
その際のやり取りで、弟子の方が「貧乏なのが悪いんだ、俺は悪くない」って師匠に向かって言い放ったんだよね。
こんな弟子、見たことないんだけど!
功夫映画を山ほど観てきたけど、こんな弟子は見たことがない。
こういった台詞をぺらぺらと喋るのは、こいつらは朝鮮人だからですよ。ってことなのかね?
それ以外にもラスト横山道場に乗り込んださいに、道場の名札に
『天草四郎』と『室田日出男』と書かれていたのは見逃さなかったぜ!
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「拳銃無宿」 第18話 カラテ

2020年11月26日 23時25分45秒 | 西部劇

「拳銃無宿」 第18話 カラテ
原題:WANTED: DEAD OR ALIVE
1958年 米 28分
■監督:
 ジョージ・ブレア
■出演:
 スティーブ・マックイーン
 ライト・キング
 ロバート・キノ
 リチャード・クレイン
 スチュアート・ランドル

●あらすじ
1870年代開拓期のアメリカ西部を舞台に、
スティーブ・マックイーン扮するバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ屋)ジョッシュ・ランダルの
孤高な戦いを描いた人気TVシリーズ!
オリジナルはモノクロだが、本シリーズはカラー・ライズ版である。
急ぎの用事とのことで街に呼ばれたジョッシュ・ランダル。
保安官事務所で聞かされた用事とは、街の保安官ジェイムス・クレイマーを探し出してくれとのことであった。
街でも評判の良い保安官だったジェイムス・クレイマーは、なんと銀行強盗をした罪で手配書が出回っていたのだ。
ジェイムスと親友であったジョッシュはハンターとしてではなく、友達として彼を探すことにするが。

★感想など
実に面白い話だった。
話が始まってから恐らくCMになる真ん中辺りまでの展開は
超面白い映画に良くある、画面にぐいぐい引き込まれてあっと言う間に時間が経つ。
まさしくそんな感じだった。
銃の名手で正義感溢れ、さらに仲の良い友達が何故犯罪を犯したのか?
ジェイムスに犯罪をそそのかしたであろう、悪い女の影。
などなど面白い要素が満載で、最高に面白かった。
ただ不満もあって、タイトルが「カラテ」とあるから、てっきりカラテ使いの悪役でも登場するのかと思いきや
カラテなんて全く登場しなかったことだね。
何でこんなタイトルなのか全く不明だが、西部の時代にカラテ使いが居る話も面白そうと思ってただけに残念。
なお西部劇に功夫を持ち込んだ映画ならすでにありますよ(笑)
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ファンハウス

2020年11月18日 23時22分19秒 | ホラー

「ファンハウス」
原題:THE FUNHOUSE MASSACRE
2015年 米 93分
■監督:
 アンディ・パーマー
■出演:
 ジェレ・バーンズ
 スコッティー・トンプソン
 マット・エンジェル
 ロバート・イングランド
 チャスティ・バレステロス

●あらすじ
『エルム街の悪夢』のロバート・イングランド主演によるホラー。
6人のサイコパスが精神病院から脱走し、ハロウィンで盛り上がる遊園地のお化け屋敷に入り込む。
個性豊かな殺人鬼と化した彼らは、何も知らずに遊びに来た若者たちに襲い掛かり…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
前に観たトビー・フーパー監督作の「ファンハウス 惨劇の館」(1981)のリメイクではない。
むしろ「ハチェット」シリーズに近いものがあると思う。
それは作ってる側が80年代ホラー映画ファンなんだろうなと思わせるオタクなところが随所に散りばめられているとこ。
例えばゲスト出演ながらロバート・イングランド御大が出演しているのもそうだが
舞台がハロウィンで、登場人物たちの名前が”ローリー”、”マイヤーズ”、”ジェイソン”など。
もちろんそれだけじゃなく、登場人物たちが総じてアホなところとか(本作はかなりアホ過ぎだけど)
すぐにファックしたりするお下品なとこ。
スプラッターなシーンも多いなど、80年代に流行したレレレなホラー映画に忠実に作られている。
それでいて楽しいのは凄いことだ!
昔を再現する映画は多いが、それが楽しくない映画なんて山ほどあるからね。
この時代に副保安官がファミコンの「ホーガンズアレイ」をプレイしているのも、80年代かよって突っ込みたくなるが
それもまたヨシといううことで。
ただ殺人鬼たちが徒党を組んで祭りのお化け屋敷に向かい、仲良くそこで殺人をする理由が全く描かれてないのは不満かな。
ひとりひとりが強烈な個性を持っている殺人鬼たちが、何故仲良くつるむのか理由がないとね。
それと元地下プロレスラーの大男殺人鬼の描写に力入れ過ぎではと思ったけど。
でも総じて面白い映画だった。
最近のホラーではなく、80年代のおバカでゆるいホラーが好きだった人ほど楽しめると思うよ。
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007/ユア・アイズ・オンリー

2020年11月12日 23時49分55秒 | アクション

「007/ユア・アイズ・オンリー」
原題:FOR YOUR EYES ONLY
1981年 英/米 128分
■監督:
 ジョン・グレン
■出演:
 ロジャー・ムーア
 キャロル・ブーケ
 トポル
 リン=ホリー・ジョンソン

●あらすじ
ギリシャ沖で遭難した英監視船には、東西均衡のバランスをも崩しかねないミサイル誘導装置ATACが積載されていた。
引き上げの作業にあたっていた海洋考古学者が何者かに殺害されるに至り、ジェームズ・ボンドに出動の命が下った。
主題歌シーナ・イーストン。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
今までが暴走し過ぎだったのを反省し、原点回帰に方向転換した作品。
なんだか初期の007シリーズ(ショーン・コネリーのやつね)を彷彿とさせる作品に仕上がっていた。
だがボンドを演じるロジャー・ムーアが常に余裕があって女性にモテモテなところが微笑ましく楽しいね。
私このボンド像大好きだな。
本作では秘密兵器をやめ、肉体によるアクションに拘っているため
中盤の雪山での大アクションとかアイデア満載で楽しかった。
ボブスレーのコースをスキー板とバイクでチェイスするとか、スキーのジャンプ台まで登場するとか
なんだかオリンピックを意識したかのようなアクションは目新しく楽しいね。
とにかくまだまだこの時代の映画は娯楽性が高い大人向けの映画って感じ。
一言で言えば、う~んマンダムかな。
コメント (2)
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素晴らしき哉、人生!

2020年11月09日 22時58分19秒 | ドラマ

「素晴らしき哉、人生!」
原題:IT'S A WONDERFUL LIFE
1946年 米 130分
■監督:
 フランク・キャプラ
■出演:
 ジェームズ・スチュワート
 ドナ・リード
 ライオネル・バリモア
 ヘンリー・トラヴァース

●あらすじ
主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。
自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。
ところが12月の冷たい河に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んだ。
あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げるが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
クリスマスが舞台のため、12月になってクリスマスが近づいたら観ようと思って早数年。
今年の12月も観るかどうか不明だったため、このタイミングで観てみました。
まずビックリしたのはあらすじにあるような話になるまでが異様に長いこと。
ほぼクライマックスで、それまで延々と主人公の人生が語られる。
ただこの主人公の性格がかなり難アリなやつで、非常識と言ってもいいくらい。
この辺が共感出来なかったので、長く感じてしまった。
だがクライマックスで天使が登場してきてからは一気に面白くなる!
自分が存在しなかった世界の描写とか大層面白かった!
その後に続くラストのみんなの笑顔は大変素晴らしかった。
観ているこちらまで幸せな笑顔になれる最高のシーンだった。
これが観れただけでも良かったかな。
昔の映画には、現代の人が忘れた何かを発見することができる。
そんな楽しみもありますよ。
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