Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

蝉のさなぎのいくつもでてきし

2009年10月28日 | 旅行・出張
このスープ、普通の野菜のスープと思っていた。つくねのような肉団子も入っていた。スープの味は特に感動もなく少し薄味。このモヤシだか細いシナチクのように見えるものの正体は「冬虫夏草」(とうちゅうかそう)なのだ。冬虫夏草にはこのようなタイプの他にコウモリガの幼虫に寄生し伸びるものもある。そちらは干からびた細いトウガラシのような形状。トウガラシの実にあたる部分が栄養を吸い取られた幼虫でヘタの部分が延びた菌本体。食感はまさにシナチクか柔らかい牛蒡のようであり、味も香りも特に無い。折角の中華料理なのでもっと食欲をそそる表現や語彙を使いたいところなのだが、いかんせんあまり美味しくないのが悲しい。高級料理店のコースメニューなので贅沢なものだとは思うのだが。
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シャコタンブギ

2009年10月28日 | 旅行・出張
上海ガニの次は蝦蛄(シャコ)。しかし寿司ネタで使われるシャコを連想してはいけない。体長40センチ!はある。大げさではなく巨大。30センチの皿からはみ出しているのだ。それがボイルされそのまま皿にのる。これで1人分。回転テーブルの皿にはこれが山盛り。広東料理だけでなく中華料理全般に言えることかも知れないが素材の姿、形がそのままということが多いように思う。日本でも伊勢エビなどは食べない頭部分を盛り付けてディスプレイするので同じと言えば同じなのか。しかしこのシャコはエイリアンのフェイスハガーを連想させるに十分。せめて頭は落として欲しかった。それとも中国の人は頭の中もしゃぶるのだろうか。肝心の味は伊勢エビに似た食感。しかし腰が強くモソモソした感じ。そういう意味では貝柱に近いのかも知れない。しかし貝柱のような風味はなくひたすら淡白。流石にこれだけの大きさなので身は大きくてボリュームは満点。何かソースと絡めればもっと素敵になるようにも思えた。
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