Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

浦粕探索3

2010年06月15日 | 写真、カメラ
銭湯レポートその2。今回訪れた銭湯「末広湯」は外観もご覧のように古風。瓦屋根は雑草が生えるに任せ、屋号はとうの昔に剥がれ落ちた模様。裏手には薪が積まれており煙突からは煙がたちのぼる。惜しむらくは風呂上りの楽しみであるマミーやコーヒー牛乳の販売が無かったこと。失礼な表現ではあるが銭湯の修繕や清掃も最低限に留め営業努力に積極性は見られない。どちらかというと昔からの数少ないお馴染みさんのために仕方なくご商売を続けておられる様子が伝わってくる。小洒落た新型のスーパー銭湯を除いては、旧態の銭湯が楽しめるのもあと10年ほどなのかもしれない。今回、脱衣場に置かれていた千葉県の公衆浴場組合の冊子でも営業する銭湯一覧はどの項も白紙だらけ。数少ない残り店情報にもボールペンで大きくバツ印が書き込まれ廃業が目立つ。間違っても洗い場を子供が駆け回り、電気風呂に水中モーターのおもちゃがブイブイ走る光景は戻らないのだろう。ああ、一度でいいからお姉さんと神田川をしてみたかったなあ。
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浦粕探索2

2010年06月15日 | 写真、カメラ
日曜はリョウさんと浦粕(浦安)探索。はじめに映画「どですかでん」ロケ地であった妙見島に上陸するも観るところなく。次に江戸川を辿り境川へ。旧浦安小学校跡を探すついでに越後屋焼蛤店さんで土産を調達。折り詰めを買おうとしたところ、自宅用なら折は箱代が高いので好きな本数注文できますよと女将さんからアドバイスをいただく。1000円分を見繕ってもらい簡易包装に詰めて貰う。少しオマケしていただいた。フラワー通り商店街では天哲さんで昼食。このお店も青べか物語に出てくるお店「天鉄」なのだ。ついでにこの商店街はその昔「天才たけしの元気が出るTV」で取り上げられたところだ。食事を済ませ境川を下り郷土博物館に出る。埋め立てられる前はこれより先が海だった。博物館を見学し東西線駅前まで一旦戻り時間つぶし。時間調整をしたのは、フラワー通りにある昔ながらの銭湯に入ることが目的だった。銭湯は4時から開けるとのこと。時間を見計らって銭湯に戻ってみると地元の人も洗面器を抱えて開店を待っていた。時間は既に4時を過ぎている。聞けば開く時間はいい加減らしい。程なくして暖簾が出されようやく開店。入浴料は大人350円、中人150円、小人60円(千葉県公衆浴場環境衛生同業組合 平成16年5月1日)。洗髪の有無で料金違うんですよねとリョウさんに尋ねたところそれは関西だけのシステムとのこと。しかしそれも廃止され今は佐賀県だけそのルールが生きているらしい。銭湯は40年ぶりなので水風呂や電気風呂をひそかに期待していたが今回の湯船はひとつだけ。それを二つに仕切って温度差の違いで分けられていた。熱いほうは地元のお年寄りが使われていたので我々は少し遠慮がちに温度のぬるいほうへ。といっても41度は超えていて長くは無理。湯あたりしないように烏の行水程度であがる。脱衣所で涼んでいると番台の女将が霧吹きを片手に登場。「これは酸性水だから気持ちいいのよ」と言うが早いか頭から容赦ない噴霧の洗礼を受ける。ワシに続いてリョウさんも犠牲者に。地元の人にこのサービスは無いようで、どうやら一見客の我々に面白がってのサービスの模様。なんともお茶目な女将さんでした末広湯(画像)。浦安は下町の人情があり、お店や町の人も親切で親しみ易く昭和の人間関係が今も息づいている。帰りは東西線でリョウさんと別れ九段下で田園都市線乗り換え。自宅の青葉台までは撮影の疲れと湯上りの脱力で爆睡と相なりました。
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