Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

モビィ・ディック

2014年04月07日 | 食品、飲み物
近所のダイエーで鯨が投売りされていたので買ってみた。IWCの評決で今後の調査捕鯨の雲行きは怪しい。鯨肉と言えば小学校給食で出された生姜添えサイコロ肉の大和煮が思い出される。それから実家では冬の季節、鯨のコロ(ベーコン)と水菜だけのシンプルな「はりはり鍋」が定番だった。子供の頃はボウル一杯に盛られた水菜に辟易し、このはりはり鍋が嫌で嫌で仕方なかった。高校の頃、いよいよコロが入手困難となりはりはり鍋終了宣言が父より言い渡されたときは小躍りして喜んだものだ。そして鯨最後の思い出は20年以上昔に会社(大阪研究所)行事で行った社員旅行。和歌山太地の国民宿舎が宿泊施設だった。そこで出された鯨フルコースは思えば一生分の鯨肉だった。しかも破格に安い宿泊費だった。まあ、鯨肉といっても半分はシャチくんや海豚さんだとは思うけれど。肉は勿論のこと、ヒゲ、骨まで無駄なく使わせて頂くことが命を“いただく”ことであり人間としての性なのだと思う次第です。
くじらのフルコース
コメント
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