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ボビー / BOBBY

2007-02-18 11:07:28 | 劇場&試写★6以上


ボビーとは、アメリカ大統領 JFK(ジョン・F・ケネディ)の実弟であり、
後継者と目されていたロバート・F・ケネディの愛称。


ロバート・F・ケネディ

去年のトロント映画祭で観てきた作品、いよいよ日本でも公開!!
3月公開予定だったはずが、突然2月に変更されていた。
あちらでは字幕なしで観たから細かい会話などきちんとわかってなかったので
しっかりと確かめてきたのでもう一度、改めてレビュー★2度目の鑑賞です。

トロント映画祭『BOBBY』レッドカーペット&レビュー

1968年6月5日。アメリカの希望であったロバートFケネディ暗殺。
世界の歴史を変えた運命の夜。。。。



監督/脚本は、俳優としてこれまで活躍してきたエミリオ・エステベス
父はこの本作にも出演しているマーティンシーン。弟はチャーリーシーン。


この日、事件のあったL.Aのアンバサダーホテルに居合わせた22人の人間たち。
選挙キャンペーンが行われるその16時間前、階級も人種も様々な人たちの不安や苛立ち、、、
それぞれの時を交差しながら描く群像劇


トロント映画祭では最大の賛辞を込めた拍手で受け止められたこの作品。
わたしもすごく満足した1本だったのだけど。
ボビーへの尊敬と思想への敬意の念が深く込められた、ボビーの信念を讃える作品。
エンターテインメントとして楽しむ映画では決してない。
ボビーの思想、当時アメリカの希望の象徴だった彼の思いがどれだけ届くのかー。


何気ないそれぞれの一日のうち、数時間の出来事、
様々な思いがある中でそれでも皆、アメリカを、世界を変えてくれるかもしれない
ボビーという一人の人物に希望を託していた。。。。

その22人というのがかなりの豪華キャストで
そこがまた見どころのひとつ。

何人わかる?(笑)




             




          
デミ!ゴージャスでワガママなシンガー&
言われなきゃ気付かない人も多そうなアシュトンカッチャー
デミはエミリオ監督のEXガールフレンドだし、
その夫アシュトンはこんな面白おかしないでたちで登場



《CAST》
ウィリアムHメイシー     ホテルマネージャー
シャロンストーン       Hメイシーの妻でホテル内美容師
デミムーア          ナイトクラブシンガー(アル中)
ヘザーグラハム        オペレーター
クリスチャンスレイター    ホテル内レストランマネージャー
アンソニーホプキンス     引退したホテルマネージャー
リンジーローハン       結婚間近の若いカップル
イライジャウッド       その彼
マーティンシーン       ホテルのリッチな客
ヘレンハント          その妻
ニックキャノン        ホテルマン
ジョシュアジャクソン     ホテルマン
ローレンスフィッシュバーン  ホテル内レストランのコック
アシュトンカッチャー     ヤク中のヒッピー



公式サイト
BOBBY    2006年   アメリカ  120min
2月24日~ロードショー


8/10

前回同様、エミリオ監督への賛辞で☆ひとつおまけ♪
何と言おうか、この映画が放つ雰囲気が好き。
あちらで観た際は、かなり笑ってる人も多く私自身も楽しんで観たんだけど、
日本人はじっくり静かに観るという感じで。。。
二回目ということもあって内容は知ってみたけど今度は字幕があるので
台詞を深くかみしめることが出来、観て満足の1本
歴史が変わった瞬間を目撃せよ、という感じでしょうか 

ジョンFケネディ暗殺を描いた『JFK』のように、
あの実際に起こった事件についてのストーリーではなく、
あくまでもラスト近くで起こる悲劇までそこに居合わせた人間たちを描いている作品。



ローレンスフィッシュバーンのセリフ長まわし。
白い服がかぶって字幕が見にくいと懸念されてたシーンは
背景をちょっとグリーンがかった色にすることで改善されてたみたい。よかった★




デミシャロンの二大女優絡みシーン
シャロンの顎から頬にかけてのシワがかなり目立ってて、年齢を感じさせるくたびれた感じのまま堂々出演。
そしてアイメイクが濃くてコワいんだけどなんだか潔くて素敵



当時のアメリカ、キング牧師(ボビーの2か月前!)も、ボビーの兄ケネディ大統領も暗殺され暗く、混沌とした時期。
ひとつの希望だった彼が暗殺されたことはどれだけの悲しみだったのだろう。
現代を生きる日本人であるわたしたちにも、その時の証人として見、
そして考える機会を与えられる作品。

当時の映像を交えながら、うまくひとつに溶け込ませている監督の手腕にも拍手


音楽は『クラッシュ』のマークアイシャムが担当。
深く静かなテーマをさりげなく、より一層引き立てる。

全体通し、60年代当時の流行した曲が挿入されていてジンときてしまう。。。
とくにサイモン&ガーファンクルがかかるシーン、、、、、
キング牧師暗殺に対するボビーの追悼の演説に、、、、


オリバーストーン監督が撮ったJFK暗殺事件の話、
『JFK』 
こちらも必見




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