初日に続いて土曜日は表参道ヒルズで無料で上映されていた
『ストップ！地球温暖化』の１３作品＋ディカプリオ製作＆ナレーションの作品を観てきた
ショートショートの規定は短くて１分、長くても２５分。
最近だったら、様々な監督が結集してそれぞれがパリの愛を描いた『パリ、ジュテーム』があるけど
ショートムービーはその作品の中で伝えたい事が、短い映像の中に凝縮されていて
ぎゅっと面白さが詰まってる感じ。
（たまにそうでもないのもあるケド
）自分の身内の映画『ニタンカサンソ』は以前も書いたので置いといて、 でもまた画像載せちゃう
わたしが他に気に入ったのは
『The Fridge/冷蔵庫』という、チェコの監督が撮った６分３０秒の作品。
食べ物がいっぱいの冷蔵庫、
それがもし開けっ放しだったら、、、冷蔵庫の中で、時間が経つごと卵は勝手に育ち、野菜は腐ってカビが生えて、、、という変化を
素晴らしい映像の表現力と、笑って済まされない現実をブラックユーモアたっぷりに描いてる秀作でした
もうひとつ、面白かったのがフランスの『 Râ』という５分の作品。
2039年。予想通り地球温暖化が進み、渇水状態の地球。
人間はあらゆる方法で水分を求めるが、周囲の監視からは逃れられない。
というもの。
５分という短さの中にもオチがちゃんとついてて、 見せ方もテンポよく面白いんだけど、
本当に将来こうなったりして？！ という恐ろしさも感じる作品。
レオナルド・ディカプリオがナレーション＆製作の『GLOBAL WARNING』は、わたしたちに今出来る事とは？
地球の現状こうなんだ、じゃ、どうする？というのを簡潔で分かりやすく語りかける。良作です。
観に行けないけど気になる方、レオ様のエコサイトで観られます。
ココ（このサイトへいってから↑の画像と同じ画像をクリック。）ちなみに、日本訳は
コチラ
そして日曜日に観て来た『Diorプログラム』は、
SSFF&ASIA2008とLVMHウォッチジュエリージャパンとのコラボレーションによって
世界に羽ばたく魅力的な才能を持つ女性クリエイターの支援を目的に行われる短編の特集上映。
このプログラムの特別招待作品として上映されたのは、キルスティン・ダンストの初監督作品『Welcome』
これは、以前ゴシップコーナーでも紹介したけどアメリカのファッション誌『Glamour』が、
読者の体験を基にハリウッド女優たちを監督に据え短編映画を撮るという企画で制作された『The Glamour moments』の一編。
主演にはウィノナ・ライダー。
新居に引っ越してきた幸せな一家が、不思議な同居人に迎えられることで体験する出来事を通じて、家族や愛というテーマを描いたもの。
ちょっとホラーっぽい感じ。オチがない『アザーズ』みたいな話デシタ。
脚本はキルスティンが書いたわけじゃないけど。
仲良しのソフィア・コッポラ監督は今や女性監督の代表的な存在。
影響されたりしてキルスティン、今後も監督作チャレンジするのかなー？
この日の上映でいちばん気に入ったのはカナダの作品で
『ある建築家の恋/In Vivid Detail』という１８分の作品。
失顔症（他人の顔の識別が出来なくなる病気）を抱える建築家のラブストーリーを描いたもの。
ハゲてるし決してカッコ良くはない建築家なんだけど、なんか素敵。
新しく入社した若くてキレイな子に好意を持たれて、、、。
若い頃の長編にでもなりそうな、ステキなラブストーリーでした
ということで観た中で印象に残った作品を書いてみたけど、
このショートフィルムフェスティバル、14日まで開催しているので、気になってる方は是非♪
短編映画、侮れません！！
日によって上映している作品は異なるので確認の上、どうぞ！
そうそう、ほかにも
１０人のマエストロということで、
アキ・カウリスマキ／ヴァンサン・カッセル／ウォルター・サレス（パリ、ジュテームでも短編撮ってた）／
ロバート・ゼメキス／ジョージ・ルーカス／ウォン・カーウァイ／三池崇史／
河瀬直美／フルーツ・チャン／ユ・ジテ の監督作品も上映されるよ～
マエストロショート短く書くつもりがまた長くなってしまった
今回観た中では長めの作品が多かったけど、ショートムービーは短くても中身の濃い作品っていうのがウリ？だから、
個人的には短い方が好きだな。
また時間作って他の作品も観たいな～
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