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怪談 新耳袋 怪奇 ツキモノ/ノゾミ

2010-09-08 15:38:00 | 劇場&試写★4 以下

 

 

「観たら 憑かれる 危険映画!」
ってそのキャッチコピー、逆に人来なくなるでしょ


よほど面白いジャパニーズホラーということでなきゃ、最近はスルーしちゃってるんだけど
上映がシアターNってことと、
お友達ノルウェーまだ~むの娘の彩花ちゃんがエキストラでちょっと出てるというので観て来ました~。

BSでのテレビシリーズを始め、スペシャル版や劇場版などが繰り返し製作されてきたオムニバスホラー
「怪談新耳袋」の劇場版第4弾。
女子大生が不気味な女に追われる「ツキモノ」と、妹の亡霊に取り憑かれた高校生の恐怖を描く「ノゾミ」の2編で構成。
両エピソードとも主演はハロー!プロジェクト所属のアイドル、真野恵里菜。


ホラーに美少女が不可欠なのは、万国共通。
これまたまんまる顔で随分童顔のアイドル風のコが主演だなぁと思ったら
ほんとにアイドルだったんだー。
しかしね、これ脚本とか以前にこの主演の子がヘタすぎで話になりません。
怖いものをみたときのリアクションや、セリフまわしがトロトロ(ノロノロ)で
普通もっとびっくりするでしょう!とか

ややネタバレあり

まずは1本目のこちら、、、

ツキモノ

例えば、バスに乗ってたらいきなり乗ってきた女が、おんぼろ服にざんばら髪で前髪で顔隠して裸足だったら
相当それだけで怖い。 
しかも自分のそばに座って下向いてぶつぶつ何か言ってるんだよ~!
それだけで恐怖でしょう。

なのに、この子ったら「あのぅ大丈夫ですか?」って聞いちゃってるからびっくり

優しいんだか、鈍いんだか

教室の窓ガラスをカオで叩いてる女。真っ青な顔にちっちゃい黒目だったら
そりゃ相当怖いでしょう~!
なのに教室の人たち、「なに?あれ」くらいしか言わず。
とか細かいところを書いたらキリがないくらいありえないリアクションが気になって気になって。



もともとホラーだし、非現実な部分も大いにあるけど
もうちょっとリアルさを追求できなかったものだろうか。なんて。

しかも予算がないのかもしれないけど(余計なお世話?)
ホラー顔になったときの特殊メイク(というか、塗ってなんか貼っただけ)
の顔があまりにもチープでひどい。
こんなんじゃ笑っちゃうよ。(でも笑えるほど面白くもない)

そして何故「見ざる聞かざる言わざる」と言って乳歯?奥歯?がポロっと落ちるのか、そんなところも
全く説明もなし。
警察は何やってんだ? 携帯で誰か助け呼べば?とか言い出したらキリがない。

1/10(10点)

走って追いかけて来たって、こんな顔じゃ怖くない!
全体的に怖さぜんぜん足りん!



ノゾミ

やれやれ、これでやっと違う子が主演だ、と思ったらまた
この子、真野恵里菜登場。さっき憑かれてたんですけど?

2話目は最初のとは全く別物のハナシ。
最初いつまでたっても何も起きないしダラダラ。
シャワーの音したのでいってみると、何もないしゆっくりお風呂のフタめくるもなにもないし。
図書館で赤いコートの女の子をみかけ追いかけるもすぐに消え去る...。
で、かなりじれったい。




2/10(18点)

冷たいママには秋元奈緒美。(かなり久しぶりに見たなー)
ママが買い物してると、中学の頃の友達、シンコ(信子)にバッタリ。
家に入れて世間話。26年振りよぉ~。なんて会話に、現在の歳思わず計算してしまうわたし。
しかし、この人の登場でやや話が動いてくる。

挨拶して二階へあがるめぐみの後を赤いコートの女の子が付いて来てた。
それを見たシンコおばちゃん、すかさず二階へ行き、「見えるんでしょ?」

一番面白くなりかけたのは、霊能力者でもないけどそれが"見える"おばちゃんが
自宅でお化けを呼ぶシーン。

電話をよこして家に来ためぐみにひとこと。
「脅かすつもりはないけど、あんた、このままじゃもうすぐ死ぬよ」

ぎゃ!十分脅かしてるんですけど~


スケッチブックを取り出し、めぐみに憑いてる霊に話しかけるとえんぴつが勝手に

この人、フツウの展開だったら死んじゃうキャラだけど
大量の水吐いただけで命には関わらず。

そこで、予め本人に聞いてた、まだーむ娘彩花ちゃんのエキストラシーン。
図書館でうつむき加減で3秒くらい?
でも大勢のシーンじゃなく友人とその横に一人ってだけなので
分かり易い 彩花ちゃんカワイイからちゃんとお顔も映っててもよかったのに。
あとは最後のエンドロールにもちろん名前。

要するに話としては、妹を昔事故で亡くし、その責任に苛まれていた姉が
女の子の霊を見て妹だと思い込む。という話。
だけどその霊はたまたま「優しそうだった人に憑く」という判断だけでおわり。
こちらもなんの理由も明かされないまま都合良く解決。

お墓参りではなく事故現場に行ってお花を手向けると、、、、
って最後のほうは綺麗にまとまっちゃったのでした。
おしまい。

昔夏休みの特集でよくTVでやってた、ホラー体験のうちのエピソードのひとつのような、
(実際「新耳袋」ってそういうコンセプトだもんね)
映画化なんだからもうちょっと何か面白い脚色してもいいんじゃない?
といいたくなるような作品でした~。2本とも。
エンディング曲までこのアイドルのお歌....
かんべんして。

ホラー初級編というか、ホラーファン向けでは全くない、
怖がるかわいいアイドルを見られば満足な人向けです完全に。


それにしてもわたしがホラー観てて一番怖いのは、
後ろとか近くの席の人が、脅かしシーンとかでいちいち飛び上がったりビクッとされてこっちの席までゆれるとき

あれほんとこっちがびっくりしちゃうわ~(笑)



公式サイト
怪談新耳袋 怪奇 2010年  日本  115min
9月4日より、全国順次ロードショー

有名霊媒師からの恐ろしすぎるコメントで
「私が観た時にも、入れ替り立ち代わりいろんな霊が集まってきました」
「映画館で観るお客様にも、霊が皆さんを頼ってきます。」

果てには、霊を家に連れて帰らない様に、障りがないように、除霊が必要です。
だって~

あらら。塩でもまいておこうかな。(怖)


左上、篠崎誠監督 


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