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ザ・ウォード 監禁病棟 / JOHN CARPENTER'S THE WARD

2011-09-22 17:44:32 | 劇場&試写★6以上

 

 

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近年リメイクもされた 傑作「ハロウィン」、「遊星からの物体X」などのジョン・カーペンター監督10年ぶりの最新作

 メス持つお姿もキマってます


ホラーファンはお待ちかね、巨匠の久々の新作ってことでもちろん楽しみにしてました♪

都内は銀座シネパトスだけだったらやだな~と思ったら、シアターNではなく 新宿武蔵野館にて上映

台風で暴風雨吹き荒れる夜、観て来た。そんな日にぴったりの内容


お客さん少ないだろうと侮ってると、配給会社のTwitterのがんばりのおかげか

電車がストップして立ち往生の人が観に入ったのか、狭い劇場はけっこう人が入ってた。(殆どが男性)

 

例によって、「監禁病棟」というタイトルからの連想以外はまるで知識なく鑑賞。

まずはなにやら放火してしまった娘が、精神病院に送られる所から物語はスタート。

クリステン役、主演のアンバー・ハードは、ニコと共演した「ドライブ・アングリー3D」や

ゾンビランド」にもちょこっと出演。次回はジョニー・デップ共演「The Rum Diary」でヒロインに!

 

 

もともと監禁されてた女の子たちは4名。

とんがったキャラ、サラには「13日の金曜日」リメイクなどホラー系出演多いダニエル・パナベイカー

昔のケイティ・ホームズを頼りなくした感じの幼いゾーイ役の子と↓の子は新人。

 


もう一人、けっこう出番が多めのこの人、エイミー・ガマーは

アン・リー監督の「ウッドストックがやってくる」に出てたメリル・スリープの娘かなーと

ずっと思いながら見てたらやっぱりそうだった。

美人じゃないけどなんか個性あっていいわ、この人。さすが大女優の娘。

並ぶと似てるよね


この患者たちが何者かに次々と襲われ消えていく気配!!

皆は何かを知ってるらしいが隠そうとして教えてくれない。「逃げられないわ!アリスが許さないもの」

アリスとは誰?

今度は自分の番?!

もちろん逃げます!恐怖の監禁病棟で殺されてたまるか

 

こんなのも出て来て看護人と化け物の双方から逃げるのは至難の業!

 

ときは昔、、、、、

1966年。20歳のクリステンは、火災現場で呆然としていたところを放火の容疑で逮捕され、そのまま精神病院の監禁病棟に収容される。

そこには、いかにも問題を抱えていそうな4人の少女がいた。自分が監禁されたことに納得のいかないクリステン。

そんな中、彼女は不気味な何者かの気配に身の危険を感じ始める。

そして、一緒に監禁されている少女たちを説得して、脱走を試みようとするのだが…。

 

 

 

6/10(67点)

 

 

一人一人消されていき、なぜアリスという女が死んだかも判明する。

なのになぜ、殺しに関わっていないクリステンまでも、、、、?

という疑問が物語を牽引していくー。

 

ネタバレ込み感想

観てるときは気づかなかったんだけど、終わってはたと気づいた。

これ、好きな映画「アイデンティティー」とまったく同じ内容

 

「アイデンティティー」の内容はというと、、、、

多重人格者の犯罪者(スキンヘッドのデブ男)の人格同士が脳内で
仮想のモーテルに集結して、一人ひとりの人格を消していく物語。

 

 

ジョン・カーペンターがモーテルじゃなくて病院を舞台に変えてリメイクしたといってもいいくらい同じ!

この「アイデンティティー」の面白いところはその見せ方が秀逸なのと、

最後に残った人格が犯人かと思ったら裏をかいて別人格が最終的に犯人だというところ。

 う・し・ろ

要するに、この主軸になる女性、クリステンいやアリスが、

分裂障害がもたらした脳内妄想を映像化しているということ。

もちろん、化け物は架空。

 

精神分裂病(多重人格)だと何でもアリ、みたいに思えるかもしれないけど これはこれで夢オチなんかとは違う面白さがあるとわたしは思う。

このジャンル、だから好き。

観てる時は気づかないから楽しめる。(鈍かったのか、皆さんの演技力、演出のせいなのか

なぜか同じだと気づかなかったから良かった★)

そうなるに至った理由までは描かれず。それは両作品とも一緒。

 

似ている二作を比較しても 本作が女の子だらけで殆ど男性なし、ということと

最後のオチがあちらの方が意外性あって面白いという事で軍配あがる。

こちらも一応一瞬の脅かしネタで締める。

いまになってこのネタでくるならもうひと捻り欲しいとこでした~。

怖さもわたしにはぜんぜん足りないな。

看護婦さんが怖くてよかった

 

ジョン・カーペンターファンや、「これ」観てない人には普通に楽しめるはず

 

そういえば多重人格ものにハマるきっかけになった有名な本「24人のビリーミリガン」はもう15年くらい前に映画化する予定があって、

主演はエドワード・ノートンかとか色々話題にしてたけど

ジェームズ・キャメロンが映画化の権利買ったりしたにも関わらず宙に浮いたまま。

著者のダニエル・キイスはもうご高齢だしな。。。

「The Crouded Room」というタイトルまで決まってたのに。

まぁ今映画化したところで今更な話ではあると思うけど、実在の人物だし

24人も人格いるし(キャスト大変そう)あの小説を忠実に映画化したら面白い映画作れそうなのに残念だな~。

 

 

 

 公式サイト

 THE WARD       2010年    アメリカ  89min

9月17日より、公開中~

 

 

 

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