昔、ウィリアム・ボールドウィンとシンディ・クロフォードで同タイトルの作品あったなー。
《フェア・ゲーム》という言葉の語源はサイエントロジーの教会にあり、宗教上の基本ドグマに背いた個人やグループのことを表す。
試写にて鑑賞。
元CIAエージェントのヴァレリー・プレイムの手記を基に、アメリカ合衆国史上最大のスキャンダルともいわれるイラクの大量破壊兵器にまつわる衝撃の真実を描いたポリティカル(政治)サスペンスで、
"プレイム事件"の映画化。
この方、エンドロールにも登場するけどほんとナオミに似た雰囲気。
原作はバレリー・プレイムの著書で、その実在するバレリーをナオミ・ワッツが演じる。
イラクに大量破壊兵器はなかったと主張する女性エージェント。
その夫で元大使のジョー・ウィルソンをショーン・ペン。
夫婦というより上司と部下、か不倫相手みたいに見えるけど
この二人、実は「21グラム」「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」に続き3度目の共演
監督は、「Mr.&Mrs.スミス」「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン。
脚本はニコール・キッドマンの「バースディガール」(懐かしい)の、ジョン・ヘンリー=バター・ワース。
ストーリーはもう、至って真面目な政治ドラマ。
9.11後のアメリカ。
イラクが大量破壊兵器を持っているのではと疑い、核の原料であるウランを、アフリカのニジェールから買ったという疑惑が持ち上がる。
真意を突き止めるために過去にイラク大使代理を務めた経験を持つジョーがCIAの依頼により現地に赴くが、ウランが動いたという気配はなく、イラクに核兵器は存在しないとする。
CIAは、イラクの科学者から、核兵器の保持の可能性はない。
ブッシュ政権側は、イラク攻撃を正当化する情報を求めていたため、2003年にイラク戦争が始まる。
ジョー・ウィルソンが2003年7月ニューヨーク・タイムズ論説欄で、まやかしのニジェール・ウラン-“大量破壊兵器”(WMD) 説に異義を唱えると、ブッシュ政権当局者達はマスコミに、ジョー・ウィルソンの妻はCIAエージェントであるとバラして報復。
故に、仕事を得たのはCIAの縁故からであり、信用のおける人物ではないと非難される。
ヴァレリーがCIAエージェントである事を知っていたのは、夫と両親のみ。
ついにヴァレリーは職を失い、友人たちや信頼されていた人まで離れていき離婚の危機にまで陥る。
ブッシュ政権が偽の証拠を利用したことを暴露するためのジョー・ウイルソンが行った好戦的キャンペーンと、
それによって生じた、夫婦の関係をマジメに描いている。
5/10(58点)
決して映画としてダメとかいうのではないけど、ドキュメンタリーじゃないし
実話にしても映画なんだからもうちょっと面白さが欲しいところ。
オリバー・ストーンの「JFK」(政治というより暗殺の話だけど)や、
最近だとロン・ハワード監督「フロスト×ニクソン」、ガス・ヴァンサントの「MILK」などのようなエンタメ性はなく
ひたすらシリアスに描いてるので、お勉強するような雰囲気かも。
キャストも二人がいつものように巧いし、ハマってるのでもう文句はないんだけど、
もうちょっとストーリーに広がりもたせて興味深くみせて欲しかったかなぁ。
アメリカの政治家や、興味ある人が観たら違うんだろうけど
一般人のただの映画好きなだけのわたしからみたら
実話だし、文句つけるものでもないし へぇとか、ふーんそうなのね、、、、という感想しかわかない。
文句言う程退屈ではないけど、ミステリーとしてや話が面白く惹き込まれるというものでもないから普通かな。
内容はすぐ忘れちゃいそう。。。 でもこのキャスト好きなので観れて良かった☆
キャストや政治映画に興味のある方はぜひ
核拡散防止部門のCIA秘密工作員バレリー・プレイムは、イラクとニジェールのウラン不正取引関係はブッシュ政権のイラク戦争開始の正 当な根拠のためであると気付く。
この事実を夫であるジョーウィルソンがニューヨークタイムスの社説で伝え、その記事が論争を引き起こす こととなる。その直後、バレリー・プレイムは工作員としての秘密を失いキャリアもプライベートも失ってしまう。
FAIR GAME 2010年 アメリカ 106min
10月29日より、ロードショー
2010年5月、カンヌ映画祭にて監督デレデレ。
左、プロデューサーはジェリー・ザッカー。
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