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ラビット・ホール/ RABBIT HOLE

2011-11-10 22:23:00 | 劇場&試写★5

 

 

 

ピュリツァー賞とトニー賞に輝く原作戯曲に惚れ込み、ニコール・キッドマン自身が映画化に奔走し、自身初のプロデュース&主演で

「めぐりあう時間たち」以来8年ぶりのアカデミー賞&ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート作品


監督は「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」や、わたしはワーストに入れたけど「ショートバス」を撮ったジョン・キャメロン・ミッチェル。

脚本・原作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー

 

札幌シアターキノにて鑑賞。

以前、翔の上映会をした狸小路にある単館。有名だけどはじめて行った☆

アットホーム的な雰囲気で、壁には様々な俳優さんや監督のサインがいっぱい。

 

二コール演じるベッカの夫、ハーウィには、アーロン・エッカート。

 

同じく子供を亡くした母親に、映画では久々~サンドラ・オー。


 

5/10(57点)

 

8ヶ月前のある日、家から走り出した犬を追いかけ交通事故で最愛の息子を失った夫婦。

妻のベッカは息子を忘れるために必死にもがき苦しみ

携帯に撮った息子の動画を日々見て愛する息子の思い出をいつまでも大事にする夫。

妹は妊娠し、亡くなった息子の服をあげるといえば 「私の子がそれを着て走り回ってるのをみるのは、、、」と言われ

母親は麻薬で死んだ自分の息子でベッカの兄と同一視して「共に息子を失った」という慰めの言葉がかえって癪にさわるベッカ。

グループセラピーでは他人の話を聞いても救いにはならないと感じ出て行く。


失った悲しみを、どう消化していくか 忘れるべきか忘れずにいるべきかどう乗り切るのか。

 

やっぱりある程度の時間が必要。。。

 

大きな岩のような悲しみはやがてポケットの小石に変わる─

 

「忘れられる?」


ベッカの母親、ダイアン・ウィーストが言う

悲しみは消えないけれど、時間が経てば心にのしかかっていた重くて大きな石が

小さな石になってポケットに入っている。ああ、ここにあったって」

 

忘れる必要はあるの?

忘れられなくても、前を向いて生きてかなくちゃいけない。

 

 

二コール調べによると、一人っ子を亡くした場合に離婚する率は80%なんだそうで、

その、しなかった残り20%の夫婦の心の再生物語。


夫婦はそれぞれに、心のよりどころを見出していく。

ベッカは、加害者になった少年に偶然出会う。


そして彼の描いたコミック、「ラビットホール」に共感し、それが癒しとなっていく。

少年は説明する。

この世にはパラレルワールドが存在し、あらゆるところに自分はいて

幸せなバージョンの自分、悲しみのバージョンなど。

それを聞きベッカはいい考えねと共感する。

とてもいいポジティブな考えなんだけど、実際 加害者の少年にそんなことを言われても頭にくるだけじゃないのかな

事故だとしても息子を轢いた加害者であることにかわりないし(だからといって責めればいいというものじゃないけど)

あるとき本を届けるためにといって家に入ってきて夫が怒るのは当然。

普通なら恨んで受け入れられないでしょ、少年も苦悩するというよりマイペースにのんきに思えたし。

心情をうまく描いてるとは到底思えない。ラビットホールというコミックを通じての加害者被害者の共有が

なんか綺麗ごとにも思えてしまって、、、、。

いいお話なんだけど 共感できないので感動には至らず、でした。

 

それでも時間をかけて、ぽっかりあいた喪失感をすこしづつ埋めようという前向きなシーンで終わるのがすがすがしい。

主演二人にダイアン・ウィースト、サンドラ・オーなど脇キャストはさすがの演技力で素晴らしかった

 


二コール様、この映画でついにボトックス注入を認め、このシーンを見て(たぶん)もうしないわ。と公言。

泣き叫んで開いた口がこわばり固まっちゃったシーン。

それでもやっぱり綺麗です


ニューヨーク郊外。瀟洒な邸宅に暮らすベッカとハウイー夫妻は、何不自由のない日常を送っているかに見える。しかし二人は絶望の淵にいた。8ケ月前、息子のダニーは走る犬を追いかけて、開け放たれた門扉から飛び出し、交通事故に遭ったのだ。ベッカは息子の面影から逃げ、ハウイーは息子との想い出に浸る。同じ悲しみを共有しながらも、二人の関係は少しずつほころび始める。そんなある日、ベッカは街で見覚えのある少年と遭遇する。彼はダニーの命を奪った車を運転していたジェイソンだった。ベッカは偶然を装い、ジェイソンの後を追うが・・・。

   

 

 公式サイト

RABBIT HOLE         2010年       アメリカ   92min

11月5日より公開中~

 

プレミアにて

 

 

 

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