我想一個人映画美的blog

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Virginia/ヴァージニア /TWIXT

2012-08-13 22:30:07 | 劇場&試写★4 以下

 

 

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SUPER 8/スーパーエイト」ではオマケでゾンビになったエルちゃんが、

今度はヴァンパイアにされちゃった少女

ポスターはちゃっかり、エル・ファニング主演のホラーみたいな感じだけど

 

主演は、ヴァル・キルマー

娘を亡くした売れないオカルト作家。

エルちゃんよりも、 肥えたヴァル・キルマーが出ずっぱり。

数年前にゴシップでその太り具合を載せたから知ってはいたけど相変わらずの太りよう。 

とても嘗てのバットマンの面影はない、、、

 

 

コッポラの胡蝶の夢」で復活した巨匠フランシス・フォード・コッポラが監督のミステリー。

コッポラ新作なのに、上映は都内でヒューマントラスト有楽町の1館のみ

それも、たったの62席しかない劇場のため、

初日の初回からあっという間に満席完売で入れず

次の回もどんどん埋まってっちゃうという事態に 拡大公開なしなんてどーゆーこと

と思ったのだけど、、、、

残念ながら期待は裏切られ、観た後は「このくらいの規模で納得」という結果に。

 

忘れてたけど、単館公開で(しかもすぐDVDリリースした)ヴィンセント・ギャロ主演の「テトロ」も

DVDで観たけどつまらなくてレビューしてないほどだったな

 

 夢の世界へと誘う少女にエル・­ファニング。出演シーンは少なめ。

わたしはやっぱりエルより姉のダコタちゃん派だな~

 

 

耽美なゴシックホラーミステリー系?かと思ったら。

エドガー・アラン・ポーの小説を題材に、ある殺人事件に熱中する不調の小説家が、現実と夢を行き来するようになる。

 

 

あらゆるミステリーの原点エドガー・アラン・ポーをモチーフに、

呪われた街で起こった<現在と過去>二つの事件の真相を、小説家が

謎の少女V.(ヴィー)と共に紐解いてゆく、ダークな物語。

 

サイン会と称し、新作の本を売り歩く日々を送る、売れないオカルト作家のボルティモアは、ある日、訪れたスワン・バレーの町で不可解な事件に遭遇する。そ こでは、数日前に胸に杭を打たれた身元不明の少女の遺体が発見されたばかりであり、ミステリー好きの保安官は、ボルティモアにこの事件を題材とした小説の共著を持ちかける。次回作のアイデアに悩んでいたボルティモアは、詳細を調べるうちに、かつてこの街にエドガー・アラン・ポーが宿泊したとされるチカリング・ホテルで起きた凄惨な事件を知る。さらに謎の少女V(ヴィー)と出会い、彼女に誘われ、時にエドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、〈現在と過去〉ふたつの事件の真相を紐解いてゆくが、その先に待っていたのは誰も予想しえない真実だった......。


 

4/10(44点)

 

とにかくハナシが惹き込まれず、、、。

謎という謎はなく、ミステリーという面白さもないから眠気を誘う。

 

美少女、ダークファンタジー、ゴシック、ヴァンパイア、、、と耽美要素は揃ってるのに

太ったオジサン(ヴァル)が主演で出ずっぱりのため、

美しいゴスミステリーというジャンルにまで昇華出来ず。

この雰囲気に期待したのだけど残念な感じでした~。

だらだらして何がいいたいのか、描きたいのかはっきりしない。

もうちょっと面白い場面があったら良かったんだけど

過激さもなく、グロさもなくホラーとしての怖さもなかったし。

感想すらそんなもの。 うーん。

限定公開2週間で狭い単館のみの公開ってそういうことか。

こりゃ楽しめる人は限られるだろうな~。

 「テトロ」の時のようにたぶんすぐにDVD出ちゃうのかな。

 

 公式サイト

TWIXT        2011年   アメリカ    89min

8月11日より、ヒューマントラスト有楽町にて公開中~

 ちなみに、同館で上映の「テイク・ディス・ワルツのチケット同時購入すると

(別の日鑑賞でもOK)2本で2000円で鑑賞出来ます♪

 

 

2011年 トロント映画祭にて。

 

BATMANからFATMANへ~

もうバットマスクはかぶれません

                         

 

 

 

 

 

 


テイク・ディス・ワルツ/Take This Waltz

2012-08-13 00:50:26 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」で27歳で監督デビューした女優、

サラ・ポーリーの監督第二弾。

ってことと、セス・ローゲン出演ってことで楽しみにしてた本作

 

主演に、最近では「マリリン7日間の恋」でマリリンを演じて話題、

ヒース・レジャーの元妻でもある、ミシェル・ウィリアムズ。

美人すぎずふつうっぽいけど大人なのに少女のような可愛さがある、

どこか幸薄そうな雰囲気も持つから守りたくなる感じはミシェルならでは。

フリーのライター、マーゴ。

 

その夫、ルーは チキン専門の料理本を書くためいつも家でチキン料理を作ってる。

セス~~

結婚5年目。夫も優しく暖かく、時に友達のような関係で2人は仲良く、ちゃんと愛し合っていた。

 

しかし、マーゴが取材で訪れた先で出会ったダニエル。

なんと偶然にもほどがあるけど、実は家がお向かいさんだった!

ちょっと目元と口がガエルみたいでなかなかのイケメン、

カナダ出身の、ルーク・カービー。これまでには「ニュースの天才」など。

来月公開の「コンフィデンスマン ある詐欺師の男」にも出演。

 

脇には、ルーのアル中の姉に、コメディアンのサラ・シルバーマン。

この人JBの「スクール・オブ・ロック」にも同居する友人の彼女役。

 

どんな恋もいつかは色褪せていく?

この想いは裁かれるべきものなのか。

 

フリーランスのライターをしているマーゴと料理本を執筆するルーは結婚5年目の仲むつまじい夫婦。子どものいない2人は今でも一見恋人時代と変わらなかっ たが、マーゴの中では漠然とした不安や物足りなさが募っていく。そんなある日、彼女は取材先で出会った好青年ダニエルに激しく惹かれてしまう。しかも帰宅 してみると、偶然にも彼は向かいの住人だったことが判明し、次第に自分の感情が抑えがたくなっていくマーゴだったが…。

 

 

8/10(85点)

 

 

期待以上☆気に入っちゃった。

これはもう、監督&脚本のサラ・ポーリーにまず拍手。

新しい人と出会ってしまった、愛する夫がいるのに裏切れないという葛藤。

いわゆる「不倫」が題材の作品はよくあるけど

微妙な気持ちの揺れを素晴らしく演じたミシェル・ウィリアムズにも感服、

そして、いつでも側にいる温かな夫を演じたセス・ローゲンがまた切なすぎる!

 

単に、不倫の話、浮気の話なら嫌いなわたしだけど

うーむ、これにはやられた! 随所でうまいと思わせられて

ところどころで なんだかきゅんとさせられてしまう、、、。

 

例えばお互い惹かれ始めてるのに、てを伸ばせば簡単に触れられる、

キスだってできちゃう状況なのにあえてしない、出来ないもどかしさ。

「あなたはどうやって愛する?」って質問で

実際に触れなくても触れられてる以上のエロティック。

 

一線を超えちゃいけないとわかってるからこそのときめきだったり、

一緒にいすぎた事で何もかもわかってて会話がないなんてこと

じっくり静かに描きとるのは女性監督ならでは。

アドリブも多めだったという、セスとミシェル夫婦のじゃれ合いや

電話中でのイタズラなんか本当にセスもミシェル可愛らしくて微笑ましい。

長く一緒にいることで、お互いのときめきも薄れ、空気のような存在になったあと。

そのままじゃいけないの?

新しいものに目がいっても、結局どれもおなじこと。

それに気付かないと、いつまでも満たされた気持ちにはなれないのにね。

 

本作でもミシェルは全裸になる。(サラ・シルバーマンまで!)

sexシーンはモザイクが余計だけど、シャワーシーンとおしっこシーンはそのまんま。

 

惹かれ合いながらもお互いうまく距離を保って、そのままでいようと諦めた矢先、

ハガキ1枚残し突然引越しで去っていったことで想いに火がつく。

新しい方の恋をとって これまでの愛をあっさり捨てる。

傷つけることはわかってても新しい道を選んでしまった。

突然一方的に捨てられる方はたまったものじゃない。

でも優しい夫は怒る事もしない。 

悲しみを吐いたあとでシャワーに入ってくれと言い 

これまで冷たい水が突然かかるのをシャワーの故障だと思ってたマーゴは

それが夫のイタズラだったと知る。

「50年後に 教えようと思ってたんだ。気の長い冗談さ」と告白

その想い切な過ぎて泣けちゃう。セスだからこそ。

こんないいヤツをどうしてーーー!!

窓越しのキスも可愛い

 

そうして新しい彼と一緒になってみると

トイレしてる間に彼が隣で歯を磨いてたり、2人横に座ってただ黙ってTV観てたり。

結局は結婚てそういうもの。どこか満たされない横顔のオープニングがラストへと繋がる。

 

サラ・ポーリーのさりげなく自然な演出と、ミシェルの着こなす可愛すぎないガーリーな衣装たち。

色彩のセンス。

カナダ俳優&音楽もカナダがメイン。

レナード・コーエンが歌う「テイク・ディス・ワルツ」や、バグルスのヒットナンバー「ラジオスターの悲劇」

舞台はサラ・ポーリーが出身のトロント

観ていてトロントっぽいなぁ~って思ったらやっぱり。

 

ハッピーエンドのラブストーリーとはちょっと違う、

ビター&スィートテイストのこのラブストーリー。夏の終りにいかがでしょう。

 

  公式サイト 

Take This Waltz        2011年    カナダ   116min

8月11日より公開中~

 

 

2011年トロント映画祭にて。

 

 

 

 

 

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