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最強のふたり/INTOUCHABLES/ UNTOUCHABLE

2012-08-18 01:39:04 | 劇場&試写★6以上

 

 

わたし的には、この夏(いや秋?)

アベンジャーズ」よりもぜひ観て欲しいオススメ作品がこちら

予告篇がかなり良さそうで楽しみにしていた

フランス、ドイツ、オーストリア他で大ヒットしたコメディドラマ。

といっても、中身は笑いと友情とってもわかりやすい、ややハリウッド映画的な作品でした~

と思ったらハリウッドでリメイク決定だって~。でた~

この二人が最高なのに、リメイクはいらん!!

 

試写にて鑑賞。

 

主演のふたりは、お金持ちの中年と貧困の中育った青年、白人と黒人。

事故で首から下が麻痺してしまった障害者と、健常者。

まったく真逆のふたりが偶然知り合った。 それは、素敵な出逢い

 

身体が不自由な金持ちのフィリップは、介護者を募集し、

屋敷に面接を受けにではなく、失業手当申請の用紙にサインをもらうためにきたスラム街の青年ドリスを雇う事にする。

 

1988年「主婦マリーがしたこと」などのフランソワ・クリュゼ。

もうこの人以外考えられない程、すべてがハマり役!

 

そして、介護を担当する黒人青年ドリスには「ミックマック」のオマール・シー。

こちらもこの人の押せ押せ的性格が映画全体のトーンを決める。

最高のハマり役!!

 

あとは登場人物は少なめ

屋敷で働く者たちや、養女の娘とそのカレシのモップ頭とフィリップの文通相手くらいで

殆どがふたりのシーン。

原作は英題で「アンタッチャブル」、デ・パルマの映画でも同タイトルがあるけど

触れてはならない、とか《ヒンドゥー教》カースト制度の最下層民とか。

 

障害者としてではなく、一人の人間としてみてくれることが心地よく

やってることは時に失礼で、豪快で、ストレートな性格。

マリファナはやるし(吸わせるし)車椅子は時速が早くなるよう改造するし、

介護カーはスポーツカーに切換える、女も楽しむ。

はちゃめちゃなんだけど、とても心優しい。

 

オープニングで車を飛ばし、ある所へ向かおうとしているふたり。

ところがパトカーに捕まってスピード違反で止められる。

そこで死にそうに苦しみもがく演技。

この人あと5分で病院に連れてかないと死ぬんだ!!

死んだらあんたたちのせいだと叫び、じゃあ行っていいと誘導されて逃してもらう。

息のあったふたりの様子がわかるこのシーンから

このあとどこへ行こうとしてるのか、そこから物語は過去へと戻るー。

 

監督はこれが長編4作目となるコンビ、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ。

 

 パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ。彼の新しい介護人募集の面接にやってきたのは、いささか場違いな雰囲気の黒人青年、ドリス。スラム街に暮らす彼の目的は、失業手当をもらうための不採用の証明書だった。周囲の憐れみの同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは、そんなドリスのふてぶてしい態度に興味を抱き、思いつきで採用してしまう。ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで互いが歩んできた世界はまるで水と油。いつまでもつかと思われたが、障害者相手にも遠慮することなく本音で接するドリスは、他の誰よりもフィリップの心を解きほぐし、いつしか2人は固い絆で結ばれていく。

 

 

 

8/10(85点)

 

 

いや~これ良かった☆

ちょこちょこと笑わせてもらいながらも、感動!!とまではいかなくても

ドリスの心のこもった暖かい思いやりの行動に楽しませてもらいながらも気持ちがなごみ、

こちらまで介護されてるかの様に癒される。

人って、上辺だけの言葉や付き合いも分かるもの。

普段から本音で、自然のままに本気に人とも接して生きていたいな~と思っているんだけど

(わたしのスローガン?)

このドリスはまさにそれを体現していて、自分よりもどうだとか言う事や

損得は考えず、信念のままに行動する。

正直すぎる言葉は時にナイーブな相手を傷つける、

心根が優しい男の行動は、相手と同等でいて、かつ愛情を持って接する事が出来る。

社会的地位や、肌の色やお金の有無、色や宗教なども関係ない。

 

このドリスのキャラクターがいいのと、

対するフィリップが心を次第に開いて仲良くなっていくのもみていて微笑ましいんだけど、

何が他に気に入ったかって、音楽

映画に大事なのは音楽と、ちょっとのユーモア

クラッシックの名曲ばかり聴いてるフィリップにドリスが教えるのは

アース・ウインド&ファイアーのナンバー、ノリノリのR&Bファンクディスコ!!

大好き♪「セプテンバー」「ブギーワンダーランド」

名曲過ぎるくらいの名曲が、シューベルトのアヴェマリアや、

モーツアルトの魔笛、ショパンのノクターンなどに織り交ぜながらの選曲がナイス

 

気になる女性は自分になびいてくれないと思ったらレズだったとか、

インスピレーションでテキトーに描いた画が高く売れたりとかいう笑えるオチがありつつー

 

 そしてそして

ラスト近くにはオープニングのシーンにまた戻りその続きが描かれる。

それは、思いがけないサプライズ。

気落ちしていたフィリップの生きる源になるであろう最高のプレゼントをしてくれた。

うーん、いいヤツ!

途中までブラックなジョークで散々笑わせといて

ラストで暖かい気持ちにさせる。

最高のえいが でした

気に入ったのでまた観たいな~♪

気になる人はぜひ1日の映画の日公開、劇場へ

※その最高の贈り物とは、大自然ではありません。

 

 

 

  公式サイト

INTOUCHABLES           2011年    フランス  113min

9月1日より、TOHOシネマズシャンテほかでロードショー

 

 

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