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ゼロ・ダーク・サーティ / ZERO DARK THIRTY

2013-02-16 23:28:52 | 劇場&試写★6以上

 

 

ゼロ・ダーク・サーティ:米軍軍事用語。
AM 0:30を表す。ビンラディン捕縛作戦決行の時間と言われている。

 

ビンラディンを追い詰めたのは、ひとりの女性だった—

この驚きの実話を 「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグローが映画化して話題。

もうすぐ発表になるアカデミー賞で、作品賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞、音響効果賞でノミネート。

 

 

11年にパキスタンで起きたビンラディンの暗殺に関して、襲撃を行った米特殊部隊ばかりが注目を集めているが、実はCIAのなかに潜伏先を特定した女性がいた。

本作は、10年近くの年月を費やして、ビンラディンの発見についに成功した女性の葛藤を描いた作品。

 

冒頭、9.11の事故の惨劇が音声だけで流れるー。

テロの容疑者に対する拷問、関係者だけしか知り得ない極秘情報、シールズ隊員による隠密作戦など

元ジャーナリストだという脚本家、マーク・ボールが時間をかけて取材した内容が映画に反映されている。

 

 

 

華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性、マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、ビンラディン捜索に巨額の予算をつぎ込みながら、一向に手掛かりをつかめない捜索チームに抜擢された。だが捜査は困難を極め、その間にも世界中で、アルカイダのテロにより多く の血が流されていた。ある日、仕事への情熱で結ばれていた同僚が、自爆テロに巻き込まれて死んでしまう。その時、マヤの中の何かが一線を超える。もはや使命ではなく狂気をはらんだ執念で、ターゲットの居場所を絞り込んでいくマヤ。ついにマヤは隠れ家を発見するのだが、彼女が断言する確率100%に同意する 者はいない。果たして、上層部及び国家が下した決断とは— 

 

CIA情報分析官マヤに、女優として出演するたびに評価を受ける、ジェシカ・チャステイン

 

一緒に捜査を続ける同僚ダニエルに、あまりメジャーなのには出てないジェイソン・クラーク。

 

髪がこうだとスティーブ・カレルにも見える、マーク・ストロングも出演。

 

あ、あと「LOST」のマイケル役の黒人ちょこっと出てた。

 

 

9.11テロ事件から、忽然と姿を消したビンラディン。2003年、CIAは冷血な情報分析官マヤをパキスタンに送り込む。

ビンラディンに繋がりがありそうな人物を拷問にかけて、関係者の名前を吐き出させようとする。

サウジアラビアのテロ後、捕虜はビンラティンの関係者の名前をマヤに告げる。

捕虜への虐待が問題視され、捜査は行き詰まっていく中、大金を引換にビンラディンの情報を売るというアルカイダの人物が現れ、友人のCIA分析官ジェシカが担当としてアフガニスタンへ赴いた。

そこで仕掛けられた自爆テロ。ジェシカ含め、CIA局員7名が犠牲になってしまう。

 

 ドキュメンタリーじゃないし、多少作った部分もあるのだろうけど基本ほぼ忠実なのかな。

ここまで徹底した調査によって書かれた脚本だからこそ、のリアリティ。

 

6/10(68点)

 

 

面白いという映画ではない。真実を知ろうとするための映画。

 

こんな、映画化するにはリスキーで賛否両論起きそうな難しいテーマを、

ビンラディンが殺されてから間もなくして撮ろうとしたビグロー監督は凄いな。

(もちろん、脚本家も)

とことんシリアスに、暗く重いまま 事実をなぞりながら描かれるので

非常に疲れるし、でも割と前半から中盤まで淡々としてるのでたまに眠気もきた。

けど2時間半のわりには長過ぎ!とは思わなかったかな。

そもそもそのくらいないと、あのテロ事件から10年経って捕まえるのだから

あっという間に2時間弱などで終わるはずもない。 

 

それにしても、このマヤという女性、イスラマバードでもマリオネットホテル爆破テロ事件

でも命を落としそうになったり、車中でも命を狙われたりと

常に死の隣にいるような状況で、よくぞ頑張って執念でビンラディン確保に導いてくれたものだ。

はじめは20代の女性だったのだというから驚き。

 

ビンラディンがついに殺害され、その時のニュースが日本でも報道されていたので

私もいくつか記事を読んだり、どこかで関連する映像などちょっとみたりしたので

一番気になっていた捕まえるシーンが当然クライマックス。

 

ビンラディンが隠れていると踏んだ家を見つけてから、

ネイビーシールズが突入し、ラストまでの30分間はさすがに見応えが。

 謝絶された家のドアをひとつづつ爆弾で開け突入すると、

女(ビンラディンの数人の妻)や、その子供たちが泣きわめいている。

その子供たちが将来 どういう人間になるのか、心配になる。

 

オサマ!オサマ! と暗がりで叫んだあと最後についに捕らえたのが、

ビンラディン。

死体の入ったボディーバッグの中を開け確認したマヤ。

迎えられたプライベートジェットに乗り込む

何とも言えない表情と、涙が余韻を残す。

 

 

マヤを演じるにあたって、参考にした本は

「倒壊する巨塔—アルカイダと「9・11」への道」や

ミハエル・シュアーの『OSAMA BIN LADIN』の2冊の本は役に立ったわね」と言ってる。

興味のある方は読んでみては?  わたしも気になる、、、、。

 

 公式サイト

ZERO DARK THIRTY      2012年  アメリカ    158min

2月15日(金)より、公開中~

 

 

 

2012/12/4   NY プロモーションにて。

 

 

 なんか監督と親子みたいな雰囲気  

 

 

 

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