ロシアの文豪トルストイの小説を「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督
&キーラ・ナイトレイコンビで新たに映画化した文芸ロマンス。
アカデミー賞では、衣装デザイン賞受賞
衣装も舞台も素晴らしい華やかさ
「アンナカレーニナ」といえば、 1948年のヴィヴィアン・リー主演がオリジナルだったと思ってたけど
グレタ・ガルボ主演のがその前に2作あって、ソフィー・マルソー主演の1997年のもあるしで
今回は5回目の映画化かな?
ジュードが出てるし、ジョー・ライト作品好きなので楽しみにしてました~初日鑑賞
アンナには、文芸コスチュームものはお手のもの、キーラ・ナイトレイ。
その夫、政府高官のカレーニンにジュード・ロウ。
昔のジュードなら不倫する若い男役だっただろうけど
頭はわざと更にハゲにして、あえて歳とった妻に浮気される可哀想な夫に挑んでます
アンナと恋に落ちる、青年将校ヴロンスキーに
「キックアス」で、主演のサエないオタク少年を演じたアーロン・ジョンソン。
「キックアス」の時も書いてたけど、実はイケメン君です☆
ほかに、アンナの兄嫁に、ケリー・マクドナルド。
その妹、キティにアリシア・ヴィキャンデル。
マシュー・マクファーデン、エミリー・ワトソン、ハリポタのウィズリー一家の一員、
ビル・ウィズリー役のドーナル・グリーソン↓など共演。
一度求婚を断ったキティとリョーヴィンの言葉遊びのサイコロ?で
想いを伝えあうシーンが素敵
そして幸せの絶頂期を迎えたアンナとヴロンスキー
この真っ白なシーツに真っ白なコットンの服が素敵
19世紀後半のロシア。アンナ・カレーニナは社交界の華と謳われる美貌の持ち主。しかし、夫である政府高官カレーニンとの間に愛を感じられず、満たされぬ日々を送っていた。ある日、兄夫婦のもとを訪れた彼女は、若き将校ヴロンスキーと出会い、一目で恋に落ちてしまう。許されぬ恋に必死に心を鎮めるアンナだったが、舞踏会で再会した2人にもはや燃え上がる情熱を抑える術はなかった。一方、アンナの兄嫁の妹でヴロンスキーに想いを寄せるキティ。彼女は、 田舎の地主で純朴な好青年リョーヴィンからの求婚も断り、ヴロンスキーとの結婚を信じて待ち続けていたのだが…。
7/10(70点)
豪華絢爛、衣装も舞台も
誰も歌ってないのにこれはミュージカル!?と錯覚してしまいそう。
まるで役者たちがいまにも歌い出しそうなノリ。
さすがジョー・ライト監督、
テンポの良い舞台劇風の演出が、ともすると退屈になりがちな
コスチュームプレイの文豪、不倫ものを、視覚、聴覚から魅了させる
ジュードは真面目な官僚。あの低くて渋い声が効いてます
若い男と恋仲に落ち、妊娠までしてしまう妻を最初は憎むも、神のように二人を許す。
なのにアンナは、愛を感じない夫は捨てヴロンスキーを追うことを決めた末の悲劇。
キーラはお馴染みのコスプレもの、わがままなアンナ役は
素晴らしい衣装を纏ってイメージもピッタリ。
そして、一番のキモとも言える、不倫相手となるヴロンスキー役の美貌
アーロン君のこのまなざしがセクシーで、素敵
あんな瞳でいつも影から見つめられたらそりゃヤラレちゃうでしょ
賞受賞の衣装や美術も見応えあり。
とにかく演出が独特の世界観で 華麗なる世界観を楽しむ作品
ANNA KARENINA 2012年 イギリス 130min
3月29日(金)より、公開中~
ロンドンプレミアにて
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