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コズモポリス /COSMOPOLIS

2013-04-15 11:08:20 | 劇場&試写★6以上

 

 

楽しみにしていたクローネンバーグの新作は、意外にもロブ主演。

アメリカ文学界のドン・デリーロの同名小説を、デイヴィッド・クローネンバーグが、

最短の6日間という期間で脚本を書き上げ映画化。

若き証券市場の成功者が自ら望み破滅していく物語と、彼を恨む人生の敗者が彼を暗殺しようとする物語が交差

 

ヴァンパイア以外は富豪役が多い感じのロバート・パティンソン。

 

NYの街並みをスローに走るリムジンから見る風景は、どこか近未来風でもあり

外の騒音が断絶された異空間。

オフィス替わりのように常にそこにいて

代わる代わる車を見つけた知人や愛人、部下、医者たちが車内に入り会話する。

原作がそうらしく、その会話、台詞のひとつひとつが散文詩のような語り口で

不思議な雰囲気をいっそう強める、

 

年上の愛人役でジュリエット・ビノシュが。

服を着たまま車内で大胆なsexシーンがちょっと。で5分程の出演。

41歳って言ってたケドとても見えません  

 

「トロピックサンダー」などコメディでよくみるジェイ・サンダーは部下で相棒。

 

毎日車内に医者が来て行われる健康診断で前立腺の検査。

「前立腺が非対称」

 

床屋にだけは呼ばずに自ら切りにゆく。

パイ投げられてついた生クリーム先に洗ってあげなよと気になる 笑。

 

ホテルでは自分のボディガードの女と。

そして刺激が欲しいが故、高圧力のスタンガンで撃てと依頼。

 

車には、サマンサ・モートンも現れる。

なんかすごい太ってオバさんになってた。

 

 

待ってました!

マチュー・アマルリックは、有名人にパイを投げる自称アーティストとして

たった3分ほどの登場。(少な過ぎ、、、、)

ケヴィン・デュランドはセキュリティ主任、トーヴァル。

 

大富豪同士で結婚したばかりの妻、エリーズとは何度も外で出逢う。

sexを求めるも応じてはくれない。

 

そして、命を狙う男にポール・ジアマッティ。

こちらも41歳というがプラス15でしょ!とつっこみたくなる

 

一度は全て手に入れた28歳の男が

本当に欲しい「愛』?を手に入れられず、自分をごまかしながら生きる。

「元」の読みを間違えたことで一気に破滅へ。

こういう謎めいた影のある役、ロブはハマります。なかなかにうまい。

 

 

6/10(60点)

 

 

内容は万人受けしない 笑

ほとんどの人がつまらないとなりそうな脚本(原作)。

でもわたしは嫌いじゃないな。

原作通りだとクローネンバーグが言う、台詞が綺麗で変わってて

NYなんだけど不思議な感覚になる視覚的な興味で引きつけられる。

そして自らを破滅へ追い込む主人公エリックの同行に目が離せない。

 

くるぞくるぞと思ってたら、

音声認証の高機能銃を使い、トーヴァルを、、、、

自らの命を狙う奴の家に押し入ったかと思えば、自らの手のひら打ち抜いたり

相変わらずのクローネンバーグのバイオレンスが数カ所で炸裂。

隣のおばちゃん、びびって飛び上がって動くからかなりそっちでびくっとしちゃった

 

エンドロールに出て来たGUCCIとCHANELの文字。

映画のあとに銀座のシャネルに入ってたまたま時計みたら、気付いた

GUCCIはスーツだろうなと思ってて、大きな文字盤に目がいった一瞬映ったエリックがしていた

あの時計がシャネルだな?と思って

帰って調べたらやはりこれでした 

カッコイイ~。

メンズ J12型 でお値段 58万円也。 大富豪には安いもんだ☆

 

というわけで、この作品

クローネンバーグファンとロブ様ファンにはいいけど、、、、、。

あ、でもトワイライター (トワイライトファンの)ロブ様目当てだと

この映画、かっこいいけどつまらないってことになるかも。

まぁロブは出ずっぱりだからいいのか 

 

28歳にして大富豪の投資家エリック・パッカー。N.Y.の街を走る白いリムジンの中で、巨万の富を動かし続けている。天国と地獄が紙一重の世界で、金の 動きに一喜一憂し、大損の危機に面しながらもセックスの快楽に溺れる。背後から、暗殺者が迫っている事も気付かず、彼の1日は狂い始めていく…。

 

 

 公式サイト

COSMOPOLIS         2012年    フランス=カナダ    110min

4月13日(土)より、公開中~

 

 

 

カンヌ映画祭にて

 

 

 

 

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