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秘密 THE TOP SECRET

2016-08-06 23:58:24 | 劇場&試写★5



「月の子 MOON CHILD」などの清水玲子の人気コミックを実写化したミステリー。

死者の脳に残された過去の記憶を映像化できるスキャナーを駆使する警察の捜査、第九メンバーが、謎の猟奇事件の真相を追う。

監督は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史。

「月の子」は友人のスタジオライフの舞台で見てたんだけど、本作は内容知らず

斗真主演てことで観てきた


もう一人の主演は岡田将生くん。

そして、斗真の親友には松坂桃李くん。


被害者の脳をスキャンして生前の記憶を映像化するMRIスキャナーが発明され、迷宮入り事件の捜査は革新的に進化した。

しかしその一方で、被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の感情が移行し、犯罪の闇に引きずり込まれるリスクがあった。

この最新鋭の技術を使う警視庁のエリート集団、科学警察研究 所法医第九研究室・通称“第九”が捜査を開始する。

室長の薪剛(斗真)の下に配属された新人捜査官、青木一行(岡田将生)らは、

家族を惨殺した罪で死刑になった男の記憶を映像化するミッションに挑む


原作キャストはこんな感じ。


映画版

栗山千明、大森南朋、椎名桔平、吉川晃司、リリーフランキー、織田梨沙、平山祐介、大倉孝二、ほか。


死者の記憶を映像化し、犯罪捜査を行う科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」。室長・薪剛の指揮により、新人捜査官の青木一行らが、家族惨殺事件で 死刑となった男の記憶を映像化した。しかし、男の脳内映像として映し出されたのは、事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿だった。



5/10(59点)



ラストちょこっとネタバレ


吉川晃司のキャラいらないわ。

途中までは結構引き込まれて、意外と面白いじゃないって見てたんだけど

吉川晃司の、変な教祖みたいなキャラが中途半端に出てきて話が削がれた。

人の親切あだで返すとはこのこと。よほど憐れみの施しが頭にきたんだろうけどそれで

たくさん殺して薪に復讐ってなんか動機が納得いかない。

ま、そういう話なのは仕方ないけど。笑

長いコミック無理にまとめるんだから、吉川晃司のキャラは完全不要でしょう。(吉川さんとファンの方ごめん)



原作を読んでないのでおかしいなーとちょこっと調べたら、幾つかのエピソードを

くっつけてまとめた感じになってて、そりゃキャラも中途半端だわと納得。

貞子ならぬ、絹子と云うサイコな少女が出てきて、あまり可愛くない新人の子が不気味に演じてるんだけど

(それはそれですごく良い)

絹子と吉川晃司のつながりも大したことないし(少なくとも大したことには見えない)

その子だけのエピにまとめちゃえば良かったのに、岡田将生の家族の話やら、吉川晃司の演じた殺人鬼の話やら

斗真演じる薪の、亡くなってしまった親友との関係が中途半端に盛り込まれるから

その関連性は薄れるわ、誰に感情持ってったらいいのやらで。

ずっと影のあるカッコつけたキャラの(いやカッコつけてるというか真面目に演じてるんだけど)斗真の

すぐに倒れてしまうところや、いつも首を隠してることなどは後で理由が明かされるだろうと思ってたら

全く最後まで触れず。原作ではここはもちろんきちんと明かされてるらしい。


大森南朋さん演じたこの手荒い刑事は映画オリジナルのキャラらしい。

さすがこういうキャラ、ハマってます。

作品全体の雰囲気も良かったし、キャストも皆良かっただけになんだかちょっともったいない。


後半からは、父親と絹子の関係を暴き、真犯人としてメインになっていき面白くなってくると思いきや

絹子周りの男が次々と死んでいき、最後の盲目の男の子とその愛犬の事件

そして犬の脳内映像から、その映像が最後に映し出されて

それを見せられた岡田将生演じる青木が幸せな気分になり、、、、

よく見るとそこにはまだ幸せそうな、絹子と盲目の少年が犬目線で映っていたというラスト、、、、。


なんだかな〜って感じ。

後半の30分が特にイマイチだった。

途中までは面白かったんだけどな、残念。

でもかっこいい斗真を久々に見れたからわたし的にはまぁ良しとする。 

てことでこの評価。キャストよくても、原作をまとめる力、脚本は重要といういい例でした。



「秘密 THE TOP SECRET」予告篇

 公式サイト

秘密   THE TOP SECRET              2016年   日本     149min

8月6日より、公開中〜