NYに暮らす男女のねじれた三角関係を描くシニカルコメディードラマ。
音楽といい、作風といいどことなくウディ・アレン風味。
NY行きの機内(字幕付き)で鑑賞。
キャストがはっきりしてなくて目立たなかったんだけど、NY舞台っぽいからチョイスしたら
イーサンの日本で未公開の新作ではないか
面白かったから、日本でやらないのかなーと帰国後調べたら、来年1月に日本でも公開決定した。
結婚には興味がない独身のマギー=「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ。
ピクルスを作って販売する友人ガイから精子をもらって体外受精して産むと決めていた。
家庭を顧みない元妻に疲れてマギーと新しい生活を始めるジョン役、イーサン・ホーク。
ジョンの元妻で大学教授、ジョーゼット役にジュリアン・ムーア。
監督は「50歳の恋愛白書」のレベッカ・ミラー。
7/10(72点)
女性監督ならではの視点で書かれた脚本が、女性心をよく掴んでいて面白かった⭐️
男は、口うるさい知的妻から逃れたくてうんざりして別れた頃
ちょうど知り合った自分に興味を持って何でも聞いてくるような従順な若い娘に魅かれるのは無理もなく
、、、実際に一緒になる(結婚)と、子供をもうけるけれどまたそこでこんなはずじゃなかったという部分がお互い見えてきて。
元の妻と会ってみたら実はいい人で、やっぱり彼(旦那)を元の妻のところに戻そうと決意。
ってなかなかすごい話だけど実際こんなことあってもおかしくはないなと思ったり。
憧れを実現させた場合、現実は違うものとなる。という教訓のような感じが
ちょっとシニカルにウディ・アレン風味な作風で綴られていく。
イーサンは何をやらせてもいいなぁと思うし、今回の 小説家を目指すもなかなかうだつが上がらない
情けないダメ男っていうのもまた良かったんだけど
主演のマギー役が何だかあまりイーサンと合わないなぁと勝手な印象。
役柄的にはあってたかもだけど何だかイーサンと不釣り合いというか。生まれた国が違うせいかなー
それと、知的な元妻役はジュリアン・ムーアはすごくいいけど、これまたなんだかイーサンとは合わない感じしちゃう。
姉(あね)さん的な違和感??
(ならイーサン一体誰と合うんだ!と言われそうだけど)
面白い三角関係というかこの関わりが不思議で面白かった。
今月公開なのでまた観たいな♪
ニューヨークの大学で働くマギーは、妻子持ちの文化人類学者ジョンと恋に落ちる。仕事ひとすじで家庭を顧みない妻ジョーゼットに愛想を尽かしたジョンは離婚を決意し、マギーと再婚。数年後、ジョンとマギーは子どもにも恵まれ幸せな毎日を送っているかに見えたが、小説家になるため仕事を辞めたジョンとの生活にマギーは不安を感じていた。そんな中、多忙なジョーゼットの子どもたちの世話をするうちに、ジョーゼットとも親しくなったマギーは、ジョンはジョーゼットと一緒にいた方が幸せになれると気づき、夫を前妻に返すという突拍子もない計画を思いつく。
Maggie's Plan 2015年 アメリカ 99min
1月21日より、ロードショー
トロント映画祭にて。