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ラ・ラ・ランド/LA LA LAND

2017-02-01 23:58:29 | 劇場&試写★6以上

 

歌で始まる映画にハズレなし

 

歌、恋、夢、ダンス❣️
これ往年のハリウッド名画のラブロマンス&ミュージカルをカラフルに現代アレンジした感じ
ロマンチックでほろ苦。


これは好みに分かれるかな
ライアンが久しぶりに等身大のリアルな男をチャーミングに演じてて魅了されっぱなし😍💕
サントラも聴いといてよかった💛

待ちきれず試写で一足早く鑑賞。

 

28歳にして「セッションで数々の賞レースを賑わせ、世界中を虜にしたデイミアン・チャゼル監督最新作

先日のゴールデングローブ賞で最多受賞で総ナメ。

今月末開催のアカデミー賞でも、作品賞や脚本賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など最多ノミネート

 

ジャズピアノで自分の店を持つのが夢、セブに、何やらせてもうまい多才な男、ライアン・ゴズリング

今回はジャズピアノをマスターし、吹き替えなしで披露

華麗なキレあるダンス(タップダンスも)

 

 

女優を目指しながら、映画スタジオ内のカフェでバイトをするミアに、エマ・ストーン。

 

この二人、「ラブ・アゲインや「L.Aギャングストーリー」に続き三度目の共演で息もバッチリ 

 

セッション」では鬼教師だった、J.Kシモンズもカメオ程度のちょこっと出演。

 

 昔の同級生で同じく音楽仲間に、ソウルミュージシャンのジョン・レジェンド。

 

 

L.A それは、夢を追いかけ続ける人たちの街。

LA.LA.LAND っていいタイトルつけたな〜

LAの夢の世界を現してるし、ここにはない理想郷という感じも与える素敵なタイトル

 

 

9/10(97点)

 

 

 

出た!早くも今年の高得点!

 

冒頭から傑作ミュージカルシーンの圧巻。

映画には登場しない人たち、つまり一般庶民の日常の中、高速道路の渋滞の中

車から飛び出して次々に歌い踊る多種多様な人たち。

女優を目指すエマ演じるミアが、同じく女優を目指すシェアハウスの女の子たちと

新しい世界に導いてくれるまだ見ぬ人と出会うかもしれないと

歌い踊りながら夜の街に繰り出して行く。

冒頭のシーン同様、ポップでカラフルなドレスが夢のように舞う。

 

名シーンはたくさんある。

映画館の中でゆっくりと、初めて手をつなぐ瞬間、

こんな素敵な景色の中でときめかないなんてもったいないと踊り出すシーン

ミアの最後の面接の語りから歌になるシーン

ラスト15分。

 

 

出会いは最悪。でも恋に落ちる二人。そのうち障害が生じる(二人の格差や恋敵や色々)

それでも絆を深め合う、結局、別れる、もしくはハッピーエンド。

ストーリーは昔のミュージカルや恋愛映画みたいな王道パターンながら、

古き良きオマージュ的な要素に、監督の好みと、ミュージカル原作ではないオリジナル脚本の要素が加わって、

現代的なミュージカル映画として輝いてる

わたしはこのブログで何度も書いてるけどミュージカル映画、音楽映画が大好き

加えて、近年みるたびに好き度が増す俳優、ライアン・ゴズリングとくれば

ダメなわけがない! 笑 そして最高の音楽

 

ライアンとエマの二人のパフォーマンス力と魅力に溢れていて、

さらにそこにオリジナルの楽曲たちが彩り、映画の魔法にかかったよう。

個人的に、ライアンが今回久しぶりに等身大の魅力で、最近変わった暗めの役柄が多かったので

キュートでチャーミングで、男気のある 優しいだけじゃない男。 

女子?が夢見る王子様。 まさに理想的な男性像となってたところがたまらない

男性もロマンチック大歓迎、

あー、こういうのタイプなのねと思われて結構 笑

 

ま、わたしの好みはどうでもいいとしても、帽子を回しながら歩くライアン(セブ)、

ジャズはいいと熱弁するライアン(セブ)、

君はできる、なれる!といきなり自信ありげに励ますライアン(セブ)、最高

 

 

とにかく、サントラを聴きこんでいったおかげですぐに歌いたくなり

全編通して、この曲はここで使われるんだ〜っていうのが毎回あるのが先に聴いてると面白い。

夢を追いかければ叶う。とか、よくあるメッセージ性がいいのではなくて、

誰かが亡くなって涙、とか、 ここに感動、とかではなくて、

今のこういうご時世だからこそ、明るく楽しく、ポジティブに生きていこうという気持ちになれる

まさに夢のミュージカル これはオスカーのじいちゃん達も参ったか。

 

後半のジャズバーに入っていくと、、、、ある一瞬の時に時間が巻き戻しされて

もしあの時ああだったら、、、という願望が映像化する。

これはもしかしたらというか、やっぱりLAでハリウッドの映画の世界が舞台のストーリーで

わたしの大好きなデビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」の影響もあるのかなって思った。

ミアの願望(夢)がたった数分現実とは違う形で再現されるラスト近くは

叶わなかった恋をより切なく、そして思い出の「恋」へと昇華させる。

 

実らなかったからこそ輝く恋。 ミアとセブの最後の目と目の会話が深い余韻を残す。

 

ハッピーエンドが好きな人は、何で、、、、って思うかな。

昔のハリウッドの恋愛映画はこんな感じだったなぁ、、、、って

監督はいろんな作品に影響受けて、オマージュとしてるとは言ってるし

それが何の映画というのはあえて言ってもあまり意味ないし探してもしょうがないとわたしは思うけど

そういう昔の映画に影響を受けるからこそ

また現代の若い世代の監督が新しいものとして生み出していく。これは映画にかかわらずだけど。

昔の恋愛映画やミュージカル、今見ても本当に素敵なものが多いから、

あまり観てこなかった人はもっともっとたくさんみるといいのに。今の映画を観るだけじゃもったいない。

わたしも最近は古い映画なかなか観る時間取れないから見なおしてもいきたいな、、、

あとちょこっと、何が足りなかったかというと もうちょっと脚本に意外性というか

オリジナルで独創的なものを盛り込んでたら文句なしだったかな。(厳しいね)

音楽もキャストもパフォーマンスも演出も最高

今年を代表する1作であることは間違いなし

是非是非大きなスクリーンで

 

帰宅してからサントラずっとリピートでかけっぱなし。

公開したらまた観ようっと

 

夢追い人が集まる街ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセバスチャン、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋に落ち、、、、。

     

 

 

公式サイト

LA LA LAND       2016年   アメリカ      128min

2月24日より公開〜

 

2月25日。2回目、L.Aのシアターで観てきましたやっぱり舞台のL.Aで観るとまた感激

 

ライアンの故郷、カナダ トロント映画祭にて。

 

 

 

ライアン、「君読む」以来、13年ぶりの来日を果たしました

この日は仕事でどうやってもいけなかったから断念。 残念。

 

さて今月発表アカデミー賞で、何部門受賞するかな?

作品賞と監督賞、主演男優賞、主演女優賞は固いかな!

 

 

三度目の共演とあってもう全ていいコンビだけど4回目の共演、あるかな?楽しみ