「煩悩(ぼんのう)す
なわち菩提(ぼだい)」
という言葉があります。
人の心身を迷わせ、
いつまでも悟りの境地
にさせないのが煩悩。
菩提とは、煩悩を断ち
極楽往生して手にする
仏の位です。
菩提になるのは難しい
ですが、確かに煩悩を
無くしたり、減らしたりすると悩みが減ってくるものだと感じています。
新たに求めるよりも、
いまあるものに
目を向けると、それで
何とかなるものです。
高価なブランド品に
身を飾るのは、
限りない欲という
煩悩から抜けれません。
ぼろ切れでもいいと
思えば煩悩を断ちきれ
悩みは減るものです。
戦後の何もない時代が
不幸せか?
というと、違います。
隣近所で醤油、味噌を
分かち合ったり、
風呂を貸しあったり、
とても幸せで、
懐かしく
思います。
欲で身の回りを
着飾るより、
心を着飾ると
仏の心が分かって
くるものです。
私はあるものを利用して、それを生かす。
だから、オリジナルの
ものが多くなる。
それを、人は
変わり者と見るようですが。(笑)
「悩みと悟り」は
表裏一体。
悩みがあるから、
悟りが開けるという
意味が、
「煩悩すなわち菩提」
です。
どんな深い悩みで
苦しんでいる貴方
自分を信じて
受けて立てば
その分だけ幸せを
得るものです。
今日を生きる力に
なれば。
合掌