空海を始め、多くの僧が仏教を学ぶ為に、唐に渡りました。
時を経て、私は書の原典を求めて、長安(唐)の石碑林を訪ねて先人達の書風を学んで来ました。
長安はシルクロードの出発地なので、古代から旅立つ人に柳の枝を折って渡す習慣がありました。
きっと空海も多くの僧達も柳の枝をもらったに違いありません。
仏の修業とは、何事も耐え忍ぶ修業といわれています。
欲や嫉妬や怒りに降り回されたり、風が吹いても、雪に押し倒されても再び芽を出す柳のようになれとの願いから。
『冬は永遠に続かない
苦しみも永遠に続かない。
春がそっと
やってくるように
知らぬまに
辛い冬は立ち去り
輝くばかりの春があなたを包んでくれる。
耐え忍んだ時に
柳の心が
分かるのだ』
柳の心あなたに贈ります。