(自作の童話より) 私は隣の欲張りじいさんに、いつも意地悪されています。 今度は先代が大きな栗の木で作った大切な臼(うす)を焼かれてしまった。 泣く泣くその灰を枯木にまいたら花が咲いた。 辛く、悲しい目にあってしおれてる人にまいたら心がパアッーと明るくなって幸せになったんだ。 それから、私はその灰を壷に詰めて屋台で売って歩いているんだ。 ピーヒャラピー 枯木に花を咲かせましょう! しおれた心に花を咲かせましょう! ピーヒャラピー あ! 誰かが手を振っている。 まいど。 おじいさん、内の桜の 木枯れて花が咲かなくなって随分たつの。 私の父が重い病気で最期にもう一度桜を見たいといってるの、お礼ははずみますから何とかお願いします。 分かりました。 お父上様を桜の木の下に寝かせて下さい。 木の枝に登ったおじいさんは灰を一杯撒きました。 花よ咲け! 病気が治って元気になあれ! すると枯木に桜の花が 満開に咲きました。 寝ていた父親が元気に立って踊り出しました。 ピーヒャラピー 花咲かじいさんは 春風に誘われて あなたのそばにも 行きますよ。 ピーヒャラピー 良かった良かった 意地悪なんかに負けるな! ピーヒャラピー 合掌
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