生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

幸せまく人

2019-04-08 14:26:13 | 日々の暮らし

(自作の童話より) 私は隣の欲張りじいさんに、いつも意地悪されています。 今度は先代が大きな栗の木で作った大切な臼(うす)を焼かれてしまった。 泣く泣くその灰を枯木にまいたら花が咲いた。 辛く、悲しい目にあってしおれてる人にまいたら心がパアッーと明るくなって幸せになったんだ。 それから、私はその灰を壷に詰めて屋台で売って歩いているんだ。 ピーヒャラピー 枯木に花を咲かせましょう! しおれた心に花を咲かせましょう! ピーヒャラピー あ! 誰かが手を振っている。 まいど。 おじいさん、内の桜の 木枯れて花が咲かなくなって随分たつの。 私の父が重い病気で最期にもう一度桜を見たいといってるの、お礼ははずみますから何とかお願いします。 分かりました。 お父上様を桜の木の下に寝かせて下さい。 木の枝に登ったおじいさんは灰を一杯撒きました。 花よ咲け! 病気が治って元気になあれ! すると枯木に桜の花が 満開に咲きました。 寝ていた父親が元気に立って踊り出しました。 ピーヒャラピー 花咲かじいさんは 春風に誘われて あなたのそばにも 行きますよ。 ピーヒャラピー 良かった良かった 意地悪なんかに負けるな! ピーヒャラピー         合掌

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