今日は気分を変えて古代の悲恋物語を紹介しましょう。
小野小町の所へ100夜通ったら、思い通りになりますと約束された深草少将は99夜目に雪に凍えて死んだとされています。その為、世間では小野小町は冷たく思いやりのない女性との不評があったようです。そのためか、後世にこんな話がある記事を見つけました。ある綺麗なお姫様の所に
つけ文(ぶみ)をする一人の男がいました。今夜から百夜(ももよ)通ってきたら、きっとお会いしましょうと返事が来ました。入り口に毎晩しるしを刻んでくださいといわれました。そこで、雨の日も、風の日も通いつめて九十九夜となりました。
しるしをつけて帰ろうとすると腰元が出て来て「もうあすで百夜ゆえ一夜くらいおまけしましょうとお連れしなさいとお姫様が申しておいでです。さあどうぞ」。
しかし、男はもじもじしていると、腰元が重ねてうながすと男は「あのう、実は私は1日いくらでやとわれた者で、本人ではありません」と述べたという。当然話はこわれてしまったという事件がありました。小野小町事件以来、女性は思いやりや、優しさを持たなくてはと感じて考えた事。男性は死なない為にと考えた策。
しかし、どちらも裏目になってしまったのです。どちらも悲恋物語になってしまいました。次の三話を私が作りました。ハッピーエンドです。
乞う御期待下さい。
少しでも心の癒やしになれば。祈願
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