法然上人が説いた言葉に「抜苦与楽(ばっくよらく)」があります。
苦を抜き楽を与う。
仏様が私たちをそのようにして救ってくれるという意味です。
室生犀星の詩に
「何者ぞ」
何者か割れたり
我が中にありて
閉じられしもの割れたり。
かれらみな声を挙げて
叫び出せり。
桃の実のごときもの
割れたり。
星のごときもの
光りだせり。
きっと同じような心境だと思います。
苦しんだ先に、星のような光が生まれ、苦しみを抜いてくれて、楽しい事を与えてくれるものだ。
と述べたのだと思います。
これが抜苦与楽なのです。
神様仏様の言葉で
黙っていつもそばで見ているよという黙する言葉にありがたく感謝しましょう。
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