はじめまして。
私は自分自身のアルコールとギャンブルの問題「依存症」という病気からのの回復を目指していく為に初めてブログというツールを使ってみました。
ブログはまだ始めたばかりなので、その効果はあるのかないのか分かりませんが、続けていければと考えております。
そして、もし私と同じような問題で悩まれているような方などへ、私が自分自身の経験を話すことで少しでもお役に立つことができたのなら幸いです。
ここからは少し前までの私が精神科病棟へ入院するまでに至ってしまった経緯をお話したいと思います。
宜しくお願いします。
私は昨年まではごく普通のサラリーマンでした。
前妻と別れてからの6年間は一人暮らしをしています。
仕事帰りには毎日行きつけのスーパーやコンビニで発泡酒(500ml)を2本ほど購入し晩酌をする毎日でした。
日々の晩酌は自分でも飲酒の量をコントロールできる範囲でしたが、ギャンブル(スロット)で大敗をした日などは、その嫌な気分を忘れたい思いでヤケ酒などしていました。
…………そんな中、昨年の秋に12年間勤めた会社を退職したのを期に転落人生が始まりました。
今考えてみれば退職した会社は12年間在籍していて慣れた環境でした。
しかしその当時の私は 『もっと給料の良い、いい条件の会社があるはず!!』 …………… などと浅はかな考えに支配されていました。
まして次の就職先の宛ても全くないままに目先の退職金欲しさに辞めてしまいました。
会社を退職してから少しの間は『今まで12年も勤めたし、2~3ヶ月は遊んでいても問題などないだろう。』
と軽い気持ちでいました。
程なくしてから退職金が口座へ振り込まれました 80万ほどでしたが。
……………それからもともと好きだったスロ屋に朝から通う日々がしばらく続きました。
…………………
スロットへ。
負けてATMへ。
憂さ晴らしのためにビールを買い帰宅。
…………
…………翌日
また朝からスロットへ。
また負ける………
今度は一日に2度~3度もATMへ行き現金を引き出す。
そして、また当然のように負ける。。。
…………………勝っても、負けても
帰ってきてからまたビール。
そしてまた翌日は整理券を貰うために朝からスロット屋へ
そんな毎日を続けているうちに。
打っていても全然楽しくない………………
なんでオレは毎日ここへ来ているんだろう………………………
などと思うようになりました。
勝つときもあるけれど、確実に通帳の残高は減り続けていきました………
………………そんな日々を2ヶ月ほど続けました……………
その頃にはすでに70万ほど負けてしまっていました。
今までの負けを取り戻そうという気は、もうその頃にはなかったと思います。
しかも
『いったいこの人たちは、なんで毎日ここへ来ているのだろう?』
………と今度は自分の事ではなく、自分の周りで打っているひとたちの事を傍観者のように見ていたりする時もしました。
家に帰り夜ビールを飲みながら
『やめよう。明日はスロット行くのをやめよう。』
と思いながら寝床についてみるも、翌日の開店前にはまた整理券を貰うために並んでいる自分がいました。
ここまでくるともう「ギャンブル依存症」でしょう。
たった2ヶ月ほどの間に100万ぐらい使ってしまい 途方に暮れていました。
しかし、そんな自分に絶望しながらも、酒を買い込むだけのお金だけは残していました。
「もうどうなってもいいや!」………と思う反面
「まだ酒を買い込むだけの金は残っていたかな?」………などと自分自身に確認している有り様。
これがアルコール依存症です。
現実を少しでも忘れたい為に大量飲酒に走る………………
もうそうなると以前の「楽しく飲めていたあの頃」のような記憶などは一切出てきません。
親や兄弟にはこういうことで今までにも迷惑をかけてきたことがありましたので、頼みづらく、
限界まで自分一人でひきこもり 我慢してしまっていたことが、余計に精神的にも肉体的にも最悪な状況を作ってしまいました。
身体はいつのまにか浮腫み始めていて腹水がたまりパンパンになった腹。
脚も倍近くの太さにまで浮腫み、まともに自分の部屋のトイレまでも行くことが困難になっていました。
「もう死んでもいいや……」
……と思っていたにもかかわらず、実際に「死」というものが近づいてきているように感じると、途端に怖くてどうしようもなくなり 弟に助けを求めてメールを送りました。
……………そして次の日の夕方……………
弟たちが私のアバートヘ来てくれたので、今までの経緯を涙ながらに説明しました。
母もボロボロと涙を流して泣いておりました。
もう自分では病院までも行けないほどの状態になってしまいましたので、弟に病院まで付き添ってもらい行ってみると診断は 「肝硬変」 「アルコール依存症」 ということでした。
内科の先生は『まぁ、肝硬変はこれから先お酒止めていけば、これ以上悪化することはないから』 …………と言っていただいたので少しは安心したのですが、
………次に向かった精神科の先生からの言葉はとても恐く、聞いているうちに血の気が引いていった感覚を未だにハッキリと覚えています。
精神科の先生からの話は 『アルコール依存症は病気です。しかも進行性であり、そのままほったらかしにしていれば、いづれ死に至ってしまう場合が多い病です。』
『初期の治療として入院したほうが良いと思います。酒を止めたばかりの時には離脱症状(手の震えや幻覚や幻聴などの症状)もあるかもしれませんし……』
…………………という話だった。
その後入院。
そして…………
現在は3ヶ月の入院期間を終え退院。
自宅に戻り療養しつつ、アルコール依存症、またギャンブル依存症からの回復をゆっくりですが目指しています。
少しばかりですが入院期間中にアルコールやギャンブル、またほかのアディクション(嗜癖)についても「依存症」という病気について勉強しました。
自分の日々の日記も書いたりはしていますが、 私と同じような経験を持つ方のブログなどを拝見させていただいているうちに投稿してみたくなり、始めてみました。
治療や回復の専門的な知識などはまだあまりない私ですが、回復に向けてこれからの日々の経験、または現在定期的に通っている自助グループ(AAやGA)について私なりに感じたことを書いていこうと思っています。