くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

年末のごあいさつ

2016-12-31 00:48:00 | 日記
この一年ホントにイロイロな事がありました…………………





酒とスロットに溺れ、引きこもっていた1月。


そんな生活を続け身体が限界。病院へ連れて行ってもらった2月。



入院生活にも少し慣れて仲間もでき、手鞠作りも覚えた3月。



OTでのおやつ会。仲間が作ってくれたクレープが絶品だった4月。



退院。AAとGAに繋がって新たな道を模索し始めた5月。




退院後の私の体調をいつも気にかけてくれている友と久しぶりの釣行に出掛けた6月。




何十年ぶりか……心配をかけ続けている母と高原へのドライブをした7月。




同じような病を持ちながらも、いつも人のことを気遣ってくれる従兄と海釣り遠征した8月。




あまり今年は渓流には行けなかったけれど、目の覚めるような精悍で鮮やかなヤマメに出会えた9月。




AAのOSM(オープンスピーカーミーティング)に初めて出席。
20年来の付き合いの友と久しぶりの再会もできた10月。




自分の回復(成長)に向けて少しでも有効ではないかとブログを始めてみた11月。




過去の自分を振り返ってばかりいた12月。




…………………
…………………
…………………
家族、友人、仲間。



この一年私がお世話になったすべての方々にこの場を借りてお礼を言わせて頂きます。



『ありがとう。
心配ばかりかけてごめんなさい。

来年はもっと精神的に強くなれるようにがんばりたい。

でもまだまだ私は弱い。
鬱っぽい時も多々ある。
理想としている自分になりたいと思いながらも、日々の自分の行動力のなさに苛立つこともしばしば……

今は大きな目標など持ってもきっと達成できないと思います。
だから小さいことからでも一歩一歩踏み出す勇気を持てるようにがんばります。

今年1年間本当にありがとうございました。

m(__)m 』










⑭ハンドメイドルアー:リップ作り

2016-12-30 14:31:56 | ハンドメイドルアー
いよいよ終盤です。

複雑な流れの中を安定して、キレのある泳ぎのルアーを作るためにはやはりリップが必要不可欠です。
この工程ではそんなルアーリップを作っていきます。

実は私はこのリップ作りがキライです(-_-)
私が思っていた以上に手間がかかるからです💦



以前はホームセンターや100均に売られている塩化ビニール板を切って作っていた事もありましたが、最近ではネット通販で売られていたリップボード(サーキットボード)を仕入れて製作しています。




厚みは0.6mmと0.8mmを使っていますが、今回は作っているルアーは かなり小さめなので0.6mm厚のものを使用しました。
渓流サイズのルアーでは一般的には0.8mm厚を使うことの方が多いようです。





プラスチック用のハサミなどでも簡単にジョキジョキとカットできるらしいのですが私は持ってはいないので、📏定規などをあてながらプラスチックカッターにて切っていきます。





次に作りたい形状のテンプレートをクリアファイルなどで作っておきます。


すでに作ってあるルアー本体へ差し込むことを考えて、少し長めに作っておいたほうが良いと思います。取り付け時に長すぎたら後でカットすればOK。


テンプレートをサーキットボードにあてながら下書きをします。



ヤスリで仕上げていくので、下書きよりも少し幅に余裕をもたせながら切っていきます。



角をニッパーなどで切ります。




次に両面テープを使い、今回作っている4枚を貼り合わせます。
貼り合わせたものを私は金ヤスリである程度まで整形しています。




貼り合わせることで4枚の面取りもしやすくなります。

金ヤスリである程度まで整形できたら
ここからは両面テープで止めてある4枚を剥がして1枚づつ耐水ペーパーで仕上げていきます。



左右対称にしていくのが結構大変です💦💦

削りすぎてしまわないように、ここは慎重に。




( ̄▽ ̄;)ハァ、やっと4枚なんとか終わりました。






(⑮最終回へつづく)









短気は損気

2016-12-29 02:30:00 | 日記
先日ワイドショーを何気なく眺めていたら、目を引く映像が飛び込んできた。

それは某運送会社のシャツをきた男性の配達人がスロープになっている場所で、スロープの下から上に荷物を運ぶ為の台車を放り投げている。
台車は本人の意思に反して坂を転がりながら戻ってくる。
やけくそになりながら何回も台車を投げまくった挙げ句、台車だけではなく届けなくてはならない荷物と思われる段ボール箱まで狂ったように投げまくって地面に叩きつけている配達人の映像だった。

その怒りまくっている配達人のすぐそばを、見て見ぬ振りをして何気なく通りすぎる人たちにも衝撃を受けたが、その映像をたまたま風景を撮影していた……という一般人にも驚いた。

『この方は多分年末の忙しい最中、交通渋滞だったり、自分の思うように配達できずにイライラしていたのではないのでしょうか。』
とワイドショーのコメンテーターが言っていた。

この配達人を雇用している企業は謝罪と再発防止を誓うコメントを出していた。





うーん。………まさか怒り狂っている自分の姿が全国メディアで流されるとはその配達人も夢にも思わなかったであろう。

恐い時代だ。






この話題を書こうと思ったのには理由があります。

私も以前は似たようなことをしていた事があったな。。。

……………と思い出したからです。


私は以前に産業廃棄物の収集運搬の仕事をしていました。

お客様から預かる荷物ではなく、廃棄物だということを除けばテレビに出ていた配達人と同じ。

忙しい仕事の最中に、上司からの理不尽な命令に腹を立てて我れを忘れる。
取引先のお客様の敷地内であるにも関わらず、人の目など気にすることもなく、怒りまくって自分の運転している収集車に廃棄物を投げつけまくっていた時もあった。。。


………もしあの場面でお客様からクレームのお叱りを受けたり、会社へ電話などがかかってきていたら…………


…………などと考えると、未だに我ながら恐ろしく感じる。




私はそもそも昔から短気。

会社に務めていれば当たり前だけど上司からの命令には従う。
しかし、腹のなかでは「ふざけんな、あいつ。」といつも思っていたし、そんな私の様子は言葉に出さずともきっと態度にも現れていただろう………と今では感じている。



「目は口ほどにものをいう。」


つくづく今更ながら感じます。





私はすでに1年前にその会社を退職しました。
そして今回のアルコール依存症での入院~退院。
入院してから依存症からの回復のための12ステップを教えてもらいながら、自分の気持ちの整理をしていきました。

ステップ④
「人の過ちはさておいて、私たちは自分自身の誤りだけを断固として厳しく見つめた。自分がどこで利己的で、不正直で、身勝手だったのか。何を恐れていたのか。何もかもが自分だけのせいでそうなったのではないにしても、他人をまったく抜きにして考えてみようとした。」



退院後……………

そんな元上司(社長)である彼のところへ出向いて、謝罪(ステップ⑨埋め合わせ)をしてきました。

はじめはそんな辞めた会社に今更行くのも躊躇しました。ましてや犬猿の仲だった彼(社長)との面会をするのはスゴく勇気がいることでしたし、ぶっちゃけイヤでした。
ですが、そこへ行くことを決めたのは他の誰でもなく自分。

なぜなら当時の自分自身の過ちを認めることができたから………




『謝りに行こう………』

なぜか突発的でしたが、謝罪にいく意欲が不思議と湧いてきました。

多分いつまでもズルズルと自分の中にあるイヤな感じを引きずりたくなかったからだと思います。

……………
……………
……………



『こんちは〜。』

『お久し振りです社長、少し時間頂けませんか?』



…………と挨拶をすると、彼(社長)は
『◯◯さん、久しぶりじゃん。』
と笑顔で近づいてきた。
彼(社長)との対面はその会社を辞めて以来、約8ヵ月ぶり。




私は勤めていた頃の自分の彼に対する態度を謝罪しました。
『社長、怒るかもしれないけど、オレここに勤めていた頃は貴方がキライだった。
反抗的な態度もあったと思う。………だからその時の事を謝りたかったから今日は顔を出しました。』


…………そう伝えると


彼(社長)は
『◯◯さん、なんか顔つき変わったね。以前よりも穏やかな顔をしてるよ。一目で見てなんか昔と違う感じがしたよ。』
…………と言ってくれました。




…………それから…………



一時間ほど二人で話をしたでしょうか。。。


退社してから現在までの私の出来事などを隠さずに伝えることもできました。



まぁ、結果的には以前に確執があった彼(社長)との和解が叶いましたが、いつもこんなにうまくいくとは思ってはいません。

ですが少しでも自分にも否があると思う事、又は心残りに感じたりしていることがあったのなら、とりあえず会いに行ってみる。それがもし相手に対して受け入れてもらえなかったとしても。
自分自身のために。

道路に例えるならば対抗車線(相手側)の気持ちはともかく、自分の気持ち側の車線だけでも掃除ができた……という感じでしょうか。




『また、たまには顔出してよ。嬉しかったよ。』

………と彼(社長)は最後に言ってくれました。



そんな彼(社長)は私よりも一回りぐらいの歳下。


今でも私はその彼(社長)のすべてを肯定しているわけではありません。

でも少なくとも勤めていた頃の「当時の私」…………よりは精神的には彼のほうが上だったのではないかと思います。(立場上ももちろん彼のほうが上だけど)




自分の中にいつまでも残っていた、わだかまりの一つが消えました。







私は昔から短気。
すでに亡くなっているけれど、お世話になった親戚の叔母ちゃんにもよく言われました。

「オマエさん、短気は損気だぞ!!」

……………と。




そんな言葉を今でも思い出します。










追伸:

運送業の皆様お疲れさまです。



年末の忙しさは私も昔は経験しておりました。

叫びたくなるぐらい忙しい時もあるかとは思いますが、自宅まで安全運転でお帰りください。

通院日12月28日(水)

2016-12-28 21:10:10 | 日記
今日は年内最後の通院日。

現在は3週間に一度のペースで総合病院の精神科へ私は通っています。

インフルエンザやらノロウイルスやらが蔓延しているかと思いマスクを着用していくが、外来の待合室ではほとんどの人たちがマスクなどはしていない。
???
ここ、病院だよな?
………と思うぐらいの違和感を覚えた。

少ししてから「◯◯さん、どうぞ」
と呼ばれたのでいつもお世話になっている先生のいる診察室へ………

中へ入ると先生もノーマスク。

【本日の先生との会話】

先生:
「◯◯さん こんにちは、ど、どうですかね最近は?」



私:
「あの、先生。マスクとかしないんですか?
大丈夫ですか?いろんな患者さんとお話しすると思うのですが、インフルとかノロウイルスとか……」




先生:
「うーん。
大丈夫みたいですね 、今のところはハハ(^^;…………
まぁ患者さんと話をするときに、私の表情が分からないと患者さんも不安になるといけませんしね。」




と先生。


これは精神科の先生の配慮なのか?
うーん。。。
私的には先生のほうが心配になった今日の出来事。

因みに診察はその後いつものように10分ほど先生とお話をして終了しました。



……………その後…………

時間もあったので現在入院しているKさんの面会へ病棟の方へいきましたが、現在はインフルエンザとノロウイルス感染予防のため近親者以外の入室は禁止されていました。

しかし病棟側にあるOT室(作業療法室)は開いていたのでそこへ顔を出してきました。
OT(Occupational Therapy)
以前の記事でも少し紹介しましたが、私の入院していた病院には心のリハビリテーションを行っていく作業療法室があります。
(OTに関する以前の記事はコチラ⤵)
通院日11月16日(水) - くもり空の下で……



OT室へ行くと作業療法士のAさんが笑顔で迎えてくれました。

「◯◯さん、お元気ですか?
…………あ! 師匠もいらっしゃいますよ、あちらに」


……と指してくれた方をみると、以前私が入院していたときにお世話になったKさんの姿がありました。

以前に手鞠作りでお世話になったKさんは、新たなものを作っておられました。

挨拶をしてから私と作業療法士のAさん、そしてKさんの3人で談笑しながら、Kさんが現在製作中の小物入れの撮影許可をいただきました。

素材は段ボールらしいです。横幅20㎝ぐらいでしたが、精巧に作られていました。


3人で話をしながら
「近況ブログを書いたりしているんですよ、最近。」

……話すと、

「おぉ、それはいいですねー。」
と作業療法士のAさんは言ってくれましたが、



その言葉とは対称的に慌ててAさんは私のスマホのフレームからササッとフェードアウトしていきました………





💧







「 もちろん固有の場所、個人名などは伏せていますから。」



…………と説明しましたが、その後2度とAさんが戻ってくることはありませんでした
( ̄▽ ̄;)💧





大丈夫かな、今後が心配だわ。







⑬ハンドメイドルアー:トップコーティング

2016-12-26 20:35:00 | ハンドメイドルアー
前回は目玉を入れる作業までようやく終わりました。

ここでは⑫で貼りつけた目玉シールが剥げたりしないようにするため、それとルアー強度を保つための最後のコーティング(ディッピング)を行います。


……………といっても、決して難しい作業ではありません。
今までディッピングしてきた工程と方法は一緒です。



私はこのトップコーティングを4回~5回ほどしています。

今までと同じく頭と尻尾を交互にディッピングを行っていきます。

セルロースセメント100%のビンへ漬けて上げるだけです。
ゆっくりと漬けて、ゆっくりと上げます。



そして乾燥を半日ほど。




頭と尻尾を交互にして4回~5回繰り返します。





湿気の多い季節、または雨、くもりの天候などはかぶり気味になってしまうので注意して下さい。
もしかぶってしまったらリターダーを使うか、もう一度ディッピングすれば簡単にくもりは取れます。

しかしあまりトップコーティングの回数を多くしてしまうと強度は上がると思いますが、せっかくのバルサ素材特有のキビキビした動きに影響が出てしまいます。


トップコーティングの回数は多すぎず、少なすぎず……………

この辺がビミョーに難しいところです。





私は今回4回のトップコーティング(ディッピング)を行いました。




コーティングが終わったらアイに溜まっている余分なセルロースセメントをデザインカッターなどで取り除いて下さい。



ようやくボディは終わりました。






残す工程はリップの作成と取り付けのみとなりました。



(⑭へつづく)